整体院でプラシーボ効果?「施術に来ると痛くなくなる」の秘密

 

「先生の所に来ると痛みが楽になるんですよ~」

治療家にとって、この言葉はすごく意味のあることだと思います。

患者さんにそういわれて「○○さん、それはプラシーボ効果だよ~」と説明する先生方も多いと思います。

思い込みでもなんでもいいのだと思います。

整体院・治療院にお見えになる患者さんのココロが軽くなっている証拠です。

 

その整体師の先生に感謝や是正的な感情があるからこその言葉だと思います。

患者さんと意思疎通がしっかりできることは、相手に信頼を与えます。

「信頼関係」は患者さんのストレスを軽減させます。

長期にわたる症状、例えば四十肩、五十肩、小関節痛などの慢性的な関節痛の症状をお持ちの方の場合に効果を発揮します。

症状に合わせた適切な手技により、不具合を取り除くと、長年の痛みが解放された喜びで感情をあらわにする方も少なくありません。

その痛みがなぜ発生しているのか?病院等の専門機関で何度も検査したが原因がわからなった・・・

症状に応じて、目の前で痛みをたとえ一瞬でも解放してあげると、

「子供のころからの痛みの原因がやっとわかった!」と涙ぐむ方もいます。

結果を出せる技術があることが前提ですが、このような形で相手との信頼関係が築ければ、手技とあわせて、これまで痛みに悩まされていたストレス「心の問題」が軽減されることになります。

整体院経営において相手との信頼関係は単なる「仕事」を通り越して、相手の人生を変えることのできる重要な事です。

技術のみ勉強すればよい。相手とのコミュニケーションや等の感情のやり取りは面倒だし、好きではない・・・

そんな先生もいるかもしれません。でも私たちは手技療法と同じく重要な事だとだと考えています。

 

Gの法則という書籍(サンマーク出版)に以下のことが書いてあります。

最近の心臓神経学では、ある人が一定の心臓のリズムをつくりだしていると、その人の脳波と相手の心臓の心拍との同期化が起こりやすいという調査がされている。

  • 人間二人が会話できる距離にあるとき一方の人間が作り出す電磁信号は相手の脳のリズムに影響する。
  • 人の脳波はもうひとりの心臓の波動と調和する。
  • 人間の心臓のリズムが一定だとその人間の脳波と相手の人間の心臓の心拍が同期する。
  • 人間の脳波は対面する相手の心臓の波動に調和することができる。
  • 感謝する気持ちだとか愛する気持ち等の是正的な感情は、言葉を返さなくても相手に伝わる。
  • 人間の心臓磁界がいろいろな感情の起伏によって変調する。
  • 研究においてはその電磁界は情報として他社が受ける可能性がある。
  • これらのエネルギー交換の作動は相手に是正的な気持ち(感謝)で作り出される。
  • リズムの強さに適合できないとき、初めてあった人を嫌ったり、恩知らずが嫌われることになる。
  • 人間は是正的な気持ち(感謝等)をもつと、心拍数や血圧が下がり、消化能力も高まり、ストレスが軽減し、免疫が活発になる。
  • 否定的な感情は脳の血流が悪くなり、総合的な働きを制御する小脳が機能しなくなり肉体的な苦痛が発生する。

(*本書にはもっと細かく掲載されていますが私なりの要約です。)

 

上記のことを日々の施術の現場から仮説を立てると、信頼関係がない場合、患者さんに対して五感から感じ取る様々な情報を脳が判断して、無意識に相手に自分にとって危険があるかないか、という判断をしていると考えられます。
過去の経験上、「なんとなくこの人物は好きじゃないなぁ。」、「嫌いな上司に似ているから~。」、「服装や身だしなみが悪い。」、「タバコのにおいがして不快だ!」

「声が大きく、汚い言葉を使っている。」、など・・・五感を使ったて不快な情報を即座に脳に送ることになります。

その情報を元に、身体に様々な悪い現象を発生させることもあります。

 

先も述べましたが、「整体」という言葉はなぜか暴力的?なイメージが伴います。

その原因の一つに、テレビのバラエティ番組の影響があるのかもしれません。

多くの方がイメージするのは、「タレントがこわもての整体師に罰ゲームを受けているシーン」思い浮かぶのでは?

特に「ボキボキ・ゴリゴリ」のイメージで整体で痛いことをされるのでは?

youtubeを検索すると次のような動画があります。(整体のシーンは2分37秒あたりから)

整体って罰ゲームなんでしょうか?

