回復整体・経営・伝達(コミュニケーション)プログラム
前回の記事「整体師は経営者としての理念を持ち、将来のビジョンをイメージできること」
■いい加減に考えないこと
■すべては施術家になろうと考えたときの志が大切である。
1.経営理念
経営理念と聞くと大それたことのように感じますが、自分が何をしたいかということです。
最初に先生方が整体を始めようとしたきっかけは、すごくきれいなものだったはずです。
その時の志や思いを、理念にあてはめて考えてください。
最初の志は大きくていいのですが、次は実際にそれをやるに当たって行動に移せるかということを考えないといけません。
夢であっても具体的に考え、現実的にできるかどうか判断し、理念というと少し大げさですが施術所の規範のようなものを作ってください。
整体を始めた理由を、患者さんから聞かれることも多々あります。
お金のためということも嘘ではないでしょうが、世の中の役に立ちたいというものが最初にあって、その上でお金も稼げるということですので、聞かれた際きれいに聞こえるものを作ってください。
理念を考えたら、次に具体的な計画をたてます。
「経営戦略、経営戦術等」は一般の企業も考えていることです。
整体の施術は決して他と争う事ではないので適切でないかもしれませんが、一般用語としてこの3つを説明します。
自ら考えた理念やビジョンから導いた仕組みであり、最初の柱の部分です。
長期、中期、短期の自分の整体院の戦略を3つくらい考えるといいでしょう。
次に戦術です。
これは戦略から導き出した施術所経営の方法であり、施術方法や対応方法等です。
そして戦闘というのは、実際の戦術から考えられた具体的な手段などの細かな部分です。
どうやって相手の痛みをとっていくか、宣伝方法、患者さんとどんな話をして対応していくかという具体的なことです。
上記の全ては、施術家になろうと考えたときの志があいまいだとうまくいきません。
何の目的もなくなんとなく始めることは、切符を買わずに電車に乗るようなものです。
どこに行って何がしたいという明確な意思がなければ、様々な誘惑に負け、目的外のところに行ってしまいます。
最初に明確な志を持ってください。
次の記事「整体院の将来の計画をたてる」
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