今は3ヵ月と持たない整体院も多いのではないでしょうか?

目次

 

整体院は小手先のテクニックに頼らず「独自性」でコミュニケーションを大切に

日本回復整体総合学院のホームページでは「患者さんとのコミュニケーション」について学ぶことができます。

全国各地で開業されている卒業生の皆さんの成功事例、あるいは失敗やうまくいかなかったことも併せて解説していきたいと思います。
また、在校中に研修生から相談を受けた悩み事や卒業後開業を目指している方へのアドバイスなども含めてできるだけ分かりやすく公開します。

当学院の関係者(卒業生やセミナー参加者)だけでなく、現在整体院、治療院等を経営している先生方、あるいは今後開業予定の皆様の参考になる内容を記載していきます。

現在、日本の世の中はすさまじい勢いで変化しています。様々な物事がインターネット、特にSNSでの情報の拡散(ツイッター、フェイスブック等)で昨日まで行っていた方法があっという間に古くなったり、悪いうわさがあっという間に広がる・・・ということも当たり前になっています。

 

整体業界(治療業界)も同様です。
例えば、施術料を値下げしたり、何らかのプレゼントを企画して集客したり等、小手先のテクニック?で一時的に患者さんを集めてもうまくいきません。
値下げや格安回数券の配布、商品のプレゼントなどで患者さんの気を引いただけでは相手に良い印象は与えることは難しいかもしれません。

それどころか値引きやプレゼント攻勢は、技術力に自信がないからやっていると、実際のサービス(整体院では施術)が安かろう悪かろうというイメージを与えてしまう可能性もあります。

 

しかし、こうした現状でも繁盛している整体院、治療院はたくさんあります。

上記のような小手先のテクニックに全く頼らず、患者さんの予約が常にいっぱいです。

同じ整体技術を習得して独立起業していても、数年たてば結果が全く違います。

この事実にしっかり目を向けて、「何が違うのか?」という目線で整体院の経営を考えることは大切な事だと思うのです。

上手くいっている整体院と、閑古鳥が鳴いてしまっている整体院との違いとはなんでしょう?

ヒントは・・・インターネットが広がって、SNSが普及しても、「決して変わらないことを当たり前にやっている」ということです。

 

整体院、治療院が地元に根ざし、周囲の方々との関係性を大切に

「昔から変わらないことを実践している整体院」は・・・整体院、治療院が地元に根ざし、周囲の方々との関係性を大切にしているからです。

整体院の経営に限らず、「商売」ということの本質をしっかり実践していると言い換えることができます。

・個としての自分を好きになってもらうこと。

・自分の仕事を売り込まないこと。

・関係性の中で自然と仕事ができるようになること。

だと考えています。

関係性を築くためにどのような事を実践していけばよいのでしょうか?

患者さん、不調のある方にその整体師が持っている独自性をあてはめてみることです。

いわゆる、「USP(Unique Selling Proposition)」を整体院、治療院の経営に取り入れることです。

「USP」とはマーケティング用語で「独自の売り」のことです。
私たちが提案する「整体院の独自性」を「ちょっと変な整体院」として面白おかしく表現しています。

当学院では研修生とともに地元の方との関係性を大切にする方法を考えていきます。

人生での様々な経験(仕事でも趣味でも可)や、人生で成し遂げたい目的。
こう表現すると難しく感じますが、実際は何でもアリです。

 

(いろんなイベントを開催して関係性を深めます。写真は東日本大震災の被災地でのボランティア活動の様子)

実は繁盛しているほとんどの整体院はこうした「独自性」をもっています。

本人にとっては当たり前のことを当たり前にやっているだけ。

自分の考え方に共感してくれる方が集まって、勝手に仕事が成り立っていく。

整体院の場合なら、整体以外の自分の独自性を出すことによって自分をよく知ってもらうことです。

 

さて、私たち夫婦も整体院もスクールの経営について当たり前のことを当たり前のようにやってきました。そこに独自性がありました。

(学院、夫婦の独自性について詳しくはこちらの投稿をお読みいただければと思います。

誰もまねができない独自性があったからこそ、長年この業界で仕事をしてこれたのだと考えています。

私たち夫婦は療術業界で仕事を始めてから20年以上の経験があります。
経験上、整体院を開業してまともな収入を得られる治療家は何千人に一人、もしかしたら一万人に一人かもしれません。

(もっとも、成功者の人数を調べる方法がないので推測にすぎませんが・・・)

しかし、逆は可能です。
整体院を利用しようとした方がインターネットで近くの整体院を検索したとします。
ホームページやブログが検索すると出てきます。

「ここに行こうかな?」と電話をかけてみると・・・
既に廃業しており、サイトだけが残っていた・・・

そんな話をよく聞きます。

こうした管理者不在になったサイトだけを調べてみてもかなりの数になるのでは?と思います。

 

「整体院を開業して、3年間は辛抱しながら努力する。」
むかしはこのように言われていました。

いまはどうでしょう?
3か月と持たない整体院、治療院も多いのではないでしょうか?

技術を学び、お金をかけて開業しても資金を回収でないばかりか数か月で廃業して借金を残してしまった・・・

開業した際、何を目的にし何を目標にするのか?ということがその後に関係してきます。

 

目的・目標が明確でないと、ちょっとしたことで経営が行き詰まります。

周囲の同業者と価格競争をしたり、小手先のサービスで相手の気を引く方法や、繁盛しない原因を自分の技術の未熟さだと思い込んでしまうと大きな落とし穴(廃業)に落ちてしまいます。

現在、開業者もいますが廃業している整体院もかなりの数に上ると思います。

また、国家資格を取得しても、開業できない、就職できないという方もかなりいるのではないかと思います。

 

これから整体などの療術関係の仕事を考えている方、あるいは既に開業して何らかの変化が欲しいと考えている方に、

ここに記載してあることが少しでもお役に立てればと考えています。

 

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