上肢大胸筋・ 腋下筋軽圧可動法/五十肩・息苦しい

上肢大胸筋・腋下筋軽圧可動法

~痛みのバリエーション 応用編~

APPの前胸部の可動法は本来弛緩させての回転・牽引である。
(弛緩状態)通常(APP)で解消する(回転により瞬間に牽引がかかるため)
しかし、それでも解消しない場合、しっかりと前胸部の筋肉を牽引する必要がある際、この技法を行う。
大胸筋、腋下(腋窩)の筋肉、脇の下にかける場合は上方に移動し、上肢をそのまま上げて回転を行う。
回転、牽引ともゆっくり行う。

1.動画解説

2.

対応症状

四十肩・五十肩、腕が上がらない、胸が苦しい、息苦しい、その他肩関節の可動不良等。

技法の手順


1.施術者は図のように相手の対象とする側に位置する

施術者は図のように相手の対象とする側に位置する

2.相手の上肢を伸ばし、肘が曲がらぬよう、掌全体で保持し矢印のように牽引をかける。(拇指を内側、他の四指は外側に)梃子の原理で相手の上肢を挟み込む。

内転、外転を行う。同時に施術者のもう一方の五指は対象の大胸筋や鎖骨周辺の筋肉群に微圧又は軽圧を行いながらアプローチする。

3.写真2で保持した上肢を図のように保持したまま内転、外転を行う。同時に施術者のもう一方の五指は対象の大胸筋や鎖骨周辺の筋肉群に微圧又は軽圧を行いながらアプローチする。

腋下の筋肉群に対し、牽引をかけながら行うことも出来る

4.図のように相手の上肢を伸ばし、腋下の筋肉群に対し、牽引をかけながら行うことも出来る。この場合、図のように体勢を変えて行う。

図は、腋下の筋肉群を五指を使い筋繊維を掌握して行う応用もある。(このときも、上肢の固定は緩めないこと)

5.図は、腋下の筋肉群を五指を使い筋繊維を掌握して行う応用もある。(このときも、上肢の固定は緩めないこと)


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  6. 整体の原理は人間そのものの存在にあります。