回復整体・経営・伝達(コミュニケーション)プログラム
前回の記事「整体院の5年先までの経営戦略を立てる」
目次
■今後、健康産業は伸び続ける
■独自性を前面に差別化した技術を提供
1.伸び続ける健康産業
健康産業は永久になくならないでしょう。
私たちは理論的に一歩先へ進んでいるので、それが道具であるとしたら、道具はいいものを持っているのですから、それをどういう風に使うかは考え方次第です。
使う人間の考え方が変われば、包丁も料理の道具から凶器に変わります。
多くの大企業や個人が健康産業というこの業界に入ってきていますが、生き残れるのはほんのわずかです。
3年続けている人は、本当に少ないのではないでしょうか。
本業で生活できない人がほとんどです。
最初はこれでやろうというものがあっても、うまくいかないのでいろいろなオプションを付け始めます。
町を歩いている時に、注意して見てみてください。
○○療法や△△整体があったら、必ずその看板を見てください。
看板が発する情報がいろいろあります。
岩盤浴や赤外線、気功、カイロ、整体など、本来それぞれ違うものをブレンドし、整体リフレ、カイロ整体などと書いてあります。
どれかを使って、たまたま痛みが取れればいいという考え方なのです。
整体という本業があるのにも関わらず、うまくいかないために深夜アルバイトをしている人もいます。
療術という同じ枠の中でも、ある方法でうまくいかないから他の方法も取り入れながらやっているということは、本業では出来ないといっているようなものです。
売りがないのです。
来る人は不安になるのではないでしょうか。
来る人の意識も低いということです。
2.独自性のある経営で本当の意味での差別化が必要
耳つぼダイエット、岩盤浴、ゲルマニウムなど、業者が「今始めると地域No.1になれますよ。」といって、言葉巧みなダイレクトメールを送りつけてきます。
開業すると電話帳に載せますから、ひどいときは1日2通、3通のダイレクトメールがきます。
しかし、よく考えてみてください。
差別化を狙い、そういうものを取り入れているのでしょうが、一時的に地域で一番になれたとしても1、2年経つと同じような手法が同じ地区にあふれ、つぶしあいでほとんどつぶれてしまっています。
情報に踊らされてしまっているのです。
数年経ってから見ると、追いかけっこに過ぎません。
新しいものを取り込んで、廃れたらまた次を取り込むのでは、そのたびにお金が必要ですし、信用も失います。
儲かっているのは、健康器具の業者だけです。
回復法実践者は、症例の差別化により隣同士になっても競合しません。
ありとあらゆる症状で世の中の人は悩んでいますから、その症例を1つとってその専門店と特化しても問題ありません。
どこに行っても痛みがとれないと本当に悩んでいる人は、遠くからでも来ます。
そういう方法でやれば競合しませんし、口コミもでますので、仮に同じ地域にできたとしても相乗効果でたくさんの患者さんがきます。
膝回復法、花粉症回復法、いくらでも差別化できます。
回復法は再現性のある理論であるため、他流派を圧倒できます。
ただし、こうした差別化するためには「独自性のある経営」が大前提です。
専門的要素だけが強調されても、そこで仕事をしている整体院自体(院長先生)に独自の魅力がなければ、同じ結局は真似されてしまいます。
その先には「価格競争」が待っています。
独自性のある整体院をフレームに、回復整体という技術を活用して差別化すれば誰にも真似できません。
独自性とは院長先生自身の経験や趣味、好きなこと、楽しいことを前提に人が集まる仕組みです。
それぞれに違った独自性があるように、あなたの整体院にも新たな価値を付けることが可能です。
(*独自性のある整体院の経営についてはこちらを参照ください)
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