技術にこだわりをもってはいけない?

何年か前、テレビ番組で一杯一万円するラーメンのことをやっていました。

ここの店主はレポーターに、

「こだわりの技術は何ですか?」

そんな質問に対し、次のように答えていました。

「うまいラーメンを作るならこだわりなんかもって、口に出すのはおかしいんだ!」

さすが一杯1万円もするラーメンを作る職人さんです。

私も共感しました。

バラエティー番組のようでしたから、少しふざけたようなとり方をしていましたが、

職人なら、そう考えるのが当然だと思いました。

その職業に就いたからには、使うべき技術はあって当たり前です。

こだわりをもって、口に出しているうちは未熟なのですね。

私たちの技術も同様です。

技術はあって当たり前、口に出してこだわっているうちは、

技術におぼれているのだと思います。

職人であれば、その道具を磨くことは当然です。

大工であれば、鋸や金槌、今では電動の工具などもあります。

これらを次の仕事のために手入れのため、よりよい仕事をするために時間を割くのは当たり前。

上記のラーメン屋では、道具の手入れもそうですが、スープや食材の準備をしておいしいラーメンを作るために時間を割くのはあたりまえなのですね。

私たちのような無形のサービスを主体とした職業は、物質的なサービスと違い、

見えないものを道具とするため、慢心しているとつい忘れがちになるようです。

他の職業と比較して、今の自分の職業では何が道具で、何が原材料なのか?

そういう視点に置き換えて、自分の技術に対する評価をする必要があります。

おいしいラーメンを作ろうとすれば、毎日睡眠時間を削ってでも、

厨房で仕込みをする必要があります。

整体院の経営も同じです。

どうすれば、技術や人間力を高めることができるのか?

問題意識を持って、施術にあたることが当然のことではないでしょうか。

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