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標準アプローチ法実技の実際
標準APP法における骨格検査法
仰臥位での検査
膝曲げ検査、膝上げ検査
膝は相手に曲げさせる。
次に、呼気で相手の膝頭下部または、大腿の後側を持って、両足を床に着けた
まま大腿を垂直よりも少し上方(頭方向)へ傾けた位置で固定し膝頭内側の差
をみる。
上記が終了後、呼気で膝を前方斜め方向に手前に引く感覚で持ち上げる。
両膝が相手の可動範囲に応じて無理なく上がった場所で膝頭の左右の差(高低)
をみる。
その後、吸気で両膝を持ち上げた手前の状態に戻す。
腹屈膝立て検査終了後、本人に自然な位置に足を伸ばしてもらう。
これらの一連の動作は、痛みがある場合は省いてかまわない。
決して無理に行わず、常に状況を相手に確認しながら行うこと。
膝上げ検査は、骨盤、股関節、腰椎を同時に検査する方法である。
特に股関節の状態を把握する上で最も大切な検査となる。
標準APP法にあっては転位が軽度のもの、股関節周辺筋肉の緊張や萎縮がひどい状態でない症状にあっては解消する場合がある。
解消しない場合は全て回復応用APP法での手法となるが、基礎的な転位の考え方を以下に説明する。
標準アプローチ法/仰臥位・伏臥位骨格検査解説
<目次>
1.標準アプローチ法実技解説/ 標準アプローチ法手順について
3.標準APP法における骨格検査法/検査と観察(用語の説明)
7.標準アプローチ法実技解説 /膝の曲がりと高さをみる(仰臥位)
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