回復整体基本メソッド解説(はじめに)

はじめに

 

このコーナーは、

  • これから日本回復整体の技術を習得しようとする方
  • 過去に基本メソッドを学ばれた方への復習用のテキスト

として基本的な理論をもとに具体的な回復整体技法を誰もが理解できるようにまとめ、解説しました。

このコーナーから習得した理論と技法を、施術院に来院される不調者やご家族が正常な骨格を取り戻し、健康を維持するために役立てていただければと思います。

 

またこのコーナーは、現代日本において、昔ほど姿勢教育がされていないことを多くの方に知っていただき、その改善方法の一つとして家庭内に取り入れていただきたいと思いました。

人間にとって環境に応じた適切な姿勢教育は、生きていく上で最も大切な知識の一つです。

生活上の姿勢や動作が間違って習慣化されているために起こる骨格の歪みや関節の可動不良(筋の異常緊張や萎縮)によって、痛みや生活上の不具合に悩む方は今後益々増えていくと予想されます。

 

そこで回復整体の基本的対応法を解説し、現代の日本社会に姿勢の大切さを理解していただくことも目的の一つになっています。
現在、脳科学を利用した様々な取組みがされています。

現代医学をはじめ民間療法まで、脳科学によって効果が実証されることで理解が広まっています。

回復整体の理論は、「脳科学」を応用的に発展させて構築されたものです。

 

具体的技法にはそれぞれのテクニックがありますが、理論そのものは既に現代の科学が証明したものであり、現代日本の教育の上で誰もが理解しているものであります。

特にこのコーナーで解説している基本的な内容は、脳科学を利用した施術法です。

具体的には条件反射と無条件反射を利用した骨格の改善方法です。

なぜ、脳の反応を利用した方法が重要なのか。それは、身体活動において全ての指令を行う中枢が「脳」だからです。

 

脳なくして身体活動や精神活動はありえません。

あらゆる骨格上の反応は、脳が外界からの刺激又は内部の記憶情報において行われるものです。

脳がその反応を認識して、初めて様々な反応があるのです。

身体は体温を環境に応じて適切に調節したり、老廃物を除去し血行を良くするなど、常にバランスをとっています。

同様に、骨格筋も脳の指令を受けてバランスをとっています。

 

間違った姿勢や精神的ストレスなどの環境による脳の指令でも、骨格筋はそのままに記憶します。

生活習慣により間違った姿勢や動作が習慣化されると、脳はそれらを意識せずに楽に行えるようにパターン化して記憶してしまいます。

そのような状態を一度でも習慣化してしまうと、今度は意識的に行おうとしても、思うように骨格の改善はできなくなります。

このコーナーは、そのようなケースを想定して作成されています。

 

また具体的な技法以外にも、施術が必要な対象者と内面的なアプローチ法でも対応することにより、更に回復整体の効果を高めることができます。

このコーナーに掲載されている内容は回復整体の基本的な理論・技法ではありますが、この技法を実践される方が常にプロ意識を持って行うことが重要です。

回復整体を実践されるセラピストは、このコーナーで解説するような基本的な身体情報についての知識と知恵を求められます。

 

施術の現場において、常に目の前にいるクライアントの骨格に合わせた骨格問診、検査、診断を確実に実践し、「同じ症状は二つとない」と考えて、骨格診断の結果に合わせた技法の組み合わせを行うことが大切です。
なぜ、脳の反応を利用した方法が重要なのか。それは、身体活動において全ての指令を行う中枢が「脳」だからです。

脳なくして身体活動や精神活動はありえません。

あらゆる骨格上の反応は、脳が外界からの刺激又は内部の記憶情報において行われるものです。

 

脳がその反応を認識して、初めて様々な反応があるのです。

身体は体温を環境に応じて適切に調節したり、老廃物を除去し血行を良くするなど、常にバランスをとっています。

同様に、骨格筋も脳の指令を受けてバランスをとっています。

間違った姿勢や精神的ストレスなどの環境による脳の指令でも、骨格筋はそのままに記憶します。

 

