幸せをよぶ魔法の法則

斎藤一人 幸せをよぶ魔法の法則 (PHP文庫)/舛岡 はな

斉藤一人さんを知っている方は、沢山いると思います。
上記の書籍は、斉藤ひとりさんのお弟子さんの書籍です。
斉藤一人さんの著書は沢山読みました。

本当に、人間の心理をいいあてている、素晴らしい本ばかりです。
お釈迦様が2500年前に語っていることとほぼ同じことを言っています。
達人サービスの先生方も、斉藤ひとりさんの教えを実践されている方が沢山いると思います。

この書籍は、実際に斉藤ひとりさんの教えを実践された方が書いた書籍です。
斉藤一人さんの書籍を読むことと、また違った視点で斉藤一人さんの言っていることを理解できる内容です。
私がこの書籍で感銘を受けた項目があります。

それは、
「足し算を知らないお母さんは、子供に足し算を教えられない」
という言葉です。

幸せについて語っているのですが、
家庭の中で、お母さんが幸せでないと、子供は幸せを理解できないということです。
お母さんは子供のためにも、幸せになる義務がある。
お母さんが幸せというものがわからないと、子供が幸せというものが何なのか理解できない。
ようるすに、お母さんが足し算ができなければ、子供に教えることができない。

これと同じ道理ということです。
私個人の考えをここで披露します。
家庭を幸せにするのも不幸せにするのも、お父さんの責任です。
妻ができていないから、家庭がダメになるのではないのです。
家庭の中で、お母さんを太陽にするのも、曇り空にするのも、
お父さんの責任です。

先の書籍の言葉も、お母さんが幸せでないと・・・
これも男性の責任です。
人間はもともと狩猟民族でした。
命がけで、獣を追いかけ食料にした時代がありました。

家族の為に、命がけで仕事をしているのです。
死ぬか生きるかのストレスはすさまじいものでしょう。
命を落とさず、獲物をとって帰れば男性はその役割を果たし、
家族にねぎらってもらえます。
男性は、この労いが必要です。

労いというより、命がけのストレスを緩和する、
拠り所、安全地帯が必要不可欠です。
家庭とはそういうものです。
女性に話を聞いてもらい、甘えて、母性的な優しさを欲しています。
これがあると、男性は、明日から、馬車馬のように働くことができます。
では、女性が常にそうすべきか?

これは、男性が女性をどう見るかで決まります。
釣った魚にえさをやらない・・・
では、こまるのです。
男性が家庭で、癒されるためには、日ごろの努力が必要です。
奥さんが喜ぶことをしなければ、自分も癒されません。
女性が輝くことをする必要があります。

夫からの労いの言葉、
「いつもありがとう、俺がこうして働けるのはお前がいてくれるからだ・・・」
その一言で、女性は救われるのです。
そして、女性には花を添える必要があります。
女性が好む、アクセサリーや、洋服、そして美味しい食べ物、旅行や家族との団欒。
高価なものがいいのではなく、安くても気持ちの問題です。

甘やかせるということではなく、感謝の気持ちとして男性がこれをすべきです。
すると、女性は幸せを感じて、いきいきと家庭を守ってくれます。
お母さんが幸せな気分であれば、子供はそれをみて、将来幸せな家庭を築きます。
だから、男性がまず、自分の拠り所を作るためには、女性を輝かせて、幸せだと思う環境をつくらなければなりません。
今は原始時代ではなく、狩猟をしなくても食べていける社会です。

しかし、人間の本能や感情は原始時代と全く変わっていません。
人間という種族が繁栄するためには、これらの考え方は必要不可欠だと思います。
いきいきと、楽しみながら働く父親を見て育った子供たちは、早く大人になりたい!
はやく、お父さんのように働きたい!

そして、それが親孝行にもなり、人間という種族が繁栄していく秘訣なのだと思います。
楽しそうに働く親をみた子供たちは、決してニートや引きこもりになりません。
仕事がつらい、つまらない、笑顔がない大人を見ている子供たちは、
とても不幸です。

大人になりたくない・・・と思ってしまいます。
家庭の中の太陽は、お母さんです。
そして太陽を輝かせるのは、男性であるお父さんです。

この書籍は、僅か500円程度です。
コンビニにおいてありました。
500円で、多くのことを学べました。
おすすめの一冊です。


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