整体師はある意味プログラマーです。

整体師は社会情勢も考慮しながら発展していく必要性があります。

私達夫婦が指導している整体学校は「整体」と名乗ってはいますが、
実際はスポーツインストラクターと同じ理屈を指導しています。

整体の施術は患者さんに対して直接行うその場での方法と、

相手の性格や生活環境を考慮して、自宅で行うストレッチなど、

身体の正しい使い方を指導することも重要となってきます。

そのため、相手の身体に合わせた患者さんに合わせた個別の「プログラム」を組む必要があります。

実際の講義では、患者さんにあわせた技術や伝達方法をメインに指導しています。

さて、

現在、私たちの社会は科学の発展から様々な道具や機械等が発明されています。

自動車や飛行機などの移動するための機械。

生活に必要な住まい、いすや机、ベッド。

通信に必要な、スマホやパソコン。

娯楽のテレビゲームや携帯ゲーム。

全ての機器に応じて、ぶ厚い説明書が付属しています。

しかし、これらは全て機械自体を使うための解説書です。

一番大切な機械を使うための人間の身体の使い方はほとんど説明がありません。

なので、機械に使われてしまって、機械の仕様にあわせて、

脳がその道具を使いやすいように身体を適応させてしまいます。

それが繰り返しの動作による、「身体の学習」です。

脳は身体の学習が将来的に他の部位の健康を害するということは、

全く考えません。

その動作を効率よくする方法のみ学習します。

例えば、歩きすぎて股関節が痛くなったとします

股関節を動作させるための主動筋が疲労しだすと、
その部位を使わせないように他の筋肉が補助的に主動筋の役割をに行います。

歩く際に足を前に出そうとすると、股関節が痛い。

すると股関節そのものではなく、骨盤を動かして歩行しようと考えます。

しかし、その動作を繰り返し行うと・・・

次第に考えなくてもその動作が行われるようになります。

逆に言うと股関節を動かそうとしても、勝手に骨盤から歩行するような動作に置き換わるのです。

主動筋より先に本来補助的、協力的に動作するための筋群が

主動筋の役割をしてしまうということになります。

それだけではなく、それらの小さな筋群は疲れやすいので直ぐに疲労します。

しかし、脳は疲労しようが、他の部位に負担がかかろうが、

おかまいなくその動作を忠実に再現しようとします。

股関節そのものの痛みは取れていないどころか、動かすことができないため固く緊張を解かない状態となります。

更に「見せかけの歩行」のように疑似的に使われている骨盤周辺の筋群が緊張しだします。

どんどん姿勢が悪くなり、膝や腰、上半身の関節にも大きな影響が出てきます。

ケースの一つですが股関節が悪くなっていくメカニズムの一つです。

股関節だけではなく、あらゆる関節も疲労や痛みが長引けば同じ道をたどることになります。

・パソコン操作をしていると肩がこる・・・パソコンのマニュアルはあるけど操作するための身体の使いかたはのっていない。
・スマホを使うと指が痛くなってくる・・・スマホのマニュアルはあるけど操作するための身体の使いかたはのっていない。
・TVゲームをすると目が痛くなり頭痛がする・・・ゲーム機のマニュアルはあるけど操作するための身体の使いかたはのっていない。

等々、機械器具を使っていると特定の筋肉を使いすぎることがあるため、
様々な筋肉がそれを補おうとして間違った動きを覚えてしまうことがあります。

これを予防したり、改善するためには「間違った動作を覚えてしまった脳」を、
正しい動きを思い出してもらうことです。

ただし、間違った動きは簡単に覚えてしまうのですが、
正しい動きは思い出すのが少し面倒なんです。

意識してはできないことです。

やさしい身体の刺激や動作を人為的に思い出してもらうことでしか元に戻りません。

「こうして身体を動かせば大丈夫だよ、痛くないよ・・・」

正しい動きを探して、その動きを繰り返したり意識していない動きを意識した動きにしてみる等の方法をとります。

これが私達の整体の根底にある考え方です。

「身体に刺激を与え、脳の間違った指令情報を変える」
そんな感じ。

話が長くなりましたが、

ようするに、機械道具を操作するためのマニュアルはありますが、

操作する人間自体のPCを使うための基本的な姿勢や動作についての説明書はないのですね。

私たちはあらゆる生活動作、仕事での姿勢、道具を使う際の適切な身体の使い方・・・

それらのあらゆるマニュアルをプログラムしていく必要があります。

そのプログラムの一部が回復整体で対象としている、

重症の患者さんへの施術や自己療法です。

プログラムが間違っていたり、適切でなければ、

不調は回復しません。

また、二度と悪くならないためにはその後のマニュアルも必要です。

当サイトではそのプログラムもなるべく公開するようにしています。

特に重要だと思っているのは、各種疲労の解消法です。

素人の方でも、家族や知り合いの方の痛みや不具合を動画を観て少し勉強しただけで結果が出せるテキストと動画を公開しています。

身体が間違った動作をしたり、疲労がたまる。

更には精神的ストレスの解消方法はどうしたらよいか・・・

各職業ごとに身体の使い方をよくみて、動画やテキストに当てはめていくことで個人に見合った施術や自己療法が完成します。

生活に合わせて、そして仕事やスポーツなどに適合したプログラムもつくることができます。

シンデレラストレッチの動画では、とくに働く女性、主婦などに適したプログラムをつくりやすくなっています。

*以下動画の一例
肩・背中のコリ 気になりませんか?? 頭の上で右左ストレッチ

個人に合わせたプログラム(自己療法)は身体の使い方が無数にあるだけ、対応できます。

何千、何万というプログラムの組み合わせが可能です。

料理のレシピと同じように、これらを利用して仕事をしていくことも可能です。

動画を観れば誰でも簡単に作成することができます。

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【お知らせ】

CSR整体師育成コースはすでに締め切りましたが、現在入校を検討中の方に限りご相談の上入校を判断したいと思います。

以下、詳細ページです。

https://bodyschool.jp/csr/

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

入校をお待ちしてます。

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