回復整体・経営・伝達(コミュニケーション)プログラム
前回の記事「アナログ的な宣伝(新聞チラシ)で効果がない地域も工夫次第」
目次
1.自分中心ではなく、自分の地域が活性化することを考える
チラシなどの販促物を作成するにしても、普通の宣伝方法であっても自分中心でやろうとするとうまくいきません。
チラシを見ても自分中心で「来てください」というものばかりですが、地域のためになり、自分の地域が活性化することを第一に考えてください。
私たちが推奨するこの方法は一見すると損のように思えますが、広い概念で考えれば損はありません。
例としては、その地域の商店街の宣伝も同時に行うことです。
商店街や商圏を利用するのではなく、お互いが繁栄するために自分は損をして徳をとるということです。
その地域や商店街の宣伝も同時に行えば、嫌がる人はいないはずです。
集合広告は、みんなからお金を集めますが、これは自分の費用で出すものです。
自分の広告を載せたら、後は他人の宣伝をしてあげるのです。
集合広告は一般的に全て分かれて独立していますが、そうではなく関連づけて載せるようにします。
自分が広告主だから、好きな形で作成できます。
相手にも利があり、自分にも利があることをやればいいのです。
自分のよく行く商店や床屋など気心知れた商店街の人に協力してあげましょう。
その他に関連事業があればその宣伝も行います。
「私が全額チラシ代を出しますから、おたくの宣伝載せてもいい?」と言えばたいてい「ただなら載せてよ。」となるのでコラボレーションします。
「あそこの食品店にはこんなにおいしい材料があって、あそこの八百屋さんにはこんな新鮮な野菜が売っていて、うちではいつも食べています。」といったインタビュー記事を載せるなど、こちらは引きながら相手を前面に宣伝していきます。
2.地域活性化と他業種の宣伝
常に述べている通り、歪みを取っただけでは十分ではありません。
人間歪みを取ったから健康的な生活ができるかというとそうではありません。
私たちは、その一端を手伝っているだけです。
いい栄養をとっても、歪みがあったら十分に吸収できず、逆に歪みがなくてもいい栄養がなければ、ちゃんとした体を作ることはできません。
また人間というものは精神活動をするものであるので、それが安定し、楽しみもなければ生きていけません。
これらを地域の活性化と自分が提供できるものとを全て別々に考え、その上で全て結ばれているという目線で見てください。
2.栄養・運動・ファッション・精神活動
栄養を意識すれば地域の野菜、食物や食べ物を提供する食堂が必要です。
「あそこのレストランにおいしいものがあるから、歪みを取っていくといいですよ。」「私は行ったけど、こうでした。」と宣伝してあげたり、「そこのマスターがとても優しい方でよくしてもらって、時々こんなサービスをしてくれるんです。」とこちらから紹介してあげたりするのです。
適度な運動が必要であれば体育施設、運動用品店など身体を動かす事も必要です。
人間には適度な運動が不可欠です。
周辺の体育施設や水泳教室、ジム、運動用品店などに行ってみて良ければ、合わせて宣伝してあげましょう。
また、より良い生活をして楽しむには衣料品、アクセサリーも必要です。
女性はいい服を着ると気分がよくなります。
すると五感が刺激されてよりよい健康状態が保てますから、「私はこういうところに行っているんですよ。」と宣伝してあげましょう。
そして、より知識を高め、人間らしい生活をするためには書籍や趣味の楽しみも必要です。
趣味や本など、自分が宣伝してあげたいというものがあればチラシに載せていきましょう。
3.集合広告の利点
一般の集合広告はお金を取っていますからバラバラですが、お金を取らなければ自院を中心にして関連付けられます。
中心というか、歪みをとってこういうところに行ってみましょうという流れにします。
手作りのチラシであるため目に留まりやすく、ただで宣伝してもらったからということで来る方もいるでしょう。
お客さんに「このチラシを見てきたよ。」と言われれば、食堂でも何でも絶対口コミしてくれるようになります。
その店に行ったお客さんからも、また口コミが広がります。
「この地域に人が集まるように、地域マップを作りたいのでコメントをもらえますか?」と周辺のコンビニや商店街をまわり、健康マップとして作ることもいい方法です。
初めての所は怪しまれるかもしれませんが、自分の行きつけの所なら嫌とは言わないでしょう。
この周辺でもそういう宣伝法をする居酒屋がありますが、とても評判です。
テレビでも紹介されました。
その地域や通りは非常にさびれていますが、様々な店を紹介しながら自分の店をアピールしています。
他の店にも置いてもらえますから、一番いいツールであるといえます。