こうしたイメージで何でもひとくくりに「整体は痛い」と感じさせてしまうと、

「整体」という言葉を思い浮かべただけで、全身の筋肉が緊張して痛みが増してしまうこともあります。

言葉のイメージって大切です。

共鳴という現象も回復整体の理論に通じるものがあります。

同じく、共鳴という現象も、脳に対する反応として考えると、回復整体の理論に通じるものがあります。
「Gの法則」には、五感からの刺激以外に、心臓の心拍のリズムがある種の磁場を作り、その磁場に影響を他者の身体に与えているとあります。

このことと、人間の五感から得る他者からの情報を考えてみると興味深いことがわかります。

皆さんは、他者を見ての第一印象について、「好きか・嫌いか」、「快か・不快か」という判断は脳の「扁桃核」というが行っている事を知っていますか?
(扁桃体には視覚聴覚、嗅覚、味覚など、様々な情報が集まる。それらを統合して扁桃体が興奮すると視床下部に情報を送り、ドーパミンが出されます。この時の快感が好きだという感情を生み、扁桃体の細胞に記憶されるとのことです。)

ようするに、その人物の過去の様々な経験から、相手の情報を五感を通じて情報を得ます。その経験から脳が引き出した情報と比較して、快か不快かを判断決定しているのですね。

その際に、不快な情報であれば上記で説明した心臓の心拍リズムが変化し、相手の脳の電気活動に刺激を与えているのだと思います。

五感からの刺激→脳への情報→過去の記憶から快・不快(好き・嫌い)を判断→不快であると判断→脳が身体に指令→不快反応が出る→心拍リズムが変化→相手にその情報が伝わる→相手の身体にも影響が出るという流れになるでしょうか?

整体院ですぐにでも実行できること

かみ砕いて説明しても、なんだか難しく感じてしまうかもしれませんが、整体院で直ぐに実行できることがあります。

日々の生活の中で“感謝する”ということを実行していけばいいと思います。

相手に感謝させるのではなく、手自分もしてみることだと思います。(そういう私たちも完ぺきではありませんが・・・笑)
今からでもすぐにできること。それは皆さんの施術所に来る患者さんばかりが感謝するのではなく、整体師・治療家自身も、痛みが改善した患者さんへの感謝の気持ちを大切にすることだと思います。

 

よく、プラス思考で仕事をしよう!とか言われますが、なかなかできないと思います。

でも、痛みが改善して喜んでいる方を前にして、「喜んでもらえてよかったなぁ!」と思う気持ちを当たり前だと思わず大切にしていけば、そのこと自体に感謝の気持ちを込めることはできると思います。患者さんが痛みが取れて喜んでいるところをイメージしながら仕事をすればいいと思います。

行動とイメージとプラスの思考が伴えば双方のストレスは同時に軽減されると思います。

 

お互いに是正的な気持ちで接することで、相手の心も施術家の心も良い状態になれます。
本書で説明されているような共鳴反応はこうして発生するのだと考えます。
お互いに共鳴が起きると、様々な身体的影響があらわれます。
是正的な感情が影響して、自律神経系の働きが正常になり、様々な症状が改善又は改善しやすくなります。

 

施術を行う前から、すでに施術が始まっている

ストレスは身体を硬直させ、様々な不具合が発生します。特に慢性痛の原因は骨格筋の異常な緊張を解くことが重要になります。

痛みのストレスで過剰に筋肉が緊張していれば、それが改善できるだけですごいことだと思います。

長年苦しんでいた症状を持っている方は、生活全てが痛みや症状を基準にして生活をしています。
日々の考え方のほとんどが、「これをやったら痛くなののでは?またいやな症状があるのでは?」というように、常に心にあるのは不安ばかりです。
痛みがさらに不安をよび、不安が痛みをよび・・・その繰り返しで何もできない状態となります。

なので相手に不安を与えないことが大切です。不安にさせないためには施術者自身が相手の脳(五感)に対してアプローチする必要があります。

具体的には相手(相手の脳に)敵対しない情報を与えなければなりません。

このことは回復整体の理論で最も大切な事の一つです。

回復整体の全ての手技が優しい刺激しか与えません。

手技を行う前に(相手に直接触れる前に)是正的な感情を施術者が持つことで、ある意味何もしなくても相手に様々な影響を与えることが可能となります。

施術所に来る患者さんが、「ここに来ると痛みがなくなる・・・」
整体院の経営者にとって最も誇れることはこの言葉に集約されていると思うのです。
多くの慢性的な症状を持つ患者さんは、常に不快な刺激(痛みや心理的不安)が続くため、交感神経が働き続けています。

