整体院経営起死回生のために、STEP③目標づくり、意識づけで勝負の半分は決まるの続きです。
目次
結果の出る技術は持って当たり前! ここからスタート!治療院経営の極意 【起死回生7か条】
「想い」を継続するために
紙に書いて貼れば、夢は叶う。(整体院経営起死回生のために、STEP③目標づくり、意識づけで勝負の半分は決まる)
そうか自分もやってみよう、と思って紙にでっかく「年収2000万」と書いて、自室に貼っておいた。
よーし、これでオレも外車が買えるぞー!
でも、治療院で待てど暮らせど、やっぱり患者さんはやって来ません。
当たり前の話です。(笑)
決断と行動が伴わなければ、現実は何も変わらないからです。
現実が変わらなければ、「年収2000万」と書いた紙も「しょせんは夢」。
「やっぱりそんなうまい話があるわけないや」って、あきらめてしまう。
それが、ほとんどの成功しない施術家(治療家)の先生たちの事例です。
なぜそうなるのでしょう。なぜ施術家(治療家)というのは、自分の夢や目標をしっかりと事業化することができないのでしょうか。
それは、施術家(治療家)は、たいていひとりぼっち
だからです。
自分ひとりの自由の世界だから、つい甘えてしまうクセがついています。
家族が餓死するほどの非常事態にあるわけでなく、なんとなく生きてはいける程度の収入はあるから、夢や目標に向かって負荷に耐えようという気力が起きません。
ひっそりした治療院にひとりでこもっている時間が長くなれば、人と会うことさえ億劫になっていくでしょう。
いけないと思っていても、成功している施術家(治療家)に対して妬み、恨み、嫉みを感じてしまう。それが悪循環となって、どんどん経営者としての行動を押さえ込んでしまうのです。
「年収2000万を本当に実現するんだ!」
その張り紙をした当初の想い、気魄、根性というものは、どんなに立派な人間でも、達成できそうもない状況が続くにしたがって色あせていくものです。
個人で事業を立ち上げた施術家(治療家)にとって、そこを乗り越えることは最重要課題です。
だから、アナタの想いを維持し、それが本当に実現できるんだと本気で信じられるように、いつもサポートしてくれる「仲間」が必要なのです。
自分のことのように考えてくれる仲間たち
意気投合して結成した卒業生のグループ活動は、特に目的を持った集団というわけではありません。
もちろん、規約などもありません。
カンタンに言えば、学院を卒業した単なる施術家(治療家)仲間、それがすべてです。
でも、日本全国に散らばっているそんなグループのメンバーですが、グループによっては月に1~2度の集会を開催し、みんな何を置いても駆けつけ参加しているケースもあるようです。
それは、それぞれがグループの仲間とのやりとりのなかに、自分たちの整体院経営(治療院経営)に欠かすことのできない非常に重要なものを見いだしているからにほかなりません。
たとえば、あるグループは個々のメンバーの1年後の目標を設定し、それをみんなの前で発表しています。
その目標づくりが中途半端だったり、そのメンバーの行動と矛盾していたりすれば、「それはおかしいんじゃないの?」ということから議論が始まるそうです。
また、設定して発表した目標に対して、どのように達成できているのか、その状況についても発表するとのこと。
成果が思わしくなければ「あれが悪い」「こうしたらどうだ」「なぜあれをしない」と、これまたメンバーから「やいのやいの」言いあうそう。
つまり、目標達成の状況について、いつもリアルタイムでお互いに管理しあっているようなかたちになっているのです。
なんのためにそんなことをやっているのかといえば、
グループ全員で成功者になろう!
という仲間意識がめちゃくちゃ強いからだと推測します。
この考え方は当学院の「社風」のようなもので、その伝統を各グループが踏襲しているわけです。
当然、学院の卒業生全体が「みんなで成功者にならなければダメだ!」という発想で、良い意味での「おせっかい」を焼きあっているわけです。
それは、ちょっと照れくさいのですが・・・ひとことで言えば「愛」ではないかと思います。
これが、一般的に施術家(治療家)の先生方に欠けている「仲間の存在」なのです。
愛する人がいるから頑張れる!
こうした仲間の存在は、自分の仕事に対するモチベーション(意欲)を非常に高めてくれます。
「忙しくてよけいなことをやっている時間はない」と思っても、
あれだけ真剣にアドバイスしてくれたアイツの顔を思い浮かべると、
忙しいなんて言ってられない!
となります。
このままじゃ、恥ずかしい…
そういう気持ちになります。
その気持ちがアナタの尻をたたき、自然に目標達成を実現させます。
そしてその成功体験が、また次の目標達成のための行動に結びつき、善の循環で次々に目標が達成されていきます。
だから「紙に書いて貼っておけば願いは叶うんだ」「夢は(行動して努力すれば)必ず叶うんだ」ということが理解できるようになるのです。
仲間は大切です。
まったく同じ意味で、家族を大事にするということも、とても大切なことです。
家族とともに幸せになりたい、妻や子どもたちに喜んでほしい、そのためならどんな苦労もいとわない。
それもまた、家族への「愛」にほかなりません。
仕事への「想い」をずっと維持し、いつも新たな目標を掲げて前進していくために、私たちには「愛する仲間」「愛する家族」が必要なのです。
当学院の卒業生は各地に散らばっていますが、最近ではSNSでいつも情報のやりとりをしているケースが多いようです。
数年前と違ってリアルだけではなく、デジタルでつながることができる。
なので、仲の良い卒業生のグループはいわゆる個人経営者の孤独のようなことはまったく感じないといいます。
いつもみんなで、互いに支援し合っています。
業績が良いという話を聞けば刺激になるし、場合によっては競争意識にもつながります。
落ち込んでいるメンバーが上向いてくれば、自分のことのように嬉しいしね。
そういう存在って、この職業には大切だと思います。
整体院経営起死回生のために、STEP⑤行動せよ!「やるなら今しかない!」につづく
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