整体師は努力に逃げ込まないこと!

私はこんなに努力している、苦労している。

苦しんで、苦しんで、がんばって、がんばって、

でも結果が出てこない。

苦しいことをやっているから、いつかは報われるだろう・・・

整体院を開業すると、こんな思いにかられることが多々あります。

しかし、努力していることに逃げ込んではダメだと思います。

努力していることに自己満足して周りが見えなくなっていることがあります。

特に療術業の先生方はこういう考えの方が多いと思います。

努力している=技術を学び、知識が増えるほど報われる。

と勘違いしていることがあります。

技術さえあれば、必ずいつか患者さんが口コミで何人も来てくれる・・・

これは幻想です。

ある書籍で大リーグで活躍するイチロー選手の言葉が印象的でした。

「苦しんだから報われると思ったら大間違い。

何の根拠もなく苦しんでも意味がない。

苦しんでいる自分に満足して、そこに逃げ込んだら、

いつまでも自分は変わらない。

とにかく、試行錯誤すること。

無駄なこと、無駄なこと・・・

無駄なことを考えて、言葉にしようと行動する。

そのうち、何かがパッと閃いてくることがある。」

そのようなこと内容が書かれていました。

なるほど、私たちの仕事にも当てはまることです。

他の大切なことを考えたくないから、

技術の習得に逃げ込んでしまう。

「相手に触れる技術だけ」

を盲目的に学んでいれば、

ある意味とても楽だからです。

(ここで言っていることは技術をおろそかにしていいということではありません・・・)

技術は徹底的に体に覚えさせるまで練習し、

新たな技術理論を習得するのは当たり前であり、

口に出してそのことを議論すること自体がナンセンスだと思うのです。

【お知らせ】

CSR整体師育成コースはすでに締め切りましたが、現在入校を検討中の方に限りご相談の上入校を判断したいと思います。

以下、詳細ページです。

https://bodyschool.jp/csr/

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

入校をお待ちしてます。

関連記事

  1. 自然な動きを助ける、恒常性(現在の環境)を壊さない 人間(動物)の本能の動き。環境に適した動きのことをいう。 恒常性(ホメオスタシス)を壊さないという意味。動物は心身の内部環境を一定の状態に維持しているため、この環境を壊さない。 用語の例:回復整体技法で、身体各部の「安心、安全」な可動領域を広げてあげる。

    【理論】自然な動きとは(索引用簡易版)

  2. 痛いの痛いのとんでけ~

  3. 整体院の経営は理不尽が当たり前?

  4. 患者さんが安心する声とは?伝達理論その2

  5. 標準アプローチ法における骨格検査法/骨格検査時の注意

  6. 仕事だけじゃない様々なタイミングで人は出会い 縁となる