出回っているチラシの大半は自分本位なものですが、このように周りが全部よくなり、自分も上げてもらえるシステムを作ればいいのです。
手書き風に楽しく書いたり、新聞風に書いたりして、自分の施術所のためというより「地域のお店の宣伝で回っています。」と言いながら配ったり、ポスティングしたりします。
そこに載せたお店の人も「あそこの整体行きなよ。」とお客さんに勧めてくれるでしょう。
細かい内容やデザインは先生方が自分なりに考え、地域の新聞のような形で地域情報をアピールし、自分のところにつなげていってください。
場合によっては、同業者の宣伝をしてあげてもいいのです。
健康的な生活という観点で、三方良しということになります。
口コミが発生しやすい商店としては、床屋さんや美容院、八百屋さんなどがあげられます。
そういう店のご主人と仲良くなり、一緒に写真を撮って載せるのもいいでしょう。
商工会議所に入ると、そういう商店の仲間ができるのでいいです。
地域の仲間や異業種の仲間を作ることは、非常に大切なことです。
また、歯医者さんは医師法でこういうのが治るというような宣伝はできませんので、その歯医者さんの人間性を宣伝してあげるのもいいでしょう。
自分でチラシが打てないから、先生が新聞記事みたいにして「こういう先生がやっている歯医者さんです。」と紹介してあげると、先生に対するイメージもとてもいいと思います。
医師法でいう宣伝にあたらなければいいのです。
カラーでなくても一色刷りでもいいので、B4で裏表使えばいろいろなことができます。
地域を巻き込むので反応が高く、地域で宣伝してくれ、チラシを置いてくれるのでいいことばかりです。
自分本位にならないというのは、こういうことです。
工夫はありますが結局は自分の売り込みチラシとなるので、中にこういう一節があると、売り込みに受け取られません。
健康と言うものは地域で考えることですから、地域の人たちにもこの理論をわかってもらうことが大切です。
歪みをとるだけでなく、人間には食事や精神活動も大切であり、全てが丸い円の中に収まって、地域活性化になるのです。
自分が発信源になればいいのです。
そんなチラシがあったら、ポスティングにも行きやすくなります。
期間や期限が書いてないものは、折り込みに使ってもいいでしょう。
4.感謝の気持ち
自分の所を早く売り出して成功したいという思いが強ければ強いほど空回りしてしまいます。
商店街の人たち皆が自分の味方になったら、すばらしい整体院になると思いませんか?
地域を生かすためには、まず自分自身がちゃんと愛国心を持っているかどうか、愛国心の前にちゃんと家族愛があるかどうか、自分の両親を敬って感謝しているかどうか、家族に対して感謝の気持ちを持っているかどうか、そこから始めないといけません。
地域があって様々なお店があるから、今自分が商売をできるのです。
そこに感謝の気持ちがないとこういう考えは浮かびません。
みんなが寄り集まっている地域、社会だから人が来るのです。
そこで商売できることに感謝し、自分はどう恩を返せるかを考えないといけません。
自分が地域の一員でそこで生かされているという考えでないと、何をやっても自己本位になってしまいます。
サラリーマンから転職した方は、会社という組織が後ろ盾にあって、会社が地域社会に貢献していたから自分がその地域の一員でいられたのだということを認識してください。
どんな大きな会社でも消費者を騙すとしっぺ返しが来て、つぶれてしまうこともあります。
小さい会社でも地域の役に立つという目線で仕事をしていかなければ、必ずそれは跳ね返ってきてしまいますから、とても大事なことです。
自営は評判が一番大切です。
田舎の場合は特に、少しでも変なことして口コミであそこはダメだと言われるようになったらすぐにつぶれてしまいます。
評判とは結果です。
全ての積み重ねが結果として現れるので、チラシの作成を単なる手作業と思っている方は大間違いです。
ここからもう施術が始まっていて、チラシの一文字一文字自分の魂をこめて作っているから、人が来るのです。
他の先生が作って反応率の良かったチラシをそのまま真似ても、うまく行くとは限りません。
足で稼いで情報を得て、自分なりに練って考え、地域に根ざした先生のチラシだからこそ人を集めるのです。
今はインターネットや量販店で安くいろいろなものが買えますが、地元で仕事をしている限りは多少高くても地元の商店で買ってください。
印刷にしてもスーツを仕立てるにしても、地元で自分のお金を使って地域に還元しながら、地域社会に自分も協力しているという意識でやったほうが結局は自分のためになるのです。
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