「ひと味、ちがう!」独自性のある整体院経営(付加価値)を考えるの続きです。
深い信頼の源泉となる「認知」を!
「患者さんが足を運びたくなる仕組みづくり」と「「ひと味、ちがう!」独自性のある整体院経営(付加価値)を考える」
の具体的な、そしてとても大切な取り組みが、この最後の「整体院は地域に存在を「知らしめ」信頼されること」です。
むずかしい言葉で言えば「認知」。
カンタンに言えば、アナタの力を必要としている人たちに、より広く効率的に、その存在を知ってもらうこと。
整体院(治療院)は、開業している地域を商圏とするのが一般的です。
(ホームページやSNSの活用で全国から「独自性のある整体院」に患者さんを呼び込む方法は別のコーナーでご紹介します。)
そこで重要になるのが「近所の噂」だと言いました。
1カ所からの口コミ情報の信頼性は、多方面から同じように聞こえてくることによって何倍にもふくれあがるからです。
アナタの整体院(治療院)のことがその地域で噂になる、人の口にのぼる、よく話題になる、ということを意識することは、とても大切なことです。
そのためには、アナタ自身が整体院(治療院)から飛び出すことも大事。
整体院(治療院)のパソコンの前でいくらネットに書き込みしていても、町の噂にはなりません。
たとえば、認知してもらう対象というのは中高年の方が多いわけだから、そういう人たちの集まるようなところでは積極的に出かけ、コネをつくり、できれば無料講演などができるようにもっていくのです。
たとえば老人会の集まりで講演するのなら、決して整体院(治療院)の宣伝はしてはいけません。
あくまでボランティアで、純粋に健康のための話をしてください。
内容のある話ができれば、聴いている人は必ず「あれはどこの誰?」ということを知りたがります。
相手が知りたがるように仕向けることも、認知してもらうときのコツです。
整体院(治療院)に関係ない集まりでも、積極的に参加すべきです。
たとえば月に一度、町内会で清掃を行っているなら、そこに住んでいなくても毎回行って顔を売るのです。
そのときも、「整体院(治療院)やってます、どこかおかしいところはありませんか?」などと宣伝めいたことを口にしたら逆効果。
アナタ自身の人間性をアピールしてください。
もちろん、掃除なんか面倒で大嫌いという気があるなら、そんなことはしないほうがいいのかもしれません。
こうした取り組みを行うにあたっての絶対条件は、その取り組みで「楽しめる」、「充実感を感じる」ということです。
要は、アナタがその地域のために無償で貢献したいと思うようなことを探し、積極的にアプローチしていけばいいのです。
地域によっては、もう少し若い年代にアプローチする必要も考えられます。
(学院講師もプロサッカーチームとのコラボで少年サッカー大会を開催している様子。ボランティアで参加。)
たとえばアナタがスポーツ好きならば「スポーツ障害」という切り口にしてもいいでしょう。
たとえば、ママさんバレーのクラブの練習に顔を出して、定期的にケガ予防やカンタンな治療法を教える講習会を行えば喜ばれるでしょう。
大切なのは、そうしたアナタの活動と、整体院(治療院)でのアナタのポリシー、ホームページやチラシ、タウン誌等の広告の内容、施術院の雰囲気、スタッフのイメージ、さらに肝心の治療効果など、外から見られるすべての要素とが、しっかり整合性をもっているということです。
そこにひとつの一貫性があることによって、人々の認知は強く心に刻まれ、簡単には消えない深い信頼となるのです。
自分が客観的にどう見られているのかを意識せよ、と最初に述べました。
また、なぜ整体院(治療院)業界なのか、何をやりたいのかをしっかり確認せよ、とも言いました。
なぜそういうことが必要なのか、もうおわかりだと思います。
更に最も重要なのは、これらの取り組みを整体院(治療院)の院長先生が心から楽しんで行えるかどうかではないかと思います。
「楽しんで行える」これがなければ、単なる仕事の延長線なわけで、「楽しむ場」で仕事をすれば集まった人々に本心を見透かされてしまいます。
人は裏表のない人を好みます。アナタだって同じだと思います。
自分という存在を楽しみながらアピールしてその結果として、
自分の存在(整体院)を知ってもらう。この流れを忘れてはいけないと思います。
起死回生のために、STEP① 本気で自分を変える覚悟、捨てる勇気につづく
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