整体院の同業者と競合せず独自性を前面に出す

回復整体・経営・伝達(コミュニケーション)プログラム

前回の記事「整体師は地域性の把握をすること その2(同業者の把握)」

■回復整体の独自化は簡単である
■施術料金で勝負しない
■自院の特徴を最大限に工夫して


1.差別化して独自性を前面に出す

回復法では腰痛専門、肩こり、ヘルニア専門などと差別化することは容易です。

いち早く膝回復オフィスとつけ、それだけでホームページから全国の人が来た例もあります。

差別化のメリットとして、その施術を受けるうちに違う症状も取れるということがわかり、「あ、こんな症状も取れるんだ。じゃあ、おばあちゃんも連れてこよう。」ということもあります。

広告の目玉商品目当てにスーパーに行き、それ以外の物も買ってしまう心理です。

差別化にはそういった相乗効果があります。

 

またその症状の悩みをピンポイントでチラシやホームページに載せることで、同じ症状に悩む人は真っ先に電話して予約を取ろうとしますし、遠くからでもやってきます。

緊急性のあるぎっくり腰、ムチウチ、寝違えなどの症状を書くことも効果的です。

具体的に書いてください。

私は昔バーベルを上げている最中に気を抜き、ぎっくり腰になってしまったことがあります。

回復ストレッチや同業者の施術により、何倍も早く痛みはとれましたが、その3日間はたいへん経験になりました。

 

自力で動けないため向きを変えてもらったり、おねしょをしたり、おしめをしたりすることで、初めて患者さんや障害者の人の気持ちがわかりました。

私はそのことを恥と思わず、どんどん言うようにしています。

本当に素晴らしい経験をしたと思っています。

その経験を恥ずかしいと思わず、ホームページやブログ、SNSなどで公開することで同じ境遇で悩んでいる方が来院することもあります。

個人の経験は誰にも真似できるものではありません。

自分の苦しんだ経験を人の役立つ情報としてシェアすれば、それが独自性につながってきます。

 

回復整体で技術的に差別化して、更に自分自身の経験をもとに独自性を前面に出せば、それは自分だけのカテゴリーとなります。

経験を共有して整体院を経営していると、

より患者さんの気持ちがわかるようになり、販促物(ホームページ、チラシ、ミニコミ誌)等にも具体的なことが書けるようになります。

一般的でない痛みで苦しんでいる方は、一般的な悩みで苦しんでいる方より数は少ないですが確実にいますので、そこを具体的にアピールしていけば全国から人が集まります。

2.季節や地域性による症例をPR

花粉症など季節による症例をアピールすることも大切です。

頚椎枕をするだけでも大きな効果があるでしょう。

春は花粉症の宣伝、冬は冷え性の宣伝を加えます。

地域性というのは、私たちの地域で言うとお祭りによる症状です。

 

8~9月くらいは大人も子供もお祭りの練習で疲労する人が多く、11月12月くらいから疲れが出てくるのでそこに特化し「お祭りの疲れによる痛みや症例の人も来ています。」とチラシに載せました。

また前にも述べましたが、私たちの地域は茶業家が多い地域で、5月くらいから一番茶が始まります。

茶業家の方は、その時期に年収のほとんどを取ってしまうので、痛い等と言っていられず、無理をしてもそこでやるしかないのです。

 

ですから、痛みをとりたいと考える6、7月を見計らってピンポイントで宣伝します。

季節による症例をアピールすることは、田舎に限ったことではありません。

オフィス街でも宣伝方法と、季節的な症状を見つければいくらでもできます。

年齢や性別によって、季節に出やすい症例もあるでしょう。

こういうものは考えればいくらでもあります。

3.価格は自分で決める

それだけのことをやっているわけですから、価格、価値というのは自分で決めるものです。

整体研修のを終えた方は、他のライバル店や他業種、APP(基本の技)しかやっていない人と比べ、それ以上のことを学んできたという自信があります。

自信がなく卑屈になってしまったら、1回1000円でもその価値になってしまいます。

タダならタダの価値になってしまうのです。

値引きや回数券を出すことは簡単ですが、回数券は良くないと考えています。

 

1回まとめてお金をもらってしまうと、券だけで来たときに真剣になりきれないのです。

施術は1回1回が真剣勝負ですから、その都度結果を出してお金をもらうシステムにしないと自分に対する甘えがでてきます。
三流品はよく割引をしますが、高級ブランドほど割引しないものです。

自分の技術を一流だと思えば、一文たりとも負けられないはずです。

4.施術の価値は自分自身が高める

東京下町の職人などプロの人たちがそうです。

自分にしかできない技を持っているため、値段を聞いて安いと「お前には売らん。」と言えるのです。

値引きで競争に負けたらその時点で職業を変えるか、もう一回原点を見直す必要があります。

自身の誇りとプライドをいつも持つことです。

 

どこに行ってもよくならない人が、耳が聞こえない人が聞こえるようになったなどという評判を聞いて来ているのです。

そのような症状が取れるのに、1000円2000円の価値としてできるでしょうか。

もちろん、これは職業としてやっている上での金額であって、目線を変えて違う立場でやれば、全く別です。

ボランティアでやってもいいのです。

そういう大義名分がない限りは、施術所経営という商売ですから、対価を貰って仕事をするというのは当たり前のことです。

 

自分が一流でなければいけません。

一流とは、それだけの結果を出しているということです。

大リーグに行っている選手がなぜあれだけ高額な年俸をもらっているかと言うと、やはりその結果と技術を評価されているからでしょう。

日本のプロ野球より金額が低かったら大リーグに行くでしょうか?

自分の力を最大限に出すことができ、同時に認めてもらえるから行くのではないでしょうか。

それなりの対価をもらうということです。

何を目的にどういう対価をもらってやるかを明確にすることが大切なのです。

5.自院の特徴を生かす(短所でも長所に)

物件を探したら、どうしても2階しかいいところがなかったとします。

2階で開業すると、痛みを持った人が「痛い、痛い。」と言いながら階段を登ってくるからマイナスかというと、必ずしもそうではありません。
「帰りには痛みが取れて帰ることができるからあえて2階でやっています。」と言えばプラスになります。

このように短所でも違った目線で長所と捉え、自院をアピールすることができます。

チラシにおいても、自分が思いを込めて工夫し、相手の思いも伝わるように考えて工夫したものは効果絶大です。

また前にも述べたように、先生方同士がお互いに自分の良いところを出し合って情報交換することは、お互いに対価を見せ合っているので全然問題ありません。

その中で参考にしたいものがあった場合そのままやってみることもいいのですが、地域も場所も年齢も違いますから、自院の特徴に当てはめて工夫しながら、より良い方法で考えていけばいいと思います。

何においても、自院の特徴を生かすことが重要です。

 

次の記事「整体院の同業者調査方法について」


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