回復整体・経営・伝達(コミュニケーション)プログラム
「整体師の自己投資の必要性」のつづきです。
目次
■症状を回復させればそれで良い・・・は間違い
■現場に引きこもらず、新たな知識を吸収する
■常に人生の目的を持って施術の現場に臨むこと
■毎日一回施術から何を学べたかと自問自答する
■毎日を同じ一日と考えて生活しない
1.人に合わせた施術と言動
症状を一時的に回復させれば良いという考え方は間違いです。
その人の気持ちを理解していないと、本当の意味で症状はとれません。
再び痛みが出ることも多々あります。
常に動いていなければいられないような人から10の痛みを10とってしまうと、「今まで動けなかったのが、動くようになっちゃった。」と喜び、翌日から過剰に動いてしまい、その反動が出てまた痛くなってしまうのです。
それは先程も述べたようにいろいろな人と会って経験を積むと、相手の性格をすぐに推測できるようになります。
痛みがとれたからといって「もう大丈夫ですよ。」などと安易に言ってしまうと、相手は完全に良くなったと勘違いし、翌日2時間も3時間も庭の草むしりなどの重労働をして「先生のところでやってもらった次の日激痛になっちゃった。」と言われてしまうこともあります。
その人の背景を見てから、施術しなければいけません。
回復ストレッチも同様です。
相手の性格によっては、教えない方がいい場合もあります。
適度にゆっくりやるべきところを一生懸命やれば良くなると勘違いし、一日中動かして余計悪くしてしまう人もいます。
傷口が見えれば安静にしなくてはいけないと思いますが、実際私達が対象とする人は外傷がある人は少ないので、見えないところだからこそ、情報を相手に的確に伝えないと逆に悪くさせてしまいます。
相手自身がコントロールできるような方法で教えてあげなければならないのです。
2.常に目的を持つ
目先のゴールや経済的成功も重要ですが、最終的には人間的成功をどういう風に収めたいかということも考えていかないと続きません。
毎日同じ人を見ていても1回1回違うと認識してください。
流れる川の水というのは同じ川を見ていても、台風がくれば氾濫したり、日照りがくれば少なくなったり、中の水というのは常々違います。
常に1回1回違う施術をしているという認識し、その施術で何が学べたか毎日考えてください。
人間というものは、不確実な存在です。
ですから同じ毎日は送らず、明日はないものとして精一杯生き、生きていてよかったなという気持ちで物事を見ると、毎日いろいろな気付きがあります。
そういうように習慣づけましょう。
3.何事も謙虚に学びの場と考える
施術家というものは謙虚でなければいけません。
いい意味でひねくれている人はいいですが、悪い意味でひねくれているというか自分の考えに固執してしまう人はうまくいきません。
自分の周りに感謝の気持ちを持てる人がたくさんいると良い事がたくさんありますから、周りにも教えてあげてください。
それが人間の基本なのです。
謙虚な気持ちで、今日一日を区切りとして生きてもらいたいのです。
明日、あさって、一週間で何かをしようと思うのではなく、今日出来ることは今日やりましょう。
人に感謝しながら、今日やるのです。
だらだらと一日通すのと、家に帰る際も安全をイメージするなど、区切り区切りで「こうしよう。」と決意しながら一日を過ごすとでは気持ちが全く違います。
それを習慣づけてください。
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