回復整体・経営・伝達(コミュニケーション)プログラム
目次
1.難しい計画ではなく、自分が理解できて直ぐ行動に移せる計画が大切
上の表を参照してください。
前にも述べたとおり、まずは理念です。
そしてその理念を元に経営の計画を立て、目標の達成期日を決めます。
この目標の達成期日が非常に大事です。
ワタミの社長も「夢を日付で語れ。」という事を言っています。
そして日付を明確にイメージして目標を書き出し、達成する目標をクリアするための課題を考えます。
大きなゴールと小さなゴールでそれぞれ設定が違うと思いますが、これから開業する方は初月に何人みて、こういう症状をとっていきたいという実際にイメージできるゴールと、年間に何人みて、3年目にもう一店舗持ち、5年後には全部人に任せて自分は海外に支店を持つというような長期のゴールを設定します。
社会的価値観というのは、まず収入です。
目標収入のイメージを持てば、そのための行動が起きるはずです。
収入なくしてただ人のためになればいいというのは大きな間違いです。
どうしたら人のためになるのか考えたら、まず自分が食べていかなければいけません。
計画に対する具体的行動を落とし込んでいく方法があります。
実際にどういうふうにしたらいいか、細かく落とし込んでいきます。
やるべきことのリストを細かくし、小さなゴールから数年後のゴールまでやるべきことを書いていきます。
そして最終的に全てをクリアした時、「こうなりたい自分」になっているというものです。
これはただ単に紙に書いて貼っておくだけでもいいし、苦手な人は秘書のような人に頼むのもいいでしょう。
「やらなきゃだめですよ。」と言ってくれる『アルプスの少女ハイジ』に出てくるロッテンマイヤーさんのような厳しい人がいるといいですね。
2.収入に見合った戦術を立てる
療術の先生方は、なかなか20万円も宣伝広告費に費やそうとは考えません。
収入として50万とれたとしても、100万円とれたとしてもそういう思考にならないようです。
収入に合わせた計画をするべきです。
10万円しか収入がなければ、その中でどうやるか具体的戦術を考え出すはずです。
そして20万円になったら、広告宣伝費をどのようにかけるか考えるようになります。
収入に合わせた戦術を取るべきであるのに、そのバランスが悪い人が非常に多いのです。
チャンスがあれば当然借金をしてでもやるべきですが、お金をかけなくてもできることをあえてかけてやる必要もありません。
全く資金が無い状態でも、できることは多くあります。
人がいるから社会は成り立っているのですから、口コミを作りたいと思えばそのための行動を自分が取ればいいのです。
やりようによっては犬の散歩をしただけで、何人も来るようになるものです。
しかし喉から手が出るほど新規の患者さんが欲しいので、無意識に押し売りになっています。
本当に上手な人は押し売りをしません。
「私の施術所に来てくれればこんな痛みもとれますよ。1回くればわかりますよ。」と言っても誰も来ないでしょう。
上手な人は、さりげなく相手に情報を入れただけで後は何も言いません。
そのときは聞き流していても、そのうち不調を意識した時などにふと思い出すこともあります。
私も犬の散歩をして人に会っても、絶対に売り込みなどしませんでした。
話の流れが向いたときに「わんちゃん、こうやると痛みが取れるよ。」「ほら毛並みがつるつるになったでしょう。」と言う程度です。
すると相手のほうから「何をしている人ですか?」と聞いてきますので、「私はあそこで開業しているんですよ。本当は人間が専門なんですけどね。」と言うと、「私はここが痛い、あそこが痛い。」と言ってきます。
それでも「来て下さい。」とは言いません。
おもしろいことに「すぐ来る必要ないよ。こうしてごらん、楽でしょう。これで痛みがとれなかったらおいで。そんなにお金かけることないから。」と言ってあげると、来るのです。
いかに相手の気持ちを考えられるかどうかがポイントになります。
そこで割引券を出してしまう人もいますが、絶対にやめましょう。
こちらが親切に無料の情報を与え、相手の判断に任せます。
それを皆先走り、「来て下さい。」といってしまうのですが、それでは逆効果です。
北風と太陽の話があるでしょう。
北風がぴゅーぴゅー風を吹かせて、旅人のコートを無理やり脱がせようとしてもますます脱がなくなりますが、太陽がかんかんに照らすことで旅人は自分からコートを脱ぎます。
原理は同じです。
相手に心を開かせたいなら、相手がどういう行動をとるかを考えた上で情報を発信していけば、向こうから打ち解けてきます。
それが相手にとって良い情報であれば、その情報自体で体が楽になりますが、押し売りされたら不快で体が固くなってしまいます。
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