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整体院経営において「チームプレー」は必要か
整体院の経営はある意味「個人プレー」です。
整体の技術を学んだ個人が、整体院を開業します。
起業すれば「経営者」であり、それぞれが同業者で通常はライバル関係になると思います。
しかし、孤独に整体院を経営していると「井の中の蛙・・・」となり視野が狭くなります。
経営者としての視野が狭くなると、地域に引きこもり、冒険をしなくなります。
すると経営に工夫がなくなり、「技術」だけ提供していれば投資はしなくていい・・・
と時代に合わせた経営ができなくなります。
整体師は孤独な仕事かもしれません。しかし、同じ志をもつ仲間がいることで切磋琢磨して成長することができます。
「拠り所」・「仲間」・「技術」の三角形の中心にいるのが整体師と考えています。
拠り所とはいつでも安心して学んだり相談できる場があること。
仲間とは同じ志を持つ人間。
技術とは職人としての技術力そのもの。
このような環境でアイディアを出し合い、イベントを開催したり、社会貢献などすることで、
人間的に成長しながら活動の経験を生かして施術家(治療家)として地域で活躍できる整体師を目指すことだと思います。
以下の記事は過去に行った、卒業生がチームで取り組んだ「夢プロ」というチームで取り組んだ経験、考え方です。
同業者を単なる商売敵として考えるのではなく、
仲間として一緒に活動することでプラスになり、お互いに良い経営ができるということを理解していただければと思います。
現在はSNS等の普及から、同じ志を持つ仲間を見つけやすい環境にあります。
そこで集まった仲間とともに何かやりたい!と思う方がいると思います。
考え方としてこれらを参考にしていただければと思います。
ある日の座談会にて
■聞き手 夢プロというのは、この業界ではかなりユニークな集団だと思います。まず、大雑把に夢プロを解剖して、みなさんにざっくりとお見せしようかと思います。
まず言えるのが、夢プロというのは、ものすごく仲間を大事にする。
これは伝統なのか、文化というのか……。この仲間意識というのは、どこから来ているのでしょうか。
■A先生 基本的にわれわれは、チームで上がっていこう、みんなで良くなろうという意識からスタートしていますよね。まあ一般的に、整体業界に限らず、自分で商売を始めて頑張っている人たちというのは「みんなで成功しよう」っていう意識はあんまりない思うんですよね。
■聞き手 たしかに、そうですね。
■A先生 とにかく自分の商売がうまくいくかどうか。その競争に勝つかどうか。自然に、一人になってしまいます。
■聞き手 自分一人が出し抜いちゃえばOK、そこから始まってますものね。一般的な整体業界でも、先生方同士での情報交換のネットワークはあると思うけど、けっこう内容がなかったりして……。
■A先生 勉強のためのネットワークのつもりが、いつしか愚痴のこぼし合い聞き合いになってたりして。
■B先生 自分が勝つためのネタ仕入れみたいな、そんな感じなんですよね。
■A先生 だから夢プロに関して言えば、本当に何でも情報を開示して、共有して、一人でもへこんでいるやつは引っ張り上げる。
集団がいれば、ダメなケースもあるのが当然じゃないですか。
うまくいかない時期、というのもあるしね。その悪い部分をみんなで自分のことととして考え、支えあう。そして、そいつが上がってくるのを待つ。
そんなチームワークがあるから、みんなここまで来れたのかなっていう気がしますよね。
■聞き手 苦しんでいたメンバー、いましたものね。
みんな彼のためを思っていろいろなことを言ったり、情報提供ももちろんしたり。厳しい面もあったと思いますけど、本人もよくついてきたと思う。
■B先生 チームの仲間意識が高いから、悪いときでも、あきらめないで上を見て頑張ることができるんじゃないかな。
■A先生 そうですね。悪いときに、粘り強く継続してやる。これはすごい大事ですよね。
■聞き手 経営って、特効薬がないんだよね。何かをすれば飛躍的に明日からうまくいくようなものを求めがちですが、そういうのはないですよね。
■A先生 われわれの業界では、機械を入れたり、ゲルマニウムを導入したり、エステ的な要素を入れたり、耳ツボダイエットをふやしたり。
でもそれで解決するほど甘くない。われわれの強さというのは、自分のその腕一本で不調者さんを回復させるんだ、というその信念だけで経営を立て直していくところだと思います。
■B先生 素晴らしい仲間というのが、それを担保してる。前を向いて行動すれば必ずうまくいくんだという勇気を、夢プロの仲間からもらっているんだね。
■聞き手 不器用といえば不器用だけど。。
■A先生 職人なんですよ。
■聞き手 逆に、成功している人に対して「うまいことしやがって」みたいな妬みとか嫉妬のような感情も、まったくない。あれは何だろう、不思議だね。
■A先生 いい意味でのライバル意識の高さだと思う。いま仲間の中には月100万以上稼いでるやつが30人~40人いる、それが当然という環境がしっかりできあがっていることが大きいと思う。
■聞き手 それでいて、年齢や性別も必ずしも同じではないのに、上下関係とかよそよそしさとか、まったくない。
■B先生 少しはあれよって感じだよね(笑)。でも、ゆるい尊敬関係はそれぞれあると思うよ。
■聞き手 それは、ありますね。
■A先生 つまり、お互いが自立した経営者同士の集まり、ということなんですよ。
だから年齢も男女の差も関係ない。ざっくばらんで無礼講だけど、お互いへの尊敬はいつもベースに持っている。
■聞き手 そのあたりの人間関係が、夢プロというのはものすごく濃い。ギューッと凝縮しているんだね。
■B先生 たとえば「夢プロで今後やることを真剣に考えよう」ということで会合の予定を合わせていると、みんな予約から約束から全部キャンセルして大集合しちゃうでしょう。
あのパワーって、すごい……。
■聞き手 行政の「すぐやる課」みたいなね。
■A先生 行動の早さ、それがまあイコール意識の高さなのかな。でも、その決断の早さ、行動の早さというのは、われわれの仕事には絶対に欠かせない条件だと思う。
拠り所(学びの場)を介してそんな人間が近寄ってきた集団だから、みんなで良くなれるんですよ。
<このコーナーの目次>
5.再現性のある技術を身に付ければ「自信」は後からついてくる
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