生活習慣により間違った姿勢や動作が習慣化されると、脳はそれらを意識せずに楽に行えるようにパターン化して記憶してしまいます。

そのような状態を一度でも習慣化してしまうと、今度は意識的に行おうとしても、思うように骨格の改善はできなくなります。

このコーナーは、そのようなケースを想定して作成されています。

また具体的な技法以外にも、施術が必要な対象者と内面的なアプローチ法でも対応することにより、更に回復整体の効果を高めることができます。

このコーナーに掲載されている内容は回復整体の基本的な理論・技法ではありますが、この技法を実践される方が常にプロ意識を持って行うことが重要です。

 

回復整体を実践されるセラピストは、このコーナーで解説するような基本的な身体情報についての知識と知恵を求められます。

施術の現場において、常に目の前にいるクライアントの骨格に合わせた骨格問診、検査、診断を確実に実践し、「同じ症状は二つとない」と考えて、骨格診断の結果に合わせた技法の組み合わせを行うことが大切です。
回復整体は、その場限りの「気持ちよさ」を慰安的に提供するものではありません。

 

前述したように、目の前にいるクライアントの骨格の状況に合わせて情報を得て症状を把握し、各技法やその組み合わせを選択して実践します。

実践する技法は常にクライアントの環境を重視し、決してセラピストの環境に合わせて行ってはなりません。

目的は、施術の結果、クライアントの望んでいる身体各所の症状や痛みを改善することにあります。

しかし回復整体を実践するセラピストは、目の前の症状や痛みのみを診るのではありません。常にクライアントの生活や心理的背景を意識して取り組むことが必要です。

 

症状や痛みを改善することは当たり前として、クライアントがその症状や痛みが改善した後、何を目的にしているのかを把握していく必要があります。

症状や痛みを改善して過不足ない日常生活が送れ、仕事や学業、趣味などそのクライアントが望む人生を歩むイメージを共有して、セラピストとクライアントが共同で取り組むことが最も大切なことです。

このコーナーはクライアントの症状や痛みなどの不具合を改善することが目的ですが、同時に、回復整体を実践するセラピスト自身が人間的に成長するための書でもあります。

 

コーナーに沿って理論・技法を学習することで、セラピストとしての技量と人間的成長を同時に研鑽することが可能となっています。

そして更に上級の応用技法を学ぶためのステップとして、このコーナーのカリキュラムを徹底的に利用して基礎技術をマスターしていただきたいと願います。

 

基礎的な回復整体を現場で活用し、経験を積むことで、更に的確な骨格上の問題を改善できることができると思います。

回復整体を実践する方は地域になくてはならない健康回復セラピストとして活躍し、骨格上の教育から健康的な生活習慣にまで関わって地域住民のお役に立っていただくことが、私たちの基本的な理念であります。

日本回復整体総合学院  代表  小森秀信


基本7メソッド<目次>

回復整体基本メソッド解説(はじめに)

普段何気なく生活している中で人間はどのように身体を動かしているのか

回復整体の理論について

基本7メソッド骨格検査・診断編

直立姿勢位歪み診断法<姿見検査法>

直立姿勢位歪み診断法<アーム検査法>

正座姿勢位骨格診断法<正座検査法>

直立姿勢位歪み診断法<腸骨検査法>

イス姿勢位骨格歪み診断法<イス腰掛検査法>

基本7メソッド実技編

1.イス姿勢位回復法<イス足組法(骨盤前後の調整法)>

4.伏臥位腰背部軽擦法<広背筋を緩め筋肉痛解消>

5.イス前屈微圧法<座位で腰背部の緊張を解消する>

6.原位足首回転法<下半身・骨盤の全体調整>

7.上腕伸ばし姿勢位回復法<上半身の全体調整>


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