回復整体伝達(コミュニケーション)プログラム
目次
■施術経験が豊富なこと
■過去の経験を土台にどれだけ思考、行動ができるか
■リスク管理がどれだけ出来るか
1.施術経験を積む
やはり指導しても教えることが出来る部分と出来ない部分があります。
私たちは十数万人見ていますから、触らなくてもわかることが多くあるのです。
相手の表情や仕草から、歪み方などの予測がつきます。
また微妙な感覚というものも、鍛えていかないと得られません。
1日1人しかみていない人と、1日10人みている人では、1年間でどれだけ差が出るでしょうか。
経験においてもそれだけ差がつくということです。
2.整体師はできるだけ多くの人間の身体に触れることで、施術者の五感が鍛えられる
なるべく人の身体に多く触れ、触る技術はもちろんのこと、相手を一目見たときの表情や仕草などから、相手の背景まで感じられるように鍛えてください。
目で見ること、耳で聞くこと、話す言葉、すべてを鍛えていくためには、なるべくいろいろな人を見ることです。
空手や柔道、ボクシングなどで相手が次にするアクションが読めるようになったり、お弁当屋のおばさんがはかりを使わずに毎回同じ重さのご飯をよそえるようになったりすることと同じように、経験により五感が磨かれていくのです。
施術においても、いろいろな人に出来る限り多く触れることで、初めてできるようになることがあります。
整体学校での練習や講義のみを技術と理論の修得だと思わないでください。
さて、触れるということに関して、体の中で一番敏感なのは指の腹です。
目を瞑っても指の腹で触れれば髪の毛一本さえわかりますが、お尻で髪の毛1本に触れたとしてもわからないでしょう。
指の腹の感覚は鍛えれば鍛えるほど研ぎ澄まされます。
私たちが軽擦という手法をやれば、デコボコが全部わかります。
視覚も同様で、敏感な筋肉の微妙な動きを察知し相手に合わせることは、経験を積まなければできません。
3.過去の経験にとらわれず、利用する
整体でも何でも、転職すると全て一からやり直しという風に考えてはいないでしょうか。
回復法では今までの経験を今までとは違う行動に変換していくことが必要ですが、先生方はこれまでの人生経験、仕事や生活、趣味などいろいろなことを土台にしてきています。
例えばサラリーマンで営業経験が長いのなら、人とのコミュニケーションを多く学んでいるはずです。
回復法施術業は、相手に媚びたり頭を下げたりする商売ではありませんが、営業で培ったコミュニケーション力を回復法に当てはめればいいのです。
自分のやってきたことでどう人を喜ばせられるか、自分の言った言葉に相手がどう反応するかということは皆さんが日々考え経験していることだと思います。
取り入れるべきことと取り入れるべきでないこと、やるべきこととやるべきでないことをしっかり見極め、これまでの経験を無駄にすることなく利用してください。
4.成功イメージをどれだけ意欲に結びつけ、想像し行動できるか
将来どうなりたいかということを具体的にイメージし、自分にどういうご褒美を与え、どう行動していくか。
イメージですから、はっきりと具体的に持ってください。
具体的なイメージがないという事は、目的地までの切符を買ってないということと同じです。
家を建てたいなどの自分の目標と、社会的に成功することの2つの目標が必要です。
5.リスク管理をすること
トラブルが起きたときの対処が事前に管理できていますか?
無断キャンセルやクレームから不慮の事故まで、様々なトラブルが予測できます。
健康を害している人がくるので、施術所に来た途端に倒れてしまう人もいるかもしれません。
何もしていないのにクレームをつけてくる人がいるかもしれません。
突然そんなことが起こったら、対処に困ってしまいます。
しかし事前に把握し、あらゆるリスクを想定しておけば困ることはありません。
当学院では顧問弁護士がいますので、当学院に入校された研修生の皆さんは間接的に相談できます。
また倒れた人がいれば、他の疾患によるものかもしれないので救急車を呼ぶ場合もあります。
そのことを事前にシュミレーションしていれば、実際に起こったときにすばやく対処できるでしょう。
これができないと不慮の事故で戸惑ってしまい、この仕事に対する恐怖心が出てしまいます。
先程述べたように施術所のルールをしっかり決めておけば、無断キャンセルも起きません。
無断キャンセルが多いところは、自分自身がいい加減な仕事をしている結果だと思ってください。
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