以下その過程です。

  1. 痛みという刺激で不安になり、交感神経が興奮する。
  2. 痛みが一時的なものであれば、副交感神経が働くが、何日も、何ヶ月も続く痛みは慣れることはない。
  3. そのような不快な刺激が長期間続いたり、精神的に辛い状態が続くと交感神経が常に興奮した状態となる。
  4. すると次第に脳の視床下部のコントロールが低下する。
  5. 結果、交感神経と副交感神経のバランスが取れなくなり、外部からの刺激や精神状態が過敏になる。
  6. ほんの少しの刺激でも身体が過剰に反応することになる。
  7. 常にこの状態が続くと、実際に痛みが発生する行動をしなくても、五感からの刺激で頭の中でイメージするだけで実際に痛みが出てしまうこともある。

(上記の写真はイメージを思い浮かべて骨格筋の緊張を検査している様子です。良いイメージを与えると身体が柔らかくなります。)

 

感情で骨格が変化する実験

回復整体の検査法で以下のような実験をしたことがあります。

無作為に選んだ数人の人物に、楽しいイメージと不快なイメージをするようにあらかじめ指示しておきます。

その時、身体上の筋肉の緊張状態、身体のゆがみの程度(左右対称であるか)など検査しておきます。(比較のため撮影しておきます)

楽しいイメージとは、五感を通して自分が楽しいと思えることは何でもよいとします。
例えば、

  • 好きな色(視覚)
  • 過去に見たことのある綺麗な風景(山や川など自然のイメージ)(視覚)
  • 楽しい音楽や恋人や友人との楽しい会話(聴覚)
  • 心地よい風に素肌が感じているイメージ(触覚)
  • 美味しい料理を食べているイメージ(味覚)
  • 好みの香水の臭いのイメージ(嗅覚)

など、ほんの数十秒、自分が心地よいと思える内容を頭の中でイメージしてもらいます。

不快なイメージは、五感を通して過去においての経験をそのまま思い出し、イメージしてもらいます。

例えば、

  • 不快な色(視覚)
  • 自分が嫌いな人間のイメージ(視覚)
  • 嫌いだった上司(視覚)
  • トラブルのあった人間等(視覚)
  • 嫌いな音楽や不快な騒音のイメージ(聴覚)
  • 過去に経験した病気や怪我の痛み(触覚)
  • 嫌いな食べ物を食べているイメージ(味覚)
  • 腐った肉や汚物の臭い(嗅覚)

上記の快・不快のイメージを思い浮かべるだけのことで、無作為に選んだ対象者の身体は驚くべき反応を示します。

まず、楽しいイメージをした場合は、個人の差はありますが、筋肉が弛緩し、ゆがみが解消(左右対称)しました。

楽しいイメージをした場合とは対照的に、不快なイメージを思い浮かべた場合は100%筋肉の緊張が見られ、実験前に検査した時より、誰もが見た目で判断できるほど、身体が歪み、左右が対象でなくなりました。
更に、反応が極端な被験者のある女性は、イメージしている途中、立っていられなくなるほど実際に身体上の痛みをじていました。

実験に参加した方はその時点では全て健康な人間です。

これらは単純に過去の情報を自分の脳から検索して、それぞれ楽しいイメージや不快なイメージしただけです。
これは実験ですが、人間は毎日こうしたイメージを何万回も繰り返しているのです。

ある意味恐ろしいことかもしれません。

イメージするだけでは、実際に身体でその刺激を感じているわけではありません。

しかし、骨格筋が緊張したり、弛緩したりを繰り返します。
イメージするだけで脳はそのイメージを現実と日現実との区別をしないのです。

そのまま身体に対し良くも悪くも一変通りの情報を発信しています。

この実験では健康な人間を対象に行いましたが、これが何年、何ヶ月と病気や身体の不具合、また、心の問題で身体がおかしくなっている人間だと考えるとどうでしょうか?

毎日、痛みと身体の不具合に悩まされているのです。
いわば、自分自身で拷問を与えている状態といえるかもしれません。

それゆえ、整体師は相手の感情をしっかり把握して不快な情報を与えないことが大切だと思います。

施術の前からすでに施術が始まっている。

相手に触れることだけが整体ではありません。

共感できる整体院をめざすことが大切な理由はここにあります。

 

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