自分が整体業界に向いているのか?向いていないと思えば職を変える必要も

回復整体・経営・伝達(コミュニケーション)プログラム

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■施術家に向く人・向かない人とは?
■前職の人間関係が問題での転職した方
■人間好きであること
■誰かの指示に従わないと動けない方は不向き


目次

1.感情をコントロールできない人は施術家には向かない

「患者さんの痛みを取ってあげたい。」と、施術家を志した方も多いでしょう。

しかし自分がこの業界に向いているのか、見直してみることも大切です。

向いていないと思えば職を変える必要もあります。

率直に言えば、同情しやすい人は向かないでしょう。

 

相手に憐れみを感じたり、相手の痛みを自分の痛みのように感じたり、相手を思う気持ちは大切ですが、四六時中その事ばかりを考えてしまう人は、そのうち自分の心のコントロールが利かなくなってしまうのです。

相手の気持ちにのめり込んでしまう人はやらない方が賢明です。

 

冷静に物事を見て自分をコントロールできないと、正しい判断をすることは難しいものです。

五感の面で言えば、施術する側が相手に憐れみを持ったり、同情したりすると自分自身の心をも傷つけてしまいます。

常日頃患者さんの心配をし過ぎるあまりに、だんだん自分がストレス状態に陥っていくということは、自分自身の精神までも攻撃しているという事です。

 

交感神経が異常に働いてしまい、体が縮こまる姿勢になり、そうなると身体や心などいろいろなところが病んできます。

「同情心」を持つことは大切な事ですが、感情をどれだけ自分でコントロールできるかが重要です。

2.人間関係を重視できない人は施術家には向かない

前職の人間関係が問題で転職した人も、整体師に向かない人の一例です。
「組織が嫌で」「人とかかわるのが嫌で」といった理由で辞めた人は前職に戻った方が良いと思います。
というのも、整体師は常に人との関わり合いから成り立っている職業であるためです。

会社員よりも人間関係を重視しなければいけない業界なのです。

3.人が嫌いな人は施術家には向かない

人間嫌いの例えとしてよく犬の例を出すのですが、犬は本当に犬嫌いな人を一目で察知します。
それは脳の扁桃核という部分で、快か不快かを判断しているのです。

一目見てその雰囲気を感じるだけで、唸り声をあげます。

実は人間も同様の行動を取っているのです。

関心を持って相手と接する事が出来る人や、人と接することが好きな人の場合は、相手の気持ちを考えて接するので「何とかしてあげたい」という気持ちが相手にもダイレクトに通じます。

そのため問題なく受け入れてもらえるのですが、根本的に人間が好きではなく儲けるためにこの仕事をしていたり、ずるい感覚があったりするとその悪なる部分が相手にも伝わってしまいます。

勿論、体にもこの悪なる部分が伝わるわけですから当然回復率にも影響してくる事になります。

4.患者さんとのコミュニケーションが繁盛の秘訣

5年、10年もの長年の痛みを抱えて生活している人がいるのですから、痛みを一瞬にしてとれる、あるいは機械的に施術を行っただけで痛みが取れるという安易な考え方では、痛みが取れるどころか不調者とのコミュニケーションすら成り立たないでしょう。

患者さんにとっては長年その症状と付き合ってきたため常時痛みがあり、痛みが取れないという事に対して、不安や絶望的な気持ちで頭がいっぱいです。

 

感情がマイナスになっているので、思考もマイナスになってしまうのです。

マイナスイメージをどれだけプラスイメージに変えてあげられるか、患者さんに希望を持たせる事が
できるかということが、不調者とのコミュニケーションにおいては重要なのです。

 

10年間リウマチで苦しんでいる方の指先が少しでも動いただけでも、相手にとっては奇跡的な事であり大きな希望になるのですから、その希望を膨らませてあげるのです。

患者さんに「この痛みが取れたら何をしたい?」と聞いてみましょう。

旅行好きな方でしたら、痛みがとれれば全国どこでも好きな所に行く事ができます。

 

旅行だけに限らず、「不自由な生活から解放され、身も心も明るい気持ちで毎日を生活することが出来ますね。」と話してあげましょう。

単に外的に身体の痛みを取るだけではなく、内的な心の部分も快方に導く事に大きな意味があります。

コミュニケーションのポイントは、相手が病んでいる部分や痛み、苦しみをしっかりと受け止めてあげること、痛みがなくなって苦しみから解放された時の希望のイメージを湧かせてあげることです。

5.症状に対し、同情ではなく共感できること

同情と共感との違いは何でしょう。

相手が苦しんでいる部分や痛みに対しての理解をしてあげることは共感で、相手の気持ちまで自分の気持ちの中に入れ込んでしまい、相手と同等にその悩みを抱え込んでしまうことは同情です。

 

日々の痛みを訴えている患者さんも辛いですが、一緒に暮らしている周りの家族も間接的ではありますが精神的な苦痛を受けている訳です。

周りの痛みさえも見逃さず察知できる事が、コミュニケーションが取れる施術家として大切です。

6.誰かの指示に従わないと動けない人は経営者には向かない

あなたはもう会社員ではないという事を強く認識しなければなりません。

税務署に開業届けを提出した時点で、経営方法が法人であれ個人であれ一国一城の経営者です。

自らが計画し行動しなければお金は入ってきません。

指示してくれる人は誰もいないのです。

いかに自己を客観的に見る事ができ、行動に移せるか。

 

人に言われなければ出来ないという保守的な人には、厳しい現実が待ち構えていることでしょう。

保守的な人はそれに気づき、努力をしない限りこの業界でやっていく事は難しいでしょう。

あるいは、一度や二度は逆境を体験することも必要なのかもしれません。

サラリーマンが会社を辞め、貯めていた資金で開業した場合、実際に状況が悪化した時点ではじめて危機に気付きます。

 

今までは毎月給料が自動的に入ってきていた生活だったため、自分が動かない限りお金が入ってこないという事実を非現実的にとらえてしまうのです。

早く気付くべきです。

気付くとは性格を変えると言うことでは無く、行動を変えて行くということなのです。

具体的な行動の一つとして、まず小さなゴールを沢山設定します。

そして小さなゴールを一つずつクリアしていくのです。

 

そのようにして、実行、行動していくことで必ず変化が訪れます。

前職の行動を現職に当てはめながら、行動パターンを自分で変えていけば良いのです。

無理やり会社員意識から抜け出さなくても、日々の行動によって塗り替えていけるという事は頭の片隅に留めておいて下さい。

 

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