整体師なのに整体の手技で不調を改善するわけではない!
と言われたらおかしいと感じますか?
日本回復整体総合学院 学院長です。
お休みで読書をしました。
「生きていくあなたへ」日野原重明著 幻冬舎出版
みなさんもご存知のように日野原重明さんは今年105歳でお亡くなりになりました
聖路加国際病院名誉院長です。
その本の中の一節に私はとても感銘を受け共感しました。
「医学とはサイエンス(科学)の上に成り立っているアート(芸術)である。」
~ウィリアム・オスラー~
「 聖路加国際病院は病気を治療する場所ではない。神の愛によって患者の苦しみを癒す
場所である」
~日野原重明名誉院長~
この上記の言葉と私達が21年間伝え発信している回復整体がとてもよく重なりました。
(何年か前、日野原先生の講演会に夫婦で参加しました。上記はそのときの写真です。)
私は学院の研修生に「伝達法」を重点に指導させていただいてきました。
なぜなら、整体とは「手技・技術」が一番!と考えている方が圧倒的だったからです。
患者さんの筋肉に対してアプローチをかけている方がほとんどです。
筋肉や骨格しか見ていません。
患者さんの顔色・表情・所作・服装・言葉・返答・そして生活の背景・人間関係・・・
患者さんの「目」を見ていない方が多いことには本当に驚きました。
上記のウイリアム・オスラーのアート(芸術)と言う言葉は
「きれい・美しい・鮮やか」という画や音楽に対する感想ではなく
その画や音楽を聴くことによって自分自身が幸せになる。安堵する。癒される。
このような状態になるから
「医学」は科学の上に成り立っているアート(芸術)と言っているのだと解釈できます。
なので、整体も同じで
技術や理屈で患者さんは幸せ(癒される)にはならないのです。
共感・共鳴・寄り添う・傾聴というアート(芸術)が何より必要なのだと思うのです。
私たちの学院は「伝達法」なくしてこの回復整体は伝えられないと思っています。
なぜなら筋肉にアプローチするのではなく、「脳」にアプローチするからです。
何十年も腰痛の方いませんか?
医師から手術しかない!と言われている方はいませんか?
その肩こり、いつまで揉み続けますか?
なぜまた方が凝るのですか?
何回何年通ってもなぜ改善しないのですか?
お子様の喘息・側湾症・姿勢の悪さ・腹痛・頭痛
お薬でよくなりましたか?
なぜ繰りかえすのでしょうか?
ぜひ常識を疑ってみてください。
身体は真理に基づいたことならシンプルに回復に向かいます。
今日は日野原先生のご著書を拝読して
回復整体と重なった部分をお話させていただきました。
「あきらめないで!その痛み・コリ」