夫婦で何年も整体学校をやっていて気づくことがあります。
何を目的にこの研修生は入校してきたのかな?
①それは面接のとき、療術未経験者(たとえば会社員)の方に、
Q・なぜ整体師になりたいと思いましたか?
A・ 自分が不調でしんどい思いをしていてやっとたどりついたのが回復整体だった。
回復整体で良くなったので、自分のように病んでいて希望を失くしている人を回復させてあげたい。
療術未経験者の方に最近多い返答はこれですね。
②もうすでに療術の仕事をしている(たとえば鍼灸師・カイロ・もみ系整体)の方に
Q・なぜ回復整体に手技を変えようとしましたか?
この問いは大きく分類すると3つに分かれるのです。
どこを見て仕事をしようとしているか?ということです。
返答 ①この整体が近所に出来たら、もっと患者さんが来なくなって経営が下がるからです。
返答 ②今まで回復させてあげることができなかった患者さんを元気にしてあげることができると思ったからです。
返答 ③もう自分のカラダが限界です。この療法にしたらまだまだ仕事ができます。
この返答でどこを見て仕事をしているのかな?ということがよくわかるのです。
お一人お一人にいろんな事情があるので決め付けることはしませんが、私が面接させていただく理由は・・・
なぜこの仕事・回復整体を学びたい!と思ったか?です。動機ですね。
そして学んだあとどうして行きたいか?目的です。目標と目的はまったく違います。
学んでその後継続していない先生もたくさんいます。
どこを見て仕事をしているのでしょうか?
何事もそうですが、継続しない=そんなに強く想っていない ということです。
ですから私はこの面接時の言葉を必ず覚えているのです。
「本物の料理人は10時間のうちの8時間は包丁を研ぎ、2時間で料理する」
という言葉を聴いたことがありますが、まさに本物は常に基本に多くの時間を使っているということですね。
「手に職」とはそういうことだと感じる今日この頃です・・・