講義メモ
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整体院を開業すると、
患者さんの痛みをそのまま受け入れてしまう整体師さんがいます。
施術が終わり、一息ついている時や夢の中にまで出てきてしまう。
そんなまじめな院長先生がいます。
でも、これを繰り返していると整体師自身が病んでしまいます。
決して相手の痛みや症状について同情したり、
思い悩む必要はありません。
過去に壊した相手の身体について整体師に責任はないのです。
病院に入院したように24時間相手を見守っているわけでもありませんから、
「今できることを精一杯行うこと」
これ以外にないんです。
ただし、患者さんが健康を取り戻すために寄添い痛みや苦しみに共感することは大切です。
施術以外でもできる限りのことをしてあげるといいと思っています。
できる範囲で応援してあげる。
例えば痛みで普段できないこと、困っていること、
そんなことを、自分のできる範囲の力で応援してあげるといいと思います。
卒業生の中には、高齢の患者さんの庭の草むしりをやってあげたり、
買い物をしてあげたり…
毎日ではないですがそんな応援をしてあげている先生もいます。
当然、患者さん本人にも喜ばれているし、それを知っている地域の方もその事実を知っておりその整体師さんは皆に愛されています。
面倒に思えることでも引き受けてあげれば喜んでもらえます。
そう説明すると、
「誰にもそんなボランティアをやるんですか?」
と質問される方がいます。
私がここで説明しているのことはあくまで「できる範囲」でのボランティアです。
院長先生自身がめんどうくさいとか、お金にならないからやりたくない…
そんな考え方が先に立ってしまうならやらないほうがいいかもしれません。
「頼まれごとは試されごと」(中村文昭さんの言葉)そう思って引き受けてみる。
*以下中村文昭さんの参考動画
自分の中で頼まれごとを楽しみにしてみる。
これができれば、きっと整体師の人間的魅力も向上すると思います。
面倒なことこそ積極的に引き受け楽しみに変えていく。
相手の苦しみに同情しすぎるあまり、自分の健康を害することになることより余程有意義です。
患者さんのことを思うならそんな考え方も必要かもしれません。
また、できない方が多いからこそ、やるべき価値があるんだと考えています。
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