回復整体基礎理論①(身体の歪みを解消する仕組み)

身体の歪みを解消する仕組み

回復整体を動画で学べます。(以下の文章は動画の補足事項として参考にしてください。)


回復整体基礎理論①

標準アプローチ法の位置づけ

標準アプローチ法は身体の「歪み」を解消する技法の組み合わせ

骨格の歪みから発生する様々な不具合を対象とする方法。
例えば・・・腰痛、肩こり、股関節痛、膝痛、頭痛、様々な不具合に対応可能である。
ただし、全て「骨格の歪み」が原因であることが前提となる。
標準アプローチ法を行った後、不具合について結果が出ない場合は、「歪み」が原因でないと判断する。
「骨格の歪み」が原因でない場合には応用となる。
施術の現場において、ほぼ8~9割は標準アプローチ法で対応が可能である。
「骨格の歪み」が全ての原因ではないが、「歪み」を解消することで、他の原因が浮き出てくる。
「歪み」が原因ではない=他の原因と判明する。(骨格診断)

回復法の利点

この療法の特徴 この療法の利点
短時間で痛みが取れる 一日に何人も施術が可能
施術の姿勢を選ばない 立つ、座る、寝るあらゆる
術者がほとんど疲れない 一日30人施術しても疲れない
完全無痛 安心・安全
着替えの必要がない 女性に余計な心配をかけない
症状により数千の手法がある 症例数が多く施術が怖くない
習ったその日から誰にでも出来る 習得に要する時間の短縮
同じ不調者が1日何回も施術可能 不調者にとって最短の回復が可能

回復法とは

痛みを全く伴わずに自然に回復にと導く唯一の方法である。
従来からの整体でもない。
カイロやオステオパシー、鍼灸、あんま、マッサージでもない。
気功でもない。
催眠術や宗教ではもちろんない。
見ていても何をしているか?
療術の世界のプロが身近でみていても判らない。
判らない?分からない?

つぶれたペットボトルを元に戻すのに、もっとも適切な方法とは?

耐え難い痛みや症状、その「現象」の原因を理論的に追究する。
的確に「復元」していく。
その人間の最も良い状態にまで身体を整える。
「痛みのない状態に戻りたい・・・」この切なる思いに的確に対応するのが、回復法。
つぶれたペットボトルを元に戻すのに、もっとも適切な方法とは?
強い力を加えて元に戻そうとすると跡が残ったり、かえって時間が掛かってしまう。
形状を整える作業は弱い力を加えながら、全体を見て行う事が理にかなっている。
跡が残ると言う事は傷が付いたと言う事である。
我々が身体(骨格)をみる時には、症状のある場所のみに目を向けない。
骨格全体を診て何処が本当の原因かを判断する。

したがって、
■ 症状が出ているところを・・・・・・・・・症部
■ 痛みを感じているところを・・・・・・・・患部
と表現するのが正しいと思って使っている。

不具合が自然に回復する現象 =回復法

身体が疲れていても、一晩ぐっすり寝れば翌日にその疲れが回復している。
前日、多少の筋肉痛や不具合があっても、大抵は自然に良くなる。
”身体の疲れや不具合が自然に回復する現象 ”
昨日の筋肉痛が翌日解消することは当たり前である。
意識せず行われる、身体の反応や動作を科学的に検証して理論的に応用する。→回復法
治癒力を自然な生理現象を応用して少し助けることで結果がでる。
数学の方程式のように、 100回行えば100回とも同じ結果が出る。
100%の再現性が最大の特徴。
”まぐれ ”で結果が出たということは万に一つもありえない。
誰が誰に行っても、全く同じ結果がでることにより回復していく。

回復法=100%の再現性

骨格の歪みのメカニズム

自然治癒力を邪魔する歪み

殆どの身体の不調の原因は骨格の歪みから発生している。
そして骨格の歪みにも、様々なパターンがある。

例:朝方になると身体がだるい、腰が痛い、昨日の運動の筋肉痛や疲れがとれていない等。

骨格が正常で、自然治癒力が普通に働いていれば、これらは何も意識に上らずに解消している。
何日経過しても、疲労や身体の部分的な痛みが取れない。
日に日に疲労や痛みが増しているような気がする。→身体のゆがみを正すことで解消。

何故これら身体の不具合が発生するのか?

