魅力ある整体院、魅力ある施術家とは?の続きです。
目次
歩いていく方向を定め、確認していくことが重要
■A先生 スクールなどで見ていると、何か失敗するのを必要以上に怖がっている先生がいますね。
失敗したらこの世の終わり、みたいな(笑い)。
■B先生 そうですね。
■A先生 僕たち夢プロの仲間も、結果が出ないことというのはしょっちゅうですよ。
それは、失敗といえば失敗なのかもしれません。
実際、忙しいのにお金は残らないものね。
■聞き手 いまかなり失敗してる(笑)。
■A先生 だけど、そういう現実は現実って考えないと、何もできないでしょう。
その結果を受け止めて、では次に何をどうするのか。
その作業のくり返しが、治療院の経営者として生きるということだと思うんですよね。
■B先生 何かにチャレンジした結果というのは、失敗だろうが成功だろうが、同じように何かは伝わってくる。
そういう風には思いますね。
■A先生 何か行動を起こせば、なんらかの結果が出ます。
その結果に対して失敗と思うのか成功と思うのか。
あるいは大きな目的へ到着するための一つの過程ととらえるのかね。
■B先生 夢プロというのは、みんなでやることを決めて行動し、その結果も納得してやっています。
決して「失敗」という形で評価をしないし、毎日毎日やったことを確認して見直してはいくけど、後悔はしない。
修正して、続けていく。
その姿勢は必ず次につながって、結局はその先にある成功にたどりつくんじゃないかと思うんだ。
■聞き手 患者さんへの治療も同じことですね。診断して治療して、検証する。そのくり返しのなかで治療法が絞られて、最後には必ず良くなる。後退というのはない。
■A先生 だから、自信にあふれているんだよね、夢プロの施術家は。
■B先生 治療が終わって「まだ痛い」と言われても、だいじょうぶ、絶対に良くなるって思っているからね。
実際、そうなるし。
「あてずっぽう」じゃダメ!再現性のある技術力が必要
■聞き手 よく、腰や肩の治療で、揉みながら「どうですか、痛みが取れましたか」って聞きながら、言ってみれば「あてずっぽう」でやる世界ってあるじゃないですか。
■A先生 昔はそうでしたよ(笑)。
ある意味で感覚の世界でもありますからね。
でも、前は「これでダメなら打つ手はなし」みたいなことも多かったけど、いまは再現性のある技術が身についていますから、引き出しは増えました。
技術的な自信というものも、大きいですよ。
■B先生 精神的には、以前思っていたような将来に対する不安は、「確認」によって解消されていますね。
夢プロでも「俺たちいま何やってるんだろう」ということを感じることがあるけれども、それは不安ではなくて「これからどこへ行くのか」ということの意志確認だったりするでしょう。
そういう作業は、精神的な自信にもつながっていると思う。
■聞き手 将来を不安に思っているというのは、スクールに来る先生には多いですね。
いちばん多いのが「どうしたらいいかわからなかったんで来たんです」というパターン。
真っ暗な状態で、広い原っぱのどこ歩いているのかわからない、どっちへ行けばいいのかもわからない。
その不安を抱いている先生が多い。
■B先生 その歩いていること、その方向が確認できているだけでも、自信になるでしょう。
確信というか。それをさせてくれるのが、僕は仲間だと思う。
夢プロの良さです。
評価を求めず信念に従う方がいい
■A先生 自信というのは、信念みたいなものなんですよね。
「俺はこれをやるんだ」って腹決めた人は、自信に満ちあふれているでしょう。
■聞き手 ああ、なるほどね。
■A先生 自信なさそうに見える先生って、やっぱり患者さんをお客さんにしてしまって、それに合わせようとしている。
そうじゃなくて、ある意味で経営というのは「自分はこれをやるんだ」「これをやったら、次はこれをやるんだ」ということのくり返しでしょう。それが明確になっているかいないかの差、それだけだと思いますよ。
■B先生 そういうマインドを身につけてくれるのが、夢プロですね。
■聞き手 「自信が欲しいんです」って言ってる人は、評価してもらいたいんですね。
でも、そうやっていつも評価を追いかけてるから信念が得られず、逆にいつまでたっても評価されない。
そこで苦しんでいるような気がするな。
夢プロを作ってからある程度売上の数字が上がってくるまでに、自分たちの仕事に関してディスカッションするようなことはありましたか?
■A先生 ありましたね。
■聞き手 一人で考えてるだけでは、なかなか信念なんて持てない。
僕は、人間てそんなに強くないと思っているんですが、やっぱり同じ時間を共有しながら、いい仲間といろいろなものを共有することによって、そうした信念みたいなのがつくられていくように思うんだけど……。
■B先生 そうですね。たしかに「自信」というのはカッコよく聞こえるけど、揺るぎやすいものですね。
■聞き手 ぐらぐらすると思うよ。
■B先生 だけど、やっぱり仲間の背中を見てたりすると、「あ、ここでもうひと踏ん張りできるな」とか「こういうふうにできるんじゃないか」とか「まだまだだなあ」とか、いろいろ感じられますよね。
だから、仲間の分だけ、自信が大きくなってく気がしますね。
■A先生 気づかないうちに、助けられている部分は大きいと思う。
■B先生 家族なんかもそういうエネルギーを持ってると思うけど、そんな仲間の存在自体で奮い立たせられるものがある。
■聞き手 それが患者さんにも伝わるから、強いのかな。
■A先生 それは大きいと思いますよ。
■聞き手 技術がどうこうの前に、とにかくその自信がなくてはだめ?
■A先生 だめだと思いますね。
<このコーナーの目次>
5.再現性のある技術を身に付ければ「自信」は後からついてくる
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