転換期である整体院経営 立ち向かうには?

回復整体・経営・伝達(コミュニケーション)プログラム

前回の記事「整体院(施術所)の経営は精神論だけではなりたたない」

■現実に経営が成り立たない整体院が大多数
■どのようにすれば転換期に対応した整体院になれるか?


1.問い合わせから見えた施術院の現状

私達のところには、日本中の整体師(施術家)の皆さんから毎日のように問い合わせの相談あります。

話をすると経営が成り立たないということなのですが、見ず知らずの私達のところにかなり重い相談を持ちかけるということ自体が、異常事態だといえます。

相談する相手がいないのです。

それでも電話をかけてくるということは、何かをつかもうとして行動を起こそうとしているのですからまだいい方です。

問い合わせてくる先生のほとんどは1日の施術人数が0~1人、開業後3年未満で、経営についての不安だけでなく、今のままでは相手に提供するものがない、具体的に言うと良くすることができないという声が大半です。

 

この業界の方は真面目な方が多いので、最初の志から振り返った長いメールを送ってくださる方や、直接お手紙をくれる方もいらっしゃいます。

「経営がなりたたずに家族を養っていけない。」「人の体を良くしてあげたいというもともとの想いとははずれ、リラクゼーションのようになってしまった。」「人に雇われて流れ作業になってしまった。」という内容が多く、結果としてそれが収入に跳ね返ってきてしまうようです。

一様に言われるのは「厳しい。」「こんなはずではなかった。」「もっとうまく行くと思っていた。」ということです。

 

現状を見ていると、1万人に1人の成功率と言われることにも納得がいきます。

志を最初から振り返って、どんな風にしてこの業界で経営を成り立たせていくか考えたとき、私達の提供するものは一番理にかなっていると感じています。

再現性のある方法であり、単に技術を提供するのではなく、相手の背景を見ながら五感を通し提供している、やはりそういうものが求められているのではないでしょうか。

2.転換期にある療術業界

今、この療術業界もたいへんな転換期にあります。

なぜ転換期なのかというと、ひとつには宣伝法の変化があります。

10年以上前は、インターネットも携帯もなかったので、新聞や雑誌などの情報が強い時代で、そういう時代には、チラシで宣伝するだけで集客できたのです。

今はホームページだけではなく、ブログやSNSでの集客が主になっていると思いますが、2、3年後にはそれだけでは足りない時代がきます。

施術者自身が自分という存在をしっかり認識し、言葉や資格など自分が発する五感からのイメージが他人にどう映るかということ自体を宣伝にし、地域の活動などいろいろなところに出て、自分自身が宣伝になっていくという方法をとらないとこれからの時代はやっていけないでしょう。

それが私たちが提案している「独自性のある整体院」の経営です。

逆に、転換期こそビジネスとして大きなチャンスといえます。

3.閉鎖的業界であることを念頭において対応する

健康に対して関心が高まっている社会ですから、この業界に関わっている人や潜在的にこの仕事をやりたいという人は多くいますが、入ってしまうと閉鎖的な業界です。

多くの学校では卒業生が皆うまくいっているかのような宣伝をしていますが、実際は氷山の一角の人が食べていける程で、残りは開業さえもできず、開業しても声があがってこないという場合がほとんどのようです。

情報が限られており、インターネットで調べてもろくな情報が得られません。

いいところばかりを見せるので、技術ばかりを追い求めている方は次から次へといろいろなものに手を出してしまうという悪循環を招いています。

もともと症状や痛みをとるという行為自体が曖昧なものです。

 

社会が複雑になりパソコンを使う仕事やデスクワークが増えると、肩こりや腰痛など特化した症状が出てきます。

現代医学も同じで、医者がそういう症状全てを取れるわけではありません。

ですから、私たちのような仕事が流行るのです。

しかし数字として10の腰痛がいくつになったとは明確に言えないので、実際にいい施術方法があっても、それが大評判になって世界中に広まるということはまずありえないのです。

では、そのような閉鎖的な業界の中でどうしたら強い施術家になれるのでしょうか。

 

やはり情報をオープンにしている学校やセミナーを探し、実際に行き、自分の目で確かめ、その情報がどういうものなのか探ってください。

何かを学びうまくいかないと、宣伝や経営が悪いのではなく技術が悪いのだとすり替え、また違う技術を学ぼうとしますが、低いものしか提供されていないのでいくら衣を厚くまいても結局変わりはありません。

意識が低い人同士が、提供し学びあっている業界と言えます。

ここから脱出しない限り、いつまでたっても現状は変わりません。

業界の現状を把握することが一番大事です。

業界の把握をせずにこの業界に入り、周りを見ようとしない自己中心的な考えでいてはいけないのです。

業界の現状を認識し、今ここで学んでいることをどれだけ実行できるかが、これから強い施術家になるきっかけとなるのです。

4.専門家を交えて対応する必要がある

実際にうまくいっている人の話を聞いたり、実際に行動しそこに行ったりすることで、どんなことをしているのかを五感で感じる必要があります。

本を読むだけではいけません。

実際に見に行って体験し、その人と同じ空気を吸って同じものを見ながら感じないとわからないこともあります。

整体の経営を変えるような専門家を世間で探すだけでも大変です。

他の流派の講師や、師匠や指導をしている人でも、実績のない人は非常に多いようです。

実際にどれだけ実績があり、どれだけ経験を持っているかは、掘り下げて聞けばすぐ分かります。

実際にそういう場で経験をしていない人は、根掘り葉掘り聞くとしどろもどろになってきます。

5.現実的で確実な成果を挙げる

現実的で確実な成果とは、口コミだと考えています。

いろいろな人が口コミで「あそこはいいよ。」と言ってくれることが、成果なのだと思います。

成果の出ないところは、すぐつぶれます。

インターネットを活用した様々な宣伝方法があるにせよ、それを使うのは人間です。

あなたの整体院が口コミで広げたくなるような、そんな魅力はなんでしょうか?

こう考えてみてください。技術はあって当たり前。常に向上心を持って勉強するのは当然。

こうしたことを口に出さず、必ず結果を残すこと。これが核の部分。

現実的な結果を出すことが大前提。

でも、その結果を出してくれる院長先生自身はどんな人間なんだろう?

魅力がありますか?もう一度会いたくなる先生ですか?

治療を受けなくても、何度も来たくなるそんな場所ですか?

相手が整体院の魅力や、院長先生自身の事を他人に話したくなる。

そんな魅力を感じてもらうことが、「独自性のある整体院」です。

施術だけを行い、痛みだけ解消する「普通の整体院」との違いです。

これこそが「最大の成果」と考えます。

 

次の記事「整体院(施術所)経営者が取り組むべき課題」


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