夫婦で50歳になった今、同年代の方に心から整体院の開業を応援できるのか?

第二の人生として整体院の開業を考えていらっしゃる方からの相談が多くなっています。

定年退職後に技術を学びたい、あるいは定年退職を見据えて会社に通いながら学びたい等、
それぞれの人生にあわせた相談です。

例えば相談者が50歳~60歳の場合。
■相談者「すごく悩んでいることがあります。定年まで今の会社で働けば収入は安定していて、それがなくなるのが不安です。」
○聞き手「確かにそうですよね。では、整体院を開業したいと考えたのはどうしてなんでしょう?」
■相談者「今の仕事はあんまり人に感謝されるような内容じゃないんです。なのであと何年生きられるかわからないけど残りの人生、
人の役に立つ仕事をして歳をとっていきたいと思うようになりました。
私や家族がすごくお世話になった地元で何か恩返しできるような、地域貢献のようなことができればいいなぁ・・・と。
少し前、病気で入院したこともあり不安を感じたこともあります。今は健康になりましたがもっと歳をとれば独立するなんて難しいんじゃないか?そんな体験もありました。

歳をとれば体力もなくなり頭が固くなり整体なんて学べないのでは?そうも考えました。

なので60歳を目前にした今、整体を学びたいと思うんです。

地域の方の痛みを解消して、笑顔になってもらうそんなイメージがあります。
感謝されて喜んでもらえて、仕事としてお金をいただくってことだけじゃなくって、
そういうことで自分の人生を豊かなものにしたいんです・・・

○聞き手「なるほど~よくわかりますその気持ち~ 動機がとても素敵ですね~良いと思いますよ~」
■相談者:「定年までの安定した仕事を失うってことだけじゃなく、もうひとつ不安が・・・
家族が賛成してくれるかどうかってことです。

まだ妻には話していませんが、話したとたん「馬鹿なこと言わないで!」っていわれたらどうしようかと・・・

とにかくたくさん不安があり、第一歩を踏み出せない自分がいます。

収入のこと、体力的なこと、家族のこと、学びについていけるのかか?

開業してもやっていけるのか?
考えれば不安ばかり出てきてしまいます。

しかし、整体院を開業してみたい!って気持ちも大きいんです。

その自分の気持ちを大切にしたいんですが、どうしたらいいかわからなくなるんです・・・」
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このように、「残りの人生を地域の方に立つことで恩返ししたい。」
そんな相談をうけることが多くなってきたんでですね。
私達夫婦が整体という職業で起業した時、二人とも20歳代後半でした。

無鉄砲で世間知らずで怖いもなんていない・・・若かいというだけで体力と気力だけは誰にも負けない?という感じだったと思います。

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*当時の思い出話は以下をご覧ください。
無鉄砲だった若い頃に学ぶべきことは?~官舎を出されたけどワクワクしてたあの頃パート1~
無鉄砲だった若い頃に学ぶべきことは?~官舎を出されたけどワクワクしてたあの頃パート2~
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しかし、今は違います。
上記のような相談者と年齢的に同じか近くなっているから、相手の気持ちを慮って相談を受けることができるようになってきました。

もし、私達夫婦が50歳、60歳という年齢で今から整体院を開業したらどんな気持ちで何を考えただろうか?
若い患者さんには娘たちに接するような気持ちになれるだろうし、

同年代の患者さんには自分たちと同じような気持ちで接することができるし、

患者さんの年齢や立場に合わせた伝え方ができるんだろうなぁ・・・

そんなように思えました。

こうしたことは人生経験を積んできた今だからこそ言えることです。

自分たちが歩んできた人生経験を判りやすく共感したり共鳴したり、
相手に合わせたアドバイスができると思うんです。
けれども、整体院を開業することに関してはどうだろう?

第二の人生、素敵じゃないですか!って胸を張って言えるだろうか?

一瞬不安になりましたが、そうじゃないなぁ、自分たちのことだけじゃなく私達夫婦には実績があるんだとハッとしました。

こうしたことも、同じ年代の門下生への指導経験からいえます。

決して同じ経験はできませんが、あらゆるタイプの方に合わせた指導ができます。

私たちの日本回復整体総合学院には様々な年齢の方がいて、性別も職業も生活環境も全く違った門下生の経験が詰まっている。(卒業生で最高齢は67歳の方です!)

それを指導できるのは私達夫婦しかいない。そう自負しています。

新年早々、そんなことを考えていました。

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