回復整体・経営・伝達(コミュニケーション)プログラム
前回の記事「整体院の院長先生の「経営」に対する真剣な思い、取り組みが大切」
目次
■現在の経営方法が間違っていないかの確認
■地域の様々な場所に出向いて実際に経営者自身で声を聞く
1.現時点の経営の分析をする
何事も結果が出た時に必ずそれを数値化、グラフ化、視覚化し、分析した結果を自分自身にイメージさせます。
2.患者さんへのアンケート調査の実施
患者さんへのアンケートは必ずやってください。
私たちは仲間同士で定期的にお互いにアンケートを実施し、見せ合っていました。
アンケートはたいへん重要です。
アンケート調査は学問のようなものですので、やり方はいろいろあります。
3.来院回数の多い患者さんや過去に来院した方を集めて意見を聞く会を開く
私たちは時折、健康の講義として意見を聞く会を開いていました。
世間話を交えながらお茶を出したり、食事に行ったりすることもありました。
ただし、頻繁にやる必要はありません。
患者という目線ではなく、協力者という目線で定期的に開きました。
4.患者・従業員(家族含む)以外で自院の評判を調査する
(金融機関、商工会、床屋、業者など)
今述べたことは実際に施術を受けた人についてのものですが、関係ない人から自分のところがどう見えているかということもたいへん重要です。
金融機関や商工会、床屋、美容院、また自院に関わりのある業者に評判を聞くといいでしょう。
施術所を建ててもらったところや、看板を作ってもらったところ、チラシをお願いしているところなどいろいろな人がいます。
そういう方々に、是非「うちの評判ってどうなの?」と具体的に聞き、自分が聞きづらければ、知り合いや友達に聞いてもらうなど徹底してください。
そうすることで客観的に見ることができます。
またこういう方は、施術を受けていなくても「こういう評判を聞くよ。」と紹介してくれることもあります。
銀行員の方は、本当に親切に言ってくれます。
彼らにとってはお客様の経営がうまくいくと貸した分を回収できることになり、さらには融資をお願いすることもでき、相互の利益となるため協力してくれるのです。
床屋さんや美容師さんは、多くの情報を持っています。
ただ、自分が施術所を開いていると知れば悪いことは言わないので、知らない振りをし「痛いんですが、どこか知りません?」とか「あそこの施術所ってどうなの?」と聞くことで正確な情報を得られます。
「あそこ評判良くないよ。」と言われたら、何かが悪いということです。
そういう声は非常に大事なので、目をつぶらないでください。
実際に自分のところに来てくれた人の意見やアンケート結果と、他業種や関係のない人が地域で自院をどう見ているか、この2つがわかると非常に戦略が立てやすくなります。
5.地域の様々な場所に出向いて実際に経営者自身で声を聞く
病院の待合で患者さんの雑談に耳を傾け、タイミングが合えば他の患者さんに話しかけてみましょう。
朝の一番込んでいる時に、座って聞いているだけでいいのです。
おばあさんや年配の方は、痛みのネットワークがありますからぺらぺら話してくれます。
さらに奥さんやスタッフに行ってもらい、話の流れで「ここに行ってみれば?」と言ってもらうと本当に来てくれます。
腰痛の中でもどんな腰痛が一番多いか、この季節はどんな症状が多いのかなど把握できます。
そして、宣伝やチラシでその症状をうつことができます。
ここまでやる人はなかなかいませんが、ここまでやると非常に勉強になります。
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