施術技術や整体院の経営計画は、仕事をする上で、道具に当たります。
私たちのような職業は、無形の情報を扱う仕事です。
例えば、報道の仕事もニュースを扱いますから、
内容自体は無形です。
形になるのは、その情報を入れる紙や受像機器をとおしてのことです。
また、このような職業に携わる方たちは、
情報の価値をわかっています。
私たちのような療術業の仕事をしている多くの方は、
技術や理論がもっとも大切で、次に経営方法やその計画が大切である。
仕事をするための様々な考え方は三番目。
と、本来は柱となるべきことを軽んじている方が多いと思います。
情報を扱う仕事ではなく、店舗での物販であれば、かならず仕入れが必要です。
仕入れをして、店頭で商品として販売します。
仕入れをせずして、物販は不可能です。
物と無形の情報について比較して、形がないから価値がない・・
そう感じることが、思考が硬直する原因になってしまいます。
技術を向上させ、磨くことはあたりまえのことです。
その情報とは、新たな技術や考え方について、
対価を支払い、学ぶこともあるでしょう。
一度、いい情報を仕入れてしまえば、それで満足・・・
そう考えるのは間違いです。
特に私たちの方法は、人に触る技術とは、全体の割合として、
それほどのことではありません。
むしろ、それ以外のことのほうが沢山あります。
人間でいれば、意識と無意識にあたります。
意識は、直接触れる手技療法。
無意識は、自分以外の相手の身体と心の過去の情報です。
このようなもっとも大切な情報は、自分の今いる場所に留まっていては、
良い情報は絶対に仕入れることができません。
良い情報とは、人を知るということです。
もっと掘り下げると、相手の感情を理解することです。
感情が理解できれば、今起きている、様々な不具合が理解できます。
感情により、経済も動きますし、争いや戦争だって感情から起こります。
これらは、誰に教えてもらうものではなく、自分から知ろうとしなければ、
絶対「仕入れ」ができない情報です。
本を読むだけでもダメです。
行動しなければ無理です。
ある人に会いたい・・・
と思えば、直接あって話をしなければその方の真の情報伝わりません。
五感を通して、臨場感を感じるからこそ、真の情報として腑に落ちるのです。
なので、情報は常に新しいものを仕入れることが大切です。
現状に満足し、行動しないということは、今の自分自身に満足し、
引きこもり体制に入っているということになります。
仕入れは面倒、なくても商売ができる・・・
そういうことになります。