標準アプローチ法よくある質問/Q&A

日本回復整体相互学院の標準アプローチ法は当学院の研修でも毎回行う基本であり基幹的な技法となります。
実際に患者さんに施術を行うと様々な質問があります。
また、研修生やホームページで学んでいる方には疑問もあると思いますので、標準アプローチ法についてよくある質問をまとめました。

目次

Q1:APP法を行い、直ぐに結果が出る不調者とその場で結果があまりでない方がいるのはなぜでしょうか?

A:重症の方で、標準アプローチ法の範囲外の場合、歪みが原因でない場合と判断します。
この場合、骨格診断によって応用技法で施術を行い痛みや不具合を解消していきます。
仰臥位、伏臥位になれない、立位、座位で対応できないなどの場合はその体制での技法がありますので、各姿勢で歪みを解消します。
施術者が施術後の変化を見逃し、相手に伝 えることが出来ない場合もあります。この場合、骨格問診、骨格検査、骨格診断と各流れをもう位置で確認し制度をあげるように練習をしてください。
患者さんのの痛みや症状について確実に回復ノート等に記載して、患者さんに施術前と後の骨格の変化、最初と施術後の変化をお互いに変化を確認するようにします。
微細な変化を見逃さないことが大切です。差異があれば相手が納得できるように説明する必要があります。

Q2:なぜ回復したのか痛みが取れたのかを相手に理由を伝えるのが難しいです。

A:先ずは痛みが取れた事実を施術者自身で率直に喜び、ありのままを伝えればいいと思います。
患者さんは、回復過程の難しい理論や理屈を知りたいとは思っていないことが多いです。
相手の目線に立って、その方の年齢、性別、職業、環境などを考慮し、たとえ話をしながら痛みが取れた理由を説明すれば納得してもらえます。
人間は健康であれば多少の痛みや疲労は、一晩寝て起きて自然に痛みが取れているのが普通です。このことを不思議と思わないと思います。
このような例え話を、相手に合わせてすればいいです。
ただし、理論や理屈を詳しく知りたいと申し出た方がいた場合、しっかりと説明することです。
説明できるように回復整体の理論を理解するように心がけてください。

Q3:これまで自分が使っていた療法に取り入れて使っても大丈夫でしょうか?

A:いいえ、それはできません。スポーツで言うと、野球とサッカーのルールを混ぜて行っているのと同じことになります。
スポーツにはルールがあります。ルールを捻じ曲げれば全く別の協議になるのと同じです。
理論が違うものを混ぜることは出来きませんから、現在行われている療法とは別の形で技術を提供してください。(別々に行うという意味です)
患者さんにとって本当に良いものを提供し、痛みが早期に改善することが大切だと思います。
もし、標準アプローチ法で効果が出ているのであれば他のことは不要です。

Q4:患者さんに施術時間が短いといわれた、私も時間が短いので相手が満足してくれたかどうか不安です。

A:整体院を開業すると何分施術してくれるのですか?と言う質問を受けることがあると思います。
ほとんどの場合、時間を気にする方は、慰安、リラクゼーションを意識してのことです。
痛みや症状で悩んでいる方に、1時間かけて痛みをとるという作業は、1時間相手の苦しみを延長させていることと同じだと思います。
仮に5分で痛みを解消したということは、相手の苦しみをそれだけ早く楽にしたということです。
皆さんは虫歯が痛くて我慢できない時、歯医者さんに何を望みますか?よほど変わった人でなければ、一分一秒も早く、痛みを取ってくれ!というのが普通ではないでしょうか?
時間は貴重です。早く痛みを取ったほうが職人としての技術は高いと思うのです。 完成度の高い仕事を素早く行う技術が回復整体です。
整体院におみえになる方のリクエストは痛みを早く取ってほしいということです。
回復整体の施術は慰安やリラクゼーションではなく、相手の身体の不具合を解消することが目的です。
現代人は何かと忙しいですし、多くの方は痛みや不具合で時間を無駄にしています。
できるだけ早く回復して、空いた時間で仕事や趣味等、人間らしい生活ををしてもらったほうが喜ばれると思います。

Q5:施術後、その場で結果があまり出なかったが、翌日または数日後症状が消失することがありますがなぜでしょうか?

A:回復整体はその場でも必ず何らかの結果が出ます。
しかし、その後患者さんが家に帰った後も効果が継続します。
継続して施術を受けることで更に1日目より、1週間後、2週間後、1ヵ月後・・・
傷口がふさがるように施術後の効果は24時間持続します。
ただし、その患者さんが症状に応じた生活ができるように、無理のない動作を心がけるように指導することが大切になります。

Q6:APP法を分解して部分的な施術をしても良いですか?

A:歪みが解消して症状が消失した場合に限り、必要の無いと判断した手法は省いてかまいません。(分解して一か所だけの施術という意味ではありません。)
ただし、そのように判断できない場合は、必ず全ての技法を手順通りに行ってください。
技術力が向上し、正確な骨格診断が出来るようになれば、このことが理解できるようになると思います。
経験が少ない場合は、必ず手順を守り、理由も無く部分的な施術を行わないようにしてください。

Q7:標準アプローチ法の理論が難しいのですが。

A:子供と同じ目線で考えてみましょう。説明書から読まず、結果を出してから、あるいは結果が出ないのはなぜか?という視点でその後テキストで確認、勉強するようにするといいでしょう。
子供にスマートフォンを与えると説明書など読まずに触って覚えていきます。理屈や理論から覚えようとするのは大人です。そうした大人ほど機械音痴になります。
素になって、これまでの経験と比較せず新しいものを学ぶという目線で学んでみてください。
ただし、実際の施術は常に本番であり練習と思わず行いましょう。
難しく感じるのは、人間の本来持つ単純な生理現象などを学問として置き換えているからだと思います。
決して難しいことを勉強するわけではありませんので、 難しく感じたら自分の身体の動きを観察したり、触ったりして見ると理解しやすいかもしれません。
回復整体のテキストは、行動が伴ってから読んだほうがより理解できると思います。

Q8:標準アプローチ法以外に応用技法はどのくらいありますか。

A:応用技法は、無数にあります。ただし、回復整体の技術は本来「数」ではありません。相手の症状によって理論をあてはめた結果の方法です。理論が理解できれば様々な応用技法が使い分けられるようになります。
そのためには、基本であり基幹的な技法の標準アプローチ法を完全に習得する必要があります。
例えて言えば、パソコンのOSが標準アプローチ法であり、その後インストールすることができる様々なアプリケーションが応用技法という感じでしょうか。
であり、これを完全にインストールした状態
標準アプローチ法の精度を高めながら、応用技法を活用するように練習すると良いでしょう。

*標準アプローチ法と応用技法の使い分けについては以下の画像を参考にしてください。

 


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