身体の不調を訴える方を回復法の骨格検査を用いて観察すると様々な骨格の歪みが明らかになる。

例:腰痛を感じている場合。

骨格検査において骨盤や背骨が、わん曲している。
本人は、腰の痛みを感じる前と、なんら変わりなく生活しているという。

しかし、骨格検査を行うと腰痛の原因があきらかになる。
身体の歪みは、操り人形に例えると、骨格が人形そのものであり、人形を動かしている糸が筋肉にあたる。

人間で言えば、身体を構成している基礎的な構造が骨格であり、骨格は筋肉の緊張と弛緩の繰り返しで様々な動作を出来るように構成されている。
座る、立つ、寝る、そして同じ姿勢を保つことも、これらの骨格筋が緊張と弛緩を繰り返しているからこそ出来る動作なのである。

動作の記憶をパターン化

骨格は常に一定ではない。
何らかの動作、姿勢が繰り返し行われることで、脳がその動作や姿勢を意識せずに行えるように、動作の記憶をパターン化。

無意識に自動的に行えるようになる。
例え、その動作や姿勢を行うことで、筋肉や関節に負担がかかり、痛みや疲労が伴ってもである。

重力にさからって、骨格を動かして行くためには、ときには無理な動作を強いられることもある。
意識はこの動きは不自然である、やめたほうがいい。と思っても、無意識は意識の働きとは関係なく、その動作を繰り返すことで、勝手に覚えてしまう。

その姿勢や動作を繰り返すことで、通常の健康的な骨格を維持する筋肉は、歪んだ骨格を維持するために筋肉を本来の使い方よりも、不自然な状態で酷使することになる。

僅かな骨格のズレが、大きなゆがみを引き起こす

これが筋肉の異常緊張となり、拮抗する筋肉も本来の働きをせず、おかしな関節の動きを強いられることになる。
一度この状態を身体が記憶してしまうと、意識が元に戻るように仕向けても、元の状態に戻らなくなる。

また、ほんの僅かな骨格のズレが、大きなゆがみを引き起こすことも考えられる。

例:足の裏にマメが出来たとする。小さなマメである。しかし、このマメを放っておくと、その痛みをかばう姿勢、動作を繰り返すことで脳が骨格の状態を記憶する。

関節は他の関節に連動して動作しているので、不自然な偏った動作は他の骨格にも大きな影響を与えることになる。
次第に骨盤がズレ、背骨が彎曲していく。本来の健康なときの骨の配列とは全く違った、痛みをこらえるための、間違った配列が継続され、またその骨格を脳が維持しようとする。

更に、これらの部位には、末梢神経や中枢神経が走っている。これらの神経に様々な方向からずれた骨格や緊張状態が保たれた筋肉が圧迫を加えることになる。
この状態が長期にわたり継続されると、筋組織内部でも、神経、血管が圧迫され血液やリンパ液の流れが悪くなる。

こうなると、様々な悪影響が発生する。外見上ではわからない、内蔵の疾患や、耳鳴り、めまい、頭痛など、一見健康に見えても、常につらい症状に悩まされることになる。

歪みは様々な痛みを引き起こす

身体の歪みや捻じれは、大きくなればなるほど、健康状態を悪化させる。また、歪みや捻じれは、誰にでもある。
見かけ上さほどわからないような場合もあれば、見て直ぐわかるようなものもある。

歪みや捻じれがあるからといって、症状が出ているとも限らない。
どんなに腰が曲がっていても、全く痛くないという高齢の方も沢山いる。

そのような場合は、身体の使い方や習慣として、痛みがない状態で骨格の各所をつなげている、靭帯や腱、筋肉が徐々に鍛えられ、様々な種類の仕事やスポーツなどでの動作や、姿勢が保ちやすいように、脳が記憶している状態である。
痛みや不具合が発生するのは、このような状態から、更に睡眠不足や食事、他の間違った動作との組合せにより、様々な痛みを引き起こすこともある。

本来の正しい骨格の使い方に逆らった動作を続けると、身体動作においてエネルギーの効率が悪いばかりか、動作が緩慢になり、転倒や転倒するのではないかという不安からストレスになり、更に他の骨格のズレを生じることになる。
回復整体の標準アプローチ法では、先ず人間の生活のうえでの基礎となる骨格の問題を矯正し、本来持っている健康な骨格に正すことを目的とする。

次の記事「回復整体基礎理論②(原因療法と対症療法)」


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