数年前の話。技術がとっても気に入っている美容院がありました。
当時何年も行きつけの店でした。
私を担当してくださっている方はカットが上手なんです。店長さんでもあり、その美容院グループの
技術指導者というエキスパート!!
知り合いの紹介でお世話になったので、最初のころはすごく待遇よくしてくださいました。
もちろん家族全員でお世話になっていました。
しかし馴れ合いは怖いものです。
だんだん私に対する接客も雑です。
ある日カットをしてもらっている途中、その店長さんが床にハサミと櫛を落としました。
私はどうするのかなあ~~って見ていたら、ハサミも櫛も拾ってそのまま使い始めました。
そのまま世間話しを続けました。
また咳をするときに口に手を当てなかったので私の顔にかかりました。
行き始めて3年目、ちょうど私の家族もその店長さんに対して信頼おけないこともあり、その美容室に行くのをやめました。
娘達も「お母さんが行かないなら私も行かない!」と言ってやめました。
その店長さんは一度に5人のお得意さんを失ったことになります。
技術は最高です!! でも行かなくなりました。なぜでしょう?
答えはその店長さんが「信頼できなくなった」からです。
理屈ではなく ‘‘そのときの感情です‘‘
一般的に購買意欲というものはまずその物・技術が欲しくてその店に向かいます。
が、統計を見てみるとその物を購入していく確率というものがあり、すべて接客にかかっているということです。
男性は接客が気に入らなくてもその物が気に入れば購入するらしい。
しかし、女性は逆で接客が気に入らなければ物が良くても購入しない!ということです。
物が好きでも接客が気に入らなくて購入しない確率・・・・男性は4割・女性は8~9割ということ。
私たちは整体という職業です。 身体に不調を持った方に触れるのです。
確かな技術はあって当たり前!です。それがまず「信用」です。
それよりも大切なものがあります。それは・・・「信頼」です。
「あなたに施術をしてもらいたい」 「この整体院が好き」 「この地域ならあの先生のところがいいよ」 ・・・・・ 技術じゃないですね。もう一度言います。確かな技術はあって当たり前です。
技術や価格で競争する必要はありません。
誰にもまねできない あなたの独自性(自分ブランド)がこれからの整体師に求められるのだと思います。