【卒業生の報告】家族の愛情が「からだ」と「こころ」を癒す~リュウマチ~で家族の愛情(感情)と回復整体を活用することでどんなことができるか説明しました。その続きとなります。
目次
症状ばかりに目を向けず、内面の問題も考える
この方は、病院に頻繁に苦痛を我慢して通い、そして待合で痛みをこらえ何時間も待つこともしばしばあったことでしょう。
通常の診察では心の問題までしっかりと診てくれません。
病院からこうした患者さんが五感の情報全てが不快なもだったのではと思います。
益々身体が緊張し、歪みがでる。左右対称でなくなった骨格は更にリュウマチという症状に押しつぶされ、痛みとの格闘が始まります。
不快なイメージの連鎖が始まり、骨格の歪みにより、循環器系の圧迫が発生し、血液の循環は悪くなり、交感神経が常に優位に働き、あらゆる事象に対し身体が過剰に反応することになります。
なので、リュウマチという症状に目を向けるのではなく、相手の内面に目を向けて互いの五感を利用することで心身を軽くしてあげることを考えるとここまで変化が出てきます。
間接的な原因(ストレスからの緊張など)を取り除くことで、大きな症状にも影響を与えることになります。
今回の例は、信頼の置ける家族が不調者である母親を回復に導くために、良いイメージを持って行った事例です。
このようなことは、家族間で行はなければならないというものでもありません。
一般的な病院や施術所、医療の現場だけではなく、教育の現場や企業内においても同じことが可能だと考えています。
様々な場所で行える整体法
医療の現場でも施術者と不調者が相互に五感を通してあらゆる情報を快にすることで、全く同じことができると思います。
医療関係者が行わなくても、入院中のご家族に他のご家族が優しい刺激で心身を楽にしてあげることはできます。
医療行為ではないので、誰でも行えると思います。(気分が悪い方の背中をさすってあげる行為と同じようなものです)
(不快なイメージを他人に与えると、相手に触れなくても一瞬にして骨格が変化します。)
教育の現場では、「五感から発生する情報イメージがどれだけ人の身体に影響を与えることがあるか?」
実技を交えて、「人間の感情が骨格にどのような変化を与えているのか?」という教育が出来きます。
例えば、
・人の悪口を言ったり・・・
・マイナスの考えをしたり・・・
・不快なイメージをしたり・・・
こうした感情の変化は、自分や相手の心が傷つくだけではなく、実際に相手の五感から発せられる、目に見えない、そして感じられない刺激であっても相手の身体にダイレクトに影響することを教えることが可能になります。
(自分、他人、どちらの感情も身体に与える影響はかなりなものです。)
感情や言葉が身体に与える影響
現在、大人も子供も感謝や思いやりといった言葉がなぜあるのか本心からわからないという方もいると思います。
是正的な感情、特に物事に感謝するという感情が、脳や身体にどのような影響を与えているのか?
「回復整体」の理論を活用すれば、相手の身体を通して実演が可能です。
子供たちが周りの人間に、乱暴な言葉や、無作法、人を思いやらない行動をとったときに、周りの人間はどれほど身体の刺激を受けているのか?
「言葉」だけの理解ではなく、暴力で相手が傷つくのと同じように感じることができます。
言葉の暴力といいますが、単なる精神的苦痛だけではありません。
間違った言葉で相手を刺激することはよくないことです。
汚い言葉を相手に投げかければ、それは道徳的な話だけではなく、実際に相手に暴力をふるって、身体上の打撃を与えるのと同じことだと理解できると思います。
人の心は見えない、触れないものであるが、「回復整体」の五感の理論を通せば、直接触れなくても人の心が身体の変化を通して感じることが出来きます。
教育の現場でこのことが出来れば、いじめや学級崩壊などの様々な問題に一石を投じることができると考えています。
「感謝する、思いやる」という漠然とした感情を、周りの人間や自分の身体を通して、間違った言葉や、行動は相手にどのような反応を与えるのか理解が深くなると思います。
企業においても、様々な問題が解決されると思います。
会社の中では様々な人間関係があります。
上司と部下、同僚、取引先との関係等々・・・
仕事をすることは、様々なしがらみの中で個を殺して立ち振る舞わなければならないときもあります。
五感を利用した回復法を、ラジオ体操の代わりに行うことで社員同士の関係性を高め、企業の生産性を上げることが可能だと考えています。
社内の研修において、社員同士のありかたを五感を通して「回復整体」という「言語」を通して行えば心の内が身体にあらわれますから、
言葉のカウンセリングと合わせることによって心の問題や身体の不調も、早期に発見できると思います。
大人になると、人間関係が複雑になります。
まして、同じ会社での人間関係ともなれば毎日のことですから大変です。
社内での人間関係がギクシャクすると、企業の生産性にも影響がでます。
社内での「回復整体」で五感を通した情報発信を適正にすれば、相手を理解することに役立つと思います。
実践的に、どのような五感からの情報が相手に不快なことであるか?
そして「快」の情報は何であるのか?
