回復整体・経営・伝達(コミュニケーション)プログラム
目次
■行動することに対する結果を追い求めることである
■行動することが楽しくなければ苦痛を伴うだけ
■人間はワクワクしたいから楽しいことを追い求める
■施術者が毎日を楽しく生きなければ続かない
■マイナス思考をプラス思考に変える必要はない
■成功の秘訣は自分自身へのご褒美を沢山つくる
1.楽しみを持つ
施術所の経営は精神論ではありません。
精神論ではないというのは、努力は必要ですが、一方で精神力だけで苦しみながら事を乗り越えれば結果が出るというものではないという意味です。
全てはどう行動できるかということです。
行動した結果どんな事が起き、それによってまた行動することで何ができるのか。
行動自体が楽しくなければ、苦痛を伴うだけです。
目的のない無意味な行動ほど辛いものはありません。
修行僧のように苦痛を伴わなければ成功しないというイメージを脱ぎ捨て、施術者と患者さん双方が楽しく、幸せになるイメージを持ちましょう。
人間はワクワクしたいから楽しいことを求めます。
勘違いしやすいのですが、楽しいからワクワクするのではありません。
脳のメカニズムでワクワクしたいから楽しいことを求めるのです。
映画を見たり、農作業をしたり、内容は人それぞれですがそういう楽しみを持つことが大切です。
先生方は趣味に没頭しているつもりでも、経営者として仕事のことは常に頭の片隅にあるはずです。
それは当たり前のことですが、「この間の患者さんどうなったかな?」といつまでも同情していてはいけません。
仕事のことが頭をよぎったとしても、なにかワクワクするような自分なりの楽しみを見つけてください。
息抜きできない人は後々困ります。
但し、息抜きしすぎるのも困りますね。
経験談なのですが、私は仕事は仕事でしていましたが、一年ほどインターネットでの物販にのめりこんだことがありました。
施術の収入は落とさないようにしていましたが、やはり気がそれるのでしょう。
副業がメインになると、患者さんがそれを感じてしまうのです。
妻であるやよい副学院長に「お父さん、それは困るよ。」と言われて初めて、本業としての意識を持たなければいけないと気づかされました。
楽しみを持つとはいっても、本業をやるための楽しみだということは認識しなければなりません。
2.常に目標を持つ
目標設定が低いと意識がそれやすくなります。
年収2000万くらい取ると達成感がでてしまい、燃え尽き症候群ではありませんが他へ意識がいってしまうのです。
目標を達成してしまうと、ワクワク感がなくなってしまうのです。
初期の目標を達成できるなと思うころには、次の大きな目標を見つけてください。
人に任せて遊んで暮らそうと思ったら、それは失敗です。
経営が落ちていきますので、死ぬまで何か考えて、動いた方がいいと思います。
3.楽しく仕事をする
毎日が楽しくなければ続きません。
楽しいから仕事が続けられるのです。
私は長年ボディビルをやっていましたが、世間でいうより過酷なスポーツです。
真夏の炎天下で5、6時間厚着をして何キロも歩き、脱水状態になる程汗をかくこともあります。
人によっては拷問のように感じるのでしょうが、私にとっては楽しいことでした。
身体が絞れて筋肉が浮き出て、日焼けができ、カロリーを消費した分食べるということが楽しさの評価対象になっていたのです。
「よーし、今日も何時間も歩くぞー。」とはりきって歩くのは楽しいものでした。
仕事もそういうふうにしてしまえばいいのです。
「今日も50人見るぞー!そしたら売り上げがいくらで、これだけの人がよくなって楽しい。」と考えると本当に仕事が楽しくなります。
目的や目標なしで辛いと思いながらやると本当に辛いのですが、目標を持ち、結果があると楽しくなります。
考え方次第であり、そういう考え方が、自分自身で出来るかどうかなのです。
周りから見れば苦しいことや辛いことでも、自分の中で楽しいと感じれば、何でもできてしまいます。
例えば、普通の人から見ると真冬にサーフィンなど信じられないと思いますが、サーファーにとってはそれが楽しいからやっているだけなのです。
見返りがあるのです。
見返りがなかったら、ただの拷問です。
その見返りを自分自身でどう作るかということです。
もし「この症状が取れなかったら、明日自殺します。」という人が来たらどうしますか?
口コミが広がってくると、死ぬほど悩んでいるような重症者も来るようになります。
症状がとれなかったらどうしようという不安に置き換えるのではなく、少しでも相手に変化を確認できることで自分の喜びにできれば、それが相手にも伝わるはずです。
自分自身が感動しないと相手に伝わりません。
可動粋が一、二ミリ広がったことや、バンザイをしたときに数ミリ高く上がったことなどを、見逃さずにどれだけ見ることができるか。
1回1回の施術で喜びを感じないと自分もワクワクしないし、続きません。
毎回の施術に慣れないことです。
慣れないための自分自身を作りましょう。
こういうことも考えられます。
嫌なタイプの人が来たらどうしますか?
