整体師は「夢」をもとうよ!語ろうよ!の続きです。
目次
癒しのSNS(ソーシャルネットワーク)、厳しさの会議
■聞き手 具体的に、夢プロがどんな活動をしているのか、簡単に紹介していただきたいと思います。
まず、SNSがありますね。これは、どんな意味があるのでしょう。
■A先生 情報交換という役割はもちろんあると思うけど、やはりみんなの意識付けというか、同じ意識を常に持っているために、SNSは重要だと思います。
メンタルな部分で上がったり落ちたりすることは誰しもがあると思うんですが、そういうときSNSで仲間とつながってることによって、常にいい状態を保っていられる。それが一番大きいと思いますね。
忙しくて体の負担が蓄積したり、モチベーショが下がったりして、施術に影響することもあると思うんです。
そういうときでも、たとえばC先生先生も同じように頑張ってる、D先生も頑張っているってメールを読めば、「俺も頑張ろう。このままじゃあかん」と思えるでしょう。
みんなで良いモチベーションをキープするためのツール、そういう感じがしてます。
癒しの場としてのソーシャルネットワーク活用
■聞き手 みなさん、書き方が微妙に変わってきていますよね。
最初は自分が書きたいことを書いていたけれども、最近は喜ばせようとか笑わせようとか、エンターテイメント的な要素も濃くなってきたような気がします(笑)
■A先生 けっこうウケ狙いて書いたりはしますよね(笑)
■聞き手 やっぱり読み手の顔を考えながら書いている、ということですか?
■A先生 そうですね。みんなこれ見たら大笑いするだろうなとかって、そういうのを想像しながら書いたりしてますよね。
■聞き手 で、はずしたときはちょっと寂しいと(笑)
■A先生 そうですね(笑)
忙しく頑張っている毎日のなかで、最近はSNSが息抜きの場にもなってきてるかもしれないね。
■聞き手 ああ、ここだったらリラックスして好きなこと言える、みたいな。
■A先生 みんな親しいから、笑いのツボもわかってくれる人が多いからね。
現実に向き合う会議も大切な時間となる
■聞き手 実際に集まって行われる会議のほうは月に1~2回ありますが、これはどんな役割があるのでしょう。
■A先生 夢プロのメンバーで、共同でいろいろなことをやっています。
たとえばスポーツ障害の研究とか、企業に対応しているとか、一緒にセミナーを開いているとか、そういうことの報告とか打合せですね。
新しいことが議題にのぼったり、いろいろです。
月に1回くらいしかできませんから、非常に大事な時間ではありますね。
■聞き手 顔を合わせなければ話が進まないということは、当然あるでしょうね。
■A先生 やっぱり、そのほうが早いですしスムーズに行くと思います。
人と会うことは大切だと思います。
■聞き手 去年の終わり、11月か12月の会議のときのことですが、「翌年1年の基本目標を立てよう」という議題で行われました。
あのときは非常に厳しい会議でしたね。
■B先生 各自の予算計画を発表したんですね。でも、それは予算じゃないだろう、というような話になった。
■A先生 そうですね。
つまり、予算っていうのは目標の数字をつくるだけじゃなくて、その数字を達成するために何をすべきかを考えるってことだと思うんですよ。
だけど、あのとき夢プロのメンバーが出してきたものは、いまある現状のことをただ積み上げただけのものだったんですね。
そこには努力目標も何にもない。それでまあ、ちょっと喧々諤々と。
要するに、経営者にとってBS/PLを読むなんてのは当たり前の話ですよね。
会社の通信簿みたいなもんですから。
そういう経営者としての意識も、みんなに持ってもらいたかったんです。
この業界では、そんな意識がないほうがスタンダードですからね。
去年のあのころの段階では、まだそこまで意識が高くないメンバーもいました。
「オレたちは、業界のスタンダードとは違うんだ」ということで。
いつも笑っているだけじゃない
■聞き手 いつも飲んで笑ってるだけじゃないんですね(笑)
■A先生 あたりまえです(笑)
われわれの業界も、目的意識をもって自分に数字を課していかきゃダメなんです。
そうしなければ誰も応援してくれない。
早い話、お金を貸してもらえないから何もできなくなる。
■聞き手 そうですね。
■A先生 せっかく組織でやっているのだから、そういうことでお互いに切磋琢磨してしっかりやっていこう。
そういう活動の実質的な場が、月に1~2回の会議です。
整体師にとって異業種交流は必要につづく
<このコーナーの目次>
5.再現性のある技術を身に付ければ「自信」は後からついてくる
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