五感を利用した骨格検査において、個人を対象に調査してもいいと思います。
また、その情報をベースに企業全体のモチベーションを上げるためにも使えるのではと考えています。
特に、見かけだけではわからない、心の問題、精神的な症状を骨格検査から発見できると思います。
会社において、誰にでもできる簡単な回復整体で、その場で身体の痛みや不調を軽減させることができます。
例えば、腰痛の多い職場ではその原因をしっかり把握した上で、回復整体の理論を使えば腰痛は未然に防ぐことが出来きます。
未然に防ぐだけではなく、万が一ぎっくり腰などが発生した場合も直ぐに改善できます。
「目に見えない情報が身体へ伝わる」を考える教育
話がそれましたが、感情から発生する「見えない刺激」を様々な場所で教育することが可能です。
「イメージしただけで、身体に反応が出る。」
ということを多くの方に知ってもらうことから、言葉や態度で他人を傷つけたりすることを自発的にやめさせることができます。
身体の歪み、筋肉の緊張、腹痛、下痢、喘息、様々な痛みを伴った症状がイメージだけで発生する。
不快な言葉を他人に投げかけたり、自分へのマイナスイメージがどんなに健康に影響を与えているか?
ということを理解してもらうことができます。
逆を言うと、良いイメージをするだけで身体は良い状態になるともいえます。
健康的なイメージをするだけで交感神経優位から副交感神経優位に働くことで筋肉が緩みます。
職場などで緊張によりからだ中が「ガチガチ」ならないように回復整体で一瞬のうちに体を緩めることができます。
まずは、不調のある方に安心の情報を与えることです。
そのためには、互いに是正的な気持ち特に「感謝」するという気持ちを持つことが大切と思います。
考えることなく、ただ、感謝するだけで相手の五感からの刺激は安心の情報となり、それだけで身体は軽くなります。
相手に触れる前に、この状況を意識して作る必要があります。
相手の心を開き、副交感神経優位に働かせることがスタートです。
相手に触れる行為(実際の施術)で、実際に痛みを解消することで、さらに相手のイメージはプラスのイメージとなります。
人間の思考は、プラス思考を実行するだけではうまくいきません。
プラスの思考をするためには、プラスのイメージと、自分の感情を幸福感に満ちた快の状況にする必要があります。
すると、思考状態はなにもしなくてもプラス思考となります。
痛みを抱える慢性的な痛みを持つ患者さんにとって、少しでも痛みから解放され、症状が回復するという事実を知ることが、プラスのイメージを与えることができます。
さらに、痛みのない症状が回復した健康的な生活をしている、自分の将来をイメージすることができるようになります。
回復整体の施術により、
- 症状や不具合、痛みが解消した事実
- 慢性的な痛みで例え、全て解消しなくても少しでも改善するという希望が持てる(将来をイメージできる)
- 生きる意欲、回復に向かうための気力が生まれる(プラス思考)
上記の三つの土台ができます。
病気や不具合を例に取るとわかりにくいかもしれませんが、
例えて言うと、母親と赤ちゃんの関係を思い浮かべてもらうとわかりやすいと思います。
わが子を思う気持ちで相手に接する重要性
母親は生まれた子供に100%の愛情を注ぎます。
子供を見る目(視覚)、子供を触る手(触覚)、子供に優しく声を掛ける(聴覚)、子供に与える母乳(味覚)、母親の臭い(嗅覚)
親は子供にあらゆる愛情をかけます。
赤ちゃんにとって、母親から受ける五感からの情報は全て心地よいものとなります(「快」)の情報です。
安心、安全、信頼の全てが母親からの情報にはあります。
母親はこのとき、わが子の健康を願うだろうし、子供が生まれたことに感謝の念を抱いている。
そうした母親からは、赤ちゃんもその願いに答え、健康的にすくすく成長します。
わが子には出来て、他人には出来ない・・・という方もいると思います。
一番効果が出やすいのは、先のリュウマチの母親を思う娘さんのように、家族同士で行うことです。
他人に対しては、様々な事情から同じようにはできないかもしれません。
ただ、努力によって近いことはできるようになります。
相手に良い感情を向けて接すれば、回復整体との相乗効果で良い結果が出やすくなります。
不調者に対して、先入観を持たず、同じ人間が苦しんでいる。
早く回復させて、楽にしてあげたい。
そして、その不調者を出来るだけ多く回復させることが自分の喜びであり、沢山の症例を勉強できる機会を与えてもらったことに感謝する気持ちを持つことが大切だと思います。
これだけで、相手は特別なことをしなくても、五感からの情報は間違いなくプラスに働くようになります。
余分な先入観は雑念を呼び、心で思ったことが身体上の表現として五感を通して相手に伝わってしまいます。
あなたの脳と、身体はウソがつけないのです。
その場だけでよいので、相手に感謝するという気持ちをもちながら施術を行えば、
母親と赤ちゃんの例のように、相手は必ず五感を通じて無意識にあなたを受け入れるようになります。
こうした事実は不思議な事ではなく、既に様々な研究者が科学的レベルで実証していることです。
(詳しくは以下の記事を参照ください。)
これらを実践的に「回復整体」を活用して様々な不調を解消するという方法です。
是正的な感情、特に「感謝」の気持ちを双方で持つことにより、健康を害した人間と、施術を行う施術家が社会的(経済的成功)、人間的成功の両方を達成することが可能となると思います。
これは仕事としてだけではなく、家庭内でご家族等に行う「家庭内整体」でも同じです。
「仕事としての整体」、「家庭内で行える整体」どちらも同時進行で普及できればと考えています。
刺激により、どのように骨格が変位するのでょう?
- 内部情報(イメージ)からの骨格変位
- 外部の刺激からの骨格変位(無条件反射)
- 身体動作からの学習による骨格変位(条件反射・繰り返しの熟練動作→例膝の痛み等)
- 内部情報(五感を通した記憶の蓄積)は、感情を伴います。
- 不快な感情はダイレクトに脳幹を刺激し自律神経系に作用し、筋肉・血管等様々な部位に影響を与えます。
- 身体動作の学習は大脳基底核と小脳が関与して運動パターンを無意識に行っています。