人間ですから、扁桃核という部分で不快を感じてしまうのは仕方ないことです。
過去の自分の経験やノウハウにより、自分の意識とは違ったところで蓄積された情報ですから、嫌だと思ったら好きになろうと思ってもなかなかそうはいきません。
ならば出来るだけ早く結果を出して、痛みを取ってしまおうと置き換えてしまえばいいのです。
嫌いという意識ではなく、なるべく早く痛みを取ってあげようという意識に持っていくのです。
また自分が嫌だと感じる人は、どこに行ってもそういう風に見られているものです。
だからこそその人にたくさん話しかけてあげてください。
「どこに行っても相手にされなかったのに、なんでこの先生は自分を相手にしてくれるのだろか。」と打ち解け、そういう人ほど傷みが取れたときに口コミしてくれたり、この方法を理解してくれたりするものです。
ギャップが大きかった分、少しでもいい所を見つけるととてもいい人に感じます。
4.プラス思考と行動
マイナス思考をプラス思考に変えようとする必要はありません。
明日から生まれ変わろうと思っても、絶対にできません。
自己啓発の本を読んでも、なかなか変わることはできません。
自分を変えられないマイナス思考の人を対象に、変えられないことを前提にして次々と本が出されているのです。
では、どうしたらいいのでしょうか。
それは行動に移すことです。
プラス思考になりたいと思ったら、イメージをプラスにして自分の感情を快にするのです。
行動によっていい感情を作るのです。
プラスの行動をしていけば、自然にイメージがプラスになっていきます。
前にも述べたように楽しいと感じるようになると、自然とプラス思考になります。
ですから、落ち込んでいる時に体を動かしたり、カラオケに行ったりするなど、行動に移すと自然と楽しい気分になるのです。
プラス思考になろうと言ったり、考えたりするだけでは、絶対にそうはなりえません。
人間は一人では生きられませんので、周りを見て、楽しそうに生きている人に近づいていくのもいいでしょう。
サラリーマンでも愚痴ばかり言っているグループがありますが、そういう人たちは出世するはずがありません。
しかしどういう訳か、落ち込んでいる時ほど愚痴を言うグループに行きたるものです。
そういう時こそ、愚痴を言わないグループに行くような習慣づけをしましょう。
仕事仲間だけでなく、友達や家族、親戚についても同じです。
縁を切ることはできませんが、愚痴を言う親族の所に言っても直ぐ帰ってくるようにしたり、逆にプラスになるような言葉をこちらからかけるようにしたりしていかなければいけません。
皆さんは食べ物については、健康やダイエットなど状況に応じて選び、体に良いか悪いか判断して食べているでしょう。
しかし情報についてはどうでしょうか?
多くの人が情報については気をつけていないようです。
イメージや情報もマイナスのものばかり取り入れると、どんどん自分の思考がマイナスになっていきます。
毒を食べているのと同じです。
すると脳のメカニズムにより、マイナスの行動ばかりするようになってしまいます。
自分にとってプラスになる人としか付き合わず、マイナスのことばかり言う人の所へは極力近づかないほうがいいでしょう。
脳に入った毒は消せません。
強烈な印象はずっと残ります。
その脳のメカニズムを良い方向へ利用すればいいのです。
世の中には勘違いで何かを始め、成功した例もあります。
良い意味で脳が騙され、プラスの行動をした結果なのではないでしょうか。
療術未経験者で一気に私たちの方法を学んでぐっと伸びた人に話を聞くと、「失敗すると思えなかった。」と言います。
全くマイナスの思考が入らなかったそうです。
やりなさいと言われたことを、その通りやればいいのだとだけ思っていたと言います。
一方、うまくいかなかった人に話を聞くと「でも」「やってもどうかな。」などと自分の中で考えるものがどこかにあってなかなか行動に移せず、結果が遅かったと言います。
ただそれだけのことなのです。
能力の問題ではなく、単純に素直かどうかというだけのことです。
成功している先生は、見ていると本当に素直にやっています。
成功するかどうかは不確実なことですから、ある意味で脳が騙されているのです。
100%成功するとも、100%失敗するともいえないその間で、いかに自分の脳を騙して行動できるかにあり
ます。
騙すということは、イメージ付けするということです。
心理学の例としてよく聞くと思いますが、吊橋に異性を連れて行きそこでプロポーズすると、脳が吊橋によるドキドキを恋愛感情のドキドキと勘違いし、うまくいくという話があります。
こういう実験もあります。
運が悪いと思っているグループと、運が良いと思っているグループを同じ人数集め、アンケート調査すると、運がいいと思っているグループの人は失敗をしても忘れてしまい、うまく行ったことしか考えられないそうです。
一方、運が悪いと思っているグループの人はいい事も悪いことも同じくらいあるのに、悪いイメージしか残っていないそうです。
また、パチンコをする人は10回に1回しか勝てず、トータルすると負けているとしても、勝ったときのイメージに騙されてまた行くのです。
エジソンも何度失敗をしても、失敗と思わなかったそうです。
そういう人間がよりプラス思考で生きていくということです。
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