回復整体・経営・伝達(コミュニケーション)プログラム
目次
1.第3者の意見を聞き、客観視する
慣れてくると技に慢心したり、自分が偉いと錯覚してしまったり、現状に満足してしまったりするので、非常に危険です。
そういうところに落とし穴があるのです。
自分自身を監視するシステムを作ってください。
私は仲間と協力し、時々お互いの知り合いに施術に来てもらっていました。
仲間の知人に私の施術所に来てもらったり、私の知人に仲間の施術所に行ってもらったりして、情報交換していました。
自分を客観視しないといけません。
非常に耳の痛い話で、自分を否定する話は嫌いでしたが、素直になるといい意味で今後に繋がっていきます。
あえて第三者(自分の知り合い以外)に施術を受けてもらい、現在の問題点をはっきりと言ってもらうことが必要です。
知っている人だとなかなか厳しいことは言えないものです。
待合の雰囲気、掲示物、待ち時間、院内の様子、不調者同士の会話や雰囲気など直接感じたことを教えてもらうようにします。
特に女性にお願いし、待合に座っていてもらいましょう。
すみにゴミが落ちていたり、何かが汚かったりするなど、女性は空間に意識が高いので家族でも気付かないことを言ってくれることがあります。
「待ち時間が長い。」「こんなことを言っていたよ。」とか雰囲気、空気、匂いなど五感で感じる様々なことを言ってもらえます。
その場合対価をいただいているので、お礼として施術をしてあげるのもいいでしょう。
2.仲間の施術家に客観的に意見を述べてもらう
あまり仲が良すぎると、何でも言ってくれているようでもやはり言いやすい部分と言いにくい部分がありますので、知り合って浅い方や普段あまり話さない方に頼むのもいいかもしれません。
3.自分自身が不調者の立場にたって客観的に自院を見直すこと
今述べたこと全てを、今度は自分自身が不調者の立場に立って「技術」「経営」「伝達」の学院三法に基づいて見直してみます。
もし自分が施術家になる前の一般の人間だとしたら、自分の施術所に来た時にどう思うか考えてみてください。
あえて駅やバス停から歩いて自分の施術所に行き、自分が他人になった気持ちで施術所に入り、自分自身で疑問視しながら見てください。
ただ意外に自分自身では気付かないのが口癖です。
講義でもよくシミュレーションをやりますが、みなさんの感想を聞いていると「こういう言い方をしない方がいい。」というような感想が非常に多いのです。
何らかの形で誰にでも口癖はあるものです。
それをきっちりと受け止めてください。
私も警察官をしていたので、いろいろな人に「詰問みたいだね。」「職務質問みたいだね。」と言われましたが、すでに染み付いているので自分では全然気づきませんでした。
指摘されてやっと気付き、「じゃあ、どういう風にしたらいいかな。」と考えたことで改善されていったのです。
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