骨格診断で様々なことに迷うことがあると思います。
例えば、医師の診断から病名や症状からみてしまう。
おぞろおぞろしい病名に、施術の前からビビッてしまう・・・
骨格において、部分だけを見すぎてしまい行き詰ってしまう。
重症の症状を目の前に、何をしていいのか怖くなってしまう。
ほとんどの先生方が、上記のことを経験していると思います。
こういったことは、目的がしっかりしていないから起こることだと思います。
私たちの目的は病気を治すことではありません。
病気を治すのではなく、骨格を改善し、その結果現在の状況がどうなったかということにあります。
まず目的をしっかり持つことで心構えが変わります。
目的地をしっかりイメージすることで、上記の内容のほとんどがなくなります。
では、このようなときはどうしたらよいか?
たとえ話をします。
迷路に入れば、人は簡単に道に迷います。
迷路から察するためには、今来た道に目印をつけます。
一度通った道は、すでに出口ではないとわかります。
新たな道を見つけ、どんどん進んでいけば、いずれ出口に出ることができます。
これもひとつの手です。
このことに骨格診断を当てはめてみます。
まず、不具合の原因となる身体の情報を探り出します。
そして、こういう原因では?と推理し、施術を組み立てます。
その結果、違っていれば、元の場所に戻ります。
いったんこの原因は違う。
そういう目印を頭の中でつけていきます。
更に違った推理を繰り返していけば、
経験が多いだけ早く本当の原因に突き当たります。
では、迷路をすぐに脱するためにはどうしたらよいか?
もし、その迷路の図面を持っていて、上方から見ることで、
どこに出口があるかわかります。
出口がわかれば、上から見ているのですから、
迷路の中から探すのとは格段に早く脱することが可能です。
ようするに、地図があれば早く目的に近づくことができるのです。
骨格診断に当てはめると、これが身体の重心、精神の重心にあたります。
重心がズレていれば、その重心を改善する。
骨格の全体のバランスを見る、情報を知ることが地図、図面にあたります。
迷路の中に実際に入って、出口を探すのもひとつの手ですが、
さらに上方からみた地図、図面があればそれだけ早く出口(改善)に出れるということです。
地図を読むためには、距離や記号、位置関係を知っていなければ、
単なる絵に過ぎません。
私たちの回復法では、図面を読むための必要な知識が理論であり、そのツールとして人体3Dイメージ法に当たります。
木を見て森を見ずという言葉があります。
骨格の全体を見て、部分を考える。
そういいかえることもできるでしょう。
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