回復整体・経営・伝達(コミュニケーション)プログラム
前回の記事「整体師は自分を知る・他人から見た自分を知ること」
目次
1.整体院は地域性をなるべく把握すること
季節や地域イベント、職業の把握から症状に見合ったチラシを作成しましょう。
以前に述べた地域マップ、不調者マップを活用してください。
既に開業している先生方は、待ち針を使って、誰がどういう地域から来ているのかを把握し、地域を細かく分けます。
ホームページを作成しての反応、あるいはチラシを撒いたときにどんな人が来たのかを把握したり、地域がらどういう症状がでるのか、地域の産業によりどういう症状がでてくるのか調べておきます。
私たちの地域では、一番茶が終わり、6月7月になると腰痛の人が多く来ました。
お茶摘みでは特に腰を痛めやすいので、その時期出すチラシには「ずっと同じ姿勢で同じ作業をしていると腰が痛くなってくる」というような共感を誘う症状を入れます。
職業的に座り仕事が多い、立ち仕事が多い、農家が多いなど、職業を把握しておくと症状が絞られるので、その症状にあった何種類かのチラシを作っておき、場に応じてパッと出せるようにしておきます。
ただ、それなりのきっかけというものがあるので、その場の空気を読んですーっと入り込んでください。
男女の関係でも、男性が女性を見て綺麗だと思ったらすぐ「付き合ってください。」とは言うわけではないでしょう。
逆に言われたらどう思うでしょうか。
名刺のようなものや、冊子などを常にかばんに入れて持ち歩き、偶然持っているかのようにとさりげなくアピールする訓練も必要になりなります。
いきなりやるのが恥ずかしいと思えば、例えば郵便局や銀行に行き、隣にいるおばあさんに「今日混んでいるね。」と言うことから始めましょう。
コンビニに行ったら、レジの人に「ずっと立ちっぱなしでたいへんですね。」と声をかけるなど、その場の空気を読んで、お手すきだなというときに一言二言話してすっと印象付けます。
そういう風に訓練していくということです。
例えば、オリンピック選手に1年間水泳の講義をしてもらっても、実技経験無しで、一年後突然プールに入れられたら上手に泳ぐことはできないでしょう。
今日から、すぐ実践していくことが大切なのです。
2.年齢、性別、居住環境、住宅地、持ち家か、借家かなどの項目を作成する
地域性の把握以外にも、チラシを作る前に年齢、性別、旧来の住宅地か新興住宅地か、持ち家か、借地かなど対象となる項目を挙げます。
家の大きさで金銭的余裕を判断しがちですが、私の経験上、いい家ほどお金を持っていません。
持ち家の方はローンをかけているため、アパートに住んでいる方の方が蓄えている場合があるのです。
しかしながら、あまり持ち家かアパートかという条件には偏らないほうがいいでしょう。
新興住宅地でローンを組んで建てている家があったとしても、痛みはお金にはかえられず、何かあったらローンを返せなくなってしまうのですから、健康意識が高い人はいます。
住宅の形体から金銭的余裕を判断するためではなく、家族構成の推測やどのように開拓していくか考え、ツールを作るために、項目を作成することが大切だということです。
チラシの作成では、年齢別で症状が違うこともあれば、婦人疾患もあれば男性特有の症状もあるので、その意味でも自分の地域にどのような業種の折込みチラシがあるのかつかんでおくのもいいでしょう。
健康食品や健康関連事業など、健康に関する業種がどのような宣伝媒体を使っているのか調べると参考になります。
それに合う症状がその地域にあるということなので、そこで判断することもできます。
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