整体師は「努力に逃げ込まない」
努力に逃げ込むことは自己満足にしかなりません。
整体師が努力して修得すること、「整体師に必要な技術」とは、
私が学院創設当時から繰り返してお伝えしている、
「技術・伝達・経営」の三つの柱を総合したものが「技術」なのだと思います。
どれがかけても上手くいきません。
今回は「手技的な技術」、いわゆる整体療法の技の学び方についてお話します。
腰痛を改善する、○○法、痛みを瞬時に改善する□□法・・・
症状の数だけ、その組み合わせは無限にあります。
他の業界でも、仕事に必要なスキルは常に自己研鑽して、
学び続けるのが当たり前だと思います。
一流の人間ほど、自分が努力している事実を他人に見せることはありません。
それは努力を口に出したり、見せびらかしたりすれば、
修得できる技術が半減してしまうことを知っているからだと思います。
なので、技術についてもくもくと研鑽することは口に出すことをしないのだと思います。
「こんなに俺は努力しているんだ!」
「凄いと思ってくれ!」
「おれは偉いだろう?」
となってしまいます。
たとえ、そのように思っていなくても、
努力を他人に認めてもらいたいという心理がそのような言葉になるのではと思います。
誰も自分の努力を知らなくても、
そのプロセスを楽しむことが本人が理解していればいいのだと思います。
「周りの方よ、こんなにがんばっているんだ!俺を認めてくれ!」
というのが努力している自分を慰めてくださいね・・・
といっているようにも聞こえてしまうのかもしれません。
話を戻しますが、
整体の手技的な技術とは、日々研鑽してあたりまえであり、
患者さんの数だけ様々な技法があるわけです。
本来は誰一人として、同じ方法でよくなるとは限りません。
同じように見える腰痛であっても、
厳密に言えば、使う技法は全く違います。
基本技法も同様です。
人の数だけバリエーションはあります。
これを全く同じだと思い込んでいると、改善できない症状がでてくるのです。
これは以前と同じ症状だな・・・
と慢心していると、全く取れなかったりします。
整体師は日々様々な難しい症状の不調者と対面しています。
自分の技量に応じて、それ以上の症状をもった不調者が来るものです。
「難しい症状だな・・・困った、どうしょう・・・」
と思うのと、
「難しい症状だな・・・よし、挑戦してみよう!」
と考えるのでは結果は全く違います。
思うような結果が出ていなくても、
複雑な症状の改善に挑戦したことが、
今後の技量の伸びに差をつけます。
難しいと思える症状でも、そのプロセスを重要だと思うことです。
まぐれ当たりのように診断も適当にやって、
たまたまその症状が改善されたらどうでしょう?
「なんだ、こんなものか、たいしたことはないな・・・」
「俺の技術は最高だ!」
「適当にやればなんとかなるもんだ・・・」
というように、試行錯誤するというプロセスがないと、
自分の技量を過信したり、まぐれ当たりを自分の技量だと勘違いしてしまいます。
結果はあくまで結果であり、
何の努力もなく結果が出たときはその技は自分のものにはなりえません。
この症状はどうしたら改善できるのだろう?
原因は何だろう?
あれこれ必死で考え、調べつくすのです。
そのプロセスの中に、私たちのような経験者から学ぶということが大切です。
1人で解決できることもあると思いますが、
相手のためを考えれば、先人の知恵を拝借するのが一番ではと思います。
試行錯誤して、やっとその症状が改善した。
このプロセスが、それ以上に難しい症状に対応できる秘訣なのです。
殆どの整体師の皆さんは、口コミで沢山の不調者さんが来てくれるのが理想だ・・・
と思っているかもしれません。
しかし、口コミで不調者が来るというのは実はそれだけで、
口コミをしてくれた方への信頼を裏切れないことにもなります。
口コミで来院する不調者は、最も難しい症状を持ってくるのです。
難しい症状の患者さんが健康を回復したとき、
更に難しい患者さんをつれてくるのです。
その循環が整体院での繁盛の秘訣でもあるわけです。
当学院では、他のスクールと比べて短期間である程度の技術を修得し、
収入を得られるように指導しています。
なにより、私たち自身のこれまでの何年もの経験を生かした方法を指導しているからです。
15年であれば、15年の経験を凝縮してあるのです。
一ケ月の情報量は数年分にあたるわけです。
研修期間中は、密度が濃すぎて長く感じられる方もいます。
でも、修了してみるとあっという間に感じます。
時間とは、その密度の違いによって長く感じたり、
短く感じたりと感覚的なもので全く違います。
研修期間中はそのように本来なら数年かけて達成することを、
数ヶ月で達成してしまうこともありえるわけです。
スピードが速すぎて、逆に失速しないように(皆さんがついていけるように)することが重要になってきます。
私たちはそんな点に注意して研修生に様々なことをお教えてしています。
技術の修得について、慢心しないように、
努力は当たり前として、口に出さず、
それでいて患者さんの気持ちに寄り添った整体師になれるように。
そんな感じの指導を心掛けています。
【お知らせ】
CSR整体師育成コースはすでに締め切りましたが、現在入校を検討中の方に限りご相談の上入校を判断したいと思います。
以下、詳細ページです。
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入校をお待ちしてます。