みなさん、こんにちは。
学院長の小森やよいです。
3月ももう半ばにさしかかってきましたね!
春の匂いがいっぱいして、朝晩の冷えもやわらいできました。
さて、
ある患者さんがこのような主訴で来院されました。
患者さん「10日前から腰が痛いんです。特に反る動作ができなくて・・・
普段立っているときも・・・」
さあ、整体師のあなたはこのあと患者さんに何を聴きますか?!
腰が痛い患者さん。腰が悪いのでしょうか?
この診断ができる=患者さんの背景を聴くことができる
これだけで回復のスピードは速まります。
私だったら 「 10日前、またはそれより前に何かしましたか? またはありましたか? 」
または 「お仕事で腰を曲げる動作はどれくらいありますか?」
まだまだこれは序の口の質問です。
この患者さん、実は
2週間前にシニアサッカーをしていて転びました。
左膝をひどく擦り剥きました。
それからしゃがむことができなかった=左膝を曲げることができなくなった・・・
いろんな動作で膝を曲げずに腰を大きく曲げる動作が増えた。
ここから腰痛が始まったのです。
簡単に診断の概要をお伝えしましたが、
実際はもっと細かく診断します。
整体のプロの方の中には
腰が痛いなら腰の手法をたくさん使われる方も多いかもしれませんが・・・
原因がわからず腰だけにアプローチしても何も意味がありません。
なぜなら腰が悪いのではないのですから。
回復整体は技術はもちろんですが
上記のように患者さんへの問診・背景を伝達する力がとても大切です。
なぜ痛くなったのかな~
痛みやコリはすべて脳が記憶した間違った習慣・動作です。
だから私達の身体はみんな元気なんです。
脳が思い出すだけなんですね。元気な時を。
私達はそこへ導いていく元気なカラダ案内人。
整体師は治す人ではなく、導く人。
私はそう思います。
人間の身体は自分で良くなる力を持っているのだから。
本日の自己回復ストレッチのご紹介です。
「おへそアップアップ~」
上記の患者さんのように腰背部の緊張が抜けてしまった腰痛の方、
ギックリ腰になりやすい方、
ぜひおうちでやってみてくださいね!