整体院の最大の魅力とは?来院者がイメージするのは何、誰? の続きです。
目次
自分の技術への信念、自信、誇りを保てるか
いよいよ開業、営業もスタートしました。それからしばらくのあいだの不安とは、
はたして自分に、患者さんが満足する結果を引き出せるのか…
そこに尽きると思います。
いくら社会人のノウハウを活かそうとも、さすがに人のからだに触れる、さらに診断して治療するなどという経験はありません。
からだのことで本当に悩んでいる患者さんの話を、親身になって聞いたこともないでしょう。
だから最初はうまくいかない面もあります。
思うように患者さんの気持ちをコントロールできず、「ああしておけばよかったな」と後悔したり、患者さんのちょっとした言葉や態度を気にして落ち込んだりするかもしれません。
そこで、自信を失ってしまう。
それまで持っていた、自分の技術に対する信念がゆらいでしまう。
自分自身に誇りを持てなくなってしまう。
そこに、また落とし穴があるのです。
「回復整体」は、誰がやっても同じように結果の出る技術です。
だから、たとえ理屈がわからなくても、「患者さんがこういう状況になっているときは、こうすれば自然に症状も消えていく」ということが可能です。
これが、どういうことか、おわかりでしょうか?
そこに、どんな意味があるかを、考えていただきたいのです。
習熟度を言い訳にしない
整体の世界では、感性とか、第六感とか、生まれながらの才能とか、そういうものが必要であるかのように考えられています。
実際、そういうものが必要な技術もあるのかもしれません。
しかし「回復整体」はちがいます。
誰でも同じように習得でき、同じ結果が出せます。
だから学院では「習熟度を言い訳にしない」ということが、暗黙の了解になってます。
学院でひととおり学んだ者であれば、技術力の差はほとんどつきません。
でも開業すれば、患者さんへのウケは違うし、売上も差がついてきます。
その理由はいろいろあると思いますが、最も問題にしなければいけない点は、院長先生が「信念がゆらいでいる」「自信を持ててない」「誇りを感じられない」という点です。
その院長先生の様子が、患者さんに、恐ろしいほど敏感に伝わるのです。
緊張していたり、おどおどしていたり、不安に思っている人の「空気」というのは、周囲に伝わるものです。
まして患者さんというのは、自分のからだをはじめて任せる治療家の「空気」がどのようなものか、ものすごく敏感にキャッチするものです。
まったく同じ手技を施されていても、院長先生に信念、自信、誇りがあふれている場合と、逆に失われてしまっている場合では、大違いです。おおげさに言えば患者さんの治り方にも影響が出てきます。
施術家(治療家)の信念、自信、誇りの揺らぎは、致命傷となる。
これは非常に重要なことです。
ただ、慣れればいいだけの話!
最初はだれでもうまくいかない、でも数をこなせばだれだってうまくできるようになる。
これが「回復整体」の真実です。
ところが最初に思うようにいかないときに自信喪失して引いてしまったら、患者さんは集まらない、経験はつめない、だから自信も回復できない、患者さんの信頼は得られない、ということで悪いスパイラルに陥ってしまいます。
そうならないために、シンプルに考えましょう。習熟度、技術力は関係なし。
「慣れよ!」です。
講師と研修生のいちばんの違いっていうのは、診断力の差、なんですね。
もちろん技術力の差もあるのですが、それよりも決定的に違うのは診断力。
それは何かといえば経験なんです。
数をこなして慣れてくると、診断力が上がるので、よけいなことをしなくても結果が出るようになります。
そうなれば技術に対する信念も自信も誇りも大きくなりますから、患者さんからさらに信頼される。実際、回復する(治りもよくなる)。
そっちに向かわなければいけないと思います。
要は、頭のなかの引き出しがふえる、ということです。
病院を転々としている患者さんが来たときも、「この場合はあそこの引き出しからアレを持ってくれば解決できるんじゃないか」という直感力がはたらいてくる。
すると、患者さんに「生活でこんなことしてませんか?」というようにアドバイスもできる。
それが的確なら、患者さんは信頼するし、施術家(治療家)も自信をもって経営を進めることができる。
そこを目指しましょう、ということです。
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