【理論】身体機能学習とは(索引用簡易版)

【理論】身体機能学習とは(索引用簡易版)

目次

【索引用】回復整体理論(簡易版)

身体機能学習とは

・身体の脳
・考えずに動く脳-心臓等と同じように動く

意識的に身体動作を繰り返すとその動作を意識しなくても行えるようになる。
自動車や自転車の運転、スポーツにおける動作、全てが最初は意識して動作をするが、慣れてくると無意識に反応するようになる。

これは、考えながら意識的に行っていた動作が、考えなくてできるように小脳の働きによって一連の動作は自動化されるためである。
身体の姿勢や動作は良くも悪くもこの機能に応じてプログラムされる。
悪い姿勢が続けば、その姿勢で負担になる部位に不具合が生じ、神経を圧迫したり、筋肉の剥離が起きて痛みが発生する。

当たり前だが、わざと身体を捻じったり、歪めて日常動作をすれば、あちこちが痛くなることがわかるだろう。

意識して身体をゆがめれば、その歪みは自動化されてしまい、元に戻そうと思ってもそう簡単には戻らなくなる。

すなわち、これらの悪いプログラムを良いプログラムに書き換えることが重要であり、症状が出ている部位に直接刺激を与えても恒常性が破壊されるだけで更に悪い状態になる。

■症例:膝を曲げた時、膝裏が痛い人

本来は緊張が抜けているはずの膝裏の二頭筋、ふくらはぎ等が脳の誤作動で緊張してる。その状態を脳が学習するため、正座をすると筋肉が緊張して痛みが発生する。

その緊張を取っても、これまで動いてない部分であるため、すぐには伸びない、そこで応用技法を行い、相手の脳に練習(再学習)させてから筋を伸ばす。(この場合は膝を曲げる動作を繰り返す)

■症例:肩こり

肩こりも脳の学習によって発生する。(例:パソコンをやってる動作を数分していると直ぐに肩がこる)

肩こり等、仮に1年間肩こりになる姿勢を続けていれば、脳が学習しているため、揉んだり叩いたりしても逆効果である。

肩こりは脳の学習から発生する現象であるため、肩がこっている部位のみ対象にしても改善しない。

脳の学習(小脳が記憶)をやめさせるため、肩こりにならない姿勢動作を再学習させなければならない。

悪い状態を学習してしまってるのだから、良い状態を脳に学習させるための訓練期間が必要となる。(肩こりの姿勢が長期間なほど、時間がかかる。)

例:相撲取りの身体をマラソンの身体には1日ではなれない→脳の学習効果。

■症例:足裏にまめができてから歩き方がおかしくなった

足にタコができて痛い時、片足を引きずったり、変な歩き方を数日続けたら、歩き方がおかしくなった、歩き方を脳が学習した。(大脳から小脳へ)

■症例:横座り

これも日々の動作を脳が学習しているため横座りが習慣で長期間続けていれば、骨盤の状態や股関節がずれてくる。単純に反対に曲げれば良いというわけでは無い。

悪い学習で固まった状態で反対にしても悪い状態のまま、反対にするとさらに複雑に悪化することもある。

脳の学習により、その状態を維持している骨格や筋肉の状態を解析しながら、適切な骨格診断のもと歪みを解消して、更に必要な応用技法を繰り返し行う。


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