目次
イス足組法の目的対象者のイス座位での身体情報(骨盤の前後)を調整し骨格の不具合症状を改善する。(脳の記憶・パターンの書換) ①写真のように相手に自然な姿勢(力を抜いた)でイスに座ってもらう。 ② 「この位置に姿勢を正して座って下さい。」等の言葉かけはしないこと。 ③イスへの座り方は個人差があるので相手が無意識に行う姿勢を優先すること。 |
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具体的手順(足を組む)①イス検査法にて左右の膝が後方側の足を前方側の足に交差させ足を組む。 ②この時、決して無理に膝を置かない。 ③必ず相手に無理のない範囲で足を交差させ置くこと。 |
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具体的手順(足を組めない場合の方法)①イス検査法にて左右の膝が後方側の足を前方側の足に交差させ置く。 ②足を交差させる際、可動不良により置けない場合や痛みが生じる場合は写真のように足首付近で交差させても良い。 |
具体的手順(施術者の手を置く)①写真のように相手の後方側の膝を前方側の膝に交差させ乗せた後、施術者の両手を相手の両手に置く。 ② 「相手の両手に施術者の両手を置くことで、これから行う技法に対しての不安や恐怖を与えることなくスムーズな施術が可能となる。 ③相手の両手に施術者の両手を置く際、決して無理な圧をかけることなく行うこと。 |
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具体的技法(膝を左右に動作させる)①交差させた状態で施術者は相手に軽く膝を左右に動かしてください。と指導する。 ②左右に動作させる目安は、往復10回程度とする。 ③一度の施術で左右の膝頭の差が解消しない場合は2回程度繰り返しても良い。 |
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イス姿勢位回復法では、骨盤の前後のズレを調整します。イスに座り左右の膝の前後の差を確認することで、簡単に骨盤の前後のズレを確認することができます。 差を確認して、後方側(凹側)の足を前方側(凸側)の足に組むことで骨盤の前後のズレに関係している筋群に牽引がかかります。 更に左右にやさしく動作することで内部の細かい筋群に影響を与えることができます。 やさしく無理なく動作することにより、脳は安全な刺激として受け入れてくれます。 逆に痛みを我慢しながら無理やり動作すると、膝の前後を確認したとき以上に前後の差が広がってしまいます。 骨盤が前後にズレているのは、普段の生活の中でイスなどに座る際、無意識に足を組んでしまうなどの姿勢を習慣化しているからです。 無意識に足を組むとき、ほとんどの場合同じ側の足を組むのではないでしょうか? これは「足を組んでイスに座る。」という姿勢の繰り返しを脳が記憶してしまい、無意識に日常的に行われてしまうことが原因です。 骨盤のズレは、腰痛、股関節痛、膝痛等、様々な症状に発展することがあります。 この技法をマスターすることでこれらの症状を誰にでも直ぐ行える回復整体として利用してみて下さい。 |
普段何気なく生活している中で人間はどのように身体を動かしているのか
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