幸福の話をこれほどまでに聞かされていなかったら

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幸福の話をこれほどまでに聞かされていなかったら、 人間はもっと幸福だったろう。
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上記はフランスの作家シャルドンヌの名言です。

なるほど、当を得た名言ですね。

幸福と言う概念があるからこそ、不幸という概念があります。

幸福とはこういうものだ・・・

というイメージが各自の幸福の度合いを決めるのだと思います。

例えば、昔。

昔の日本であれば、江戸時代とか、それより前の時代。

食べ物も粗末で、毎日決まった食物にありつけたかどうかわからなかったような時代。

白米を食べれれば、これ以上のご馳走はなかったという話も聞きます。

白いご飯をおなか一杯食べれさえすれば、幸福だった時代もあります。

世の中の概念が変わり、情報として幸福の概念が浸透すると、

今の時代は、これが幸福なのだ・・・

そんな概念が広がるのでしょう。

ということは、

今の時代、情報過多です。

これがなければ、幸福でない。

こういう生活でなければ不幸せ。

物がなければ貧乏。

貧乏は幸福ではない。

家があり、車があり、綺麗な服を着て、

人からうらやまれる生活をして、初めて幸福感を得られる。

これは、全て人間が作り出した概念です。

幸福と言う言葉さえなければ、不幸という言葉もないわけです。

今、自分自身が幸福かどうか、それを考えること事態、

不幸ではないのか?

という自問になります。

シャルドンヌの名言にあるように、

幸福という幻想を知れば知るほど、人間はそれを達成しない限り、

不幸だともいえるわけです。

白米を食べて幸せだな~

と思えるように。

更には生きているだけで幸福だ。

と言えることができれば、最高ではないでしょうか。

その上で、健康があり、物質的に恵まれていることは、

奇跡的なこと。

そう思えることが一番の幸せだと思います。

そんな人間になれたらなぁ。

と考えます。

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