整体師も知っておこう!~身体にいいものでも毒になる~

自分の食事法などに固執して、他人にそのやり方を押し付ける。

これではどんなに良い食事を心がけても、

それは毒を取っているのと同じなのだそうです。

「自分が菜食主義だから、それをしないのは悪いことだ。」

とか、周囲を巻き込んでそれを追求するのは、

いくら栄養学を元に身体に良いものをとっても、

毒にしかならない・・・

上記のことは、お釈迦様についての本で書かれていました。

なるほどなぁ・・・

と、思い当たることが沢山ありました。

私はボディビルをやっていました。

もう、現役だったころは17年前になります。

ビルダーは、ものすごくストイックに食事の管理や、

トレーニングをします。

楽しみながらというより、自分自身を縛り上げ、

義務としてやっていたと思います。

体にいいもの、ビタミンや栄養が沢山含まれ、

そして、脂肪分やカロリーが適切なもの・・・

ダイエット中の食事は本当に健康的で体に良いものばかりでした。

当時、サプリメントには毎月7万円前後のお金をかけていました。

「健康的なものを食べなければならない。」

この、「○○しなければならない・・・」

が今考えると最悪だったのです。

本当は脂っこい肉や、ジャンクフードを食べたい。

だけど、我慢しなければ大会で勝てない。

結局、最後に出た大会の前に原因不明の腹痛で入院してしまいました。

体に良いものを取り入れ、サプリメントをとり、最善の取り組みをしていました。

なのに、便秘をしたり、下痢をしたり、肌があれたり他の症状も出ていました。

ところが、大会が終わり、

「まあ、我慢しないで好きなもの食べよう。」

そう考え、ハンバーガーや脂っこい肉を食べると、

あれほどひどかった、便秘がすぐに改善して、

荒れた肌も綺麗になり、体調がすこぶる良くなるのです。

「なんだこれは?」

と当時は思いました。

今だからその原因が良くわかります。

自分自身の食事法や体にいいことを、

自分や他人に押し付けていたのだと思います。

要するに、お釈迦様が言っている悪い方法を実践していたのです。

普通は体にいいものでも、自分がその食材を毒に変えていたのです。

あの食べ物がいい、このサプリメントが効く・・・

そんなことばかり、理屈を先行して食べ物を決めていました。

今は、逆です。

健康に良くないものも食べます。

(カップラーメン、コーラやお菓子・・・)

サプリメントなど、一切とりません。

(だからと言ってサプリメントを否定しません。)

食事も変則的ですし、栄養も偏っています。

(一日一食、栄養はでたらめ、1000カロリーのときも

あれば、3000カロリーとるときもあります。飲み会のとき?^^)

ですが、以前より身体の調子は良いですし、

独自のトレーニングで体も出来上がってきました。

(勘違いがないように、これは健康法ではありません。あしからず。笑)

もちろん、いくら調子が良くてもいつ健康を害すか誰にもわかりません。

だからと言って、私の食生活を周囲に押し付けたりしませんし、

自分自身も、いつでも好きなときに他の方法に切り換えてもいいと、

ゆとりを持っています。

健康的な食事も、我慢して食べたら脳からストレスホルモンが出ます。

そのため身体が緊張します。

すると消化吸収がおろそかになります。

副交感神経が優位に働くためには、我慢したり、

怒りの気持ちをもってはならないのですね。

カップラーメンばかり食べていた、日清食品の会長さんは長生きしました。

普通、食べ続けては体に悪いと思われるものでも、

おいしい、楽しい、ありがたい、世のため人のため。

そう考えて摂取すれば我慢して野菜を食べるより、

体に良いのかもしれません。(笑)

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