娘たちが中学生くらいの頃、フォレストガンプ/一期一会という映画を観ました。
この映画は独身時代に劇場公開されたとき観た事がありました。
第67回のアカデミー賞作品賞の有名な映画ですね。
凄くいい映画だったので、娘たちにもみてもらいたかった映画でした。
映画の主人公のフォレストガンプはIQは人並み以下なのですが、
彼は目の前のことを知的障害をもっているゆえに、複雑な概念をもたず、
素直にうけとり、素直にやっていきます。
イジメにあっても、悪い境遇でも主人公は複雑に考えません。
その結果、周囲が彼の立場を大きく変え、また周囲も変わっていきます。
フォレスト・ガンプは、大金持ちで地元の名士になるのですが、ガンプは単純に目の前のことを黙々と素直にやっていただけです。
私は子供たちに、頭のよしあしと、人生をより幸福に生きることはまったくちがうんだよ。
ということを知ってもらいたいと考えていました。
この映画の主人公は、そのことを教えてくれます。
企業が知的障害者を雇用する話をテレビ放映でみかけることも多くなってきました。
通常は知的障害者を雇うことを敬遠します。
しかし、与えられた目の前の仕事を一生懸命、黙々とこなし、
とてもいい仕事をしてくれるそうです。
車の洗車を頼むと、とことんピカピカにして、担当者をびっくりさせるそうです。
物事の概念を単純にしか理解できない知的障害者と、
頭が良すぎて複雑に理解してしまう、健常者とどちらが幸せか?
単純だからこそ、素直に物事を理解し、目の前のことを一生懸命行うことのほうが大切なのかもしれません。
当時娘たちは興味本位でこの映画を観ていましたと思います。
しかし長編映画にもかかわらず、最後までのめりこむように観ていました。
最後には私の意図していた考えがわかったようです。
劇中の台詞「人生はチョコレートの箱、開けてみるまで分からない」。
この意味が良く理解できたといっていました。
また私自身、独身の時に観た気持ちと、今の気持ちでは全く変わっていました。
概念を複雑にせず、単純思考、素直な気持ちが大切なのだと再認識しました。
ヒットした映画なので鑑賞された方も多いと思いますが、おすすめの映画です。
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