悪いことをした会社の社長さんの心境が分かったブログのオフ会

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気軽な気持ちで開催したブログのオフ会でしたが・・・

整体師の皆さんに向けてのブログは、

次第に整体の技術的な発信と同じくらい、収入についての話題が多くなってきました。
流行り始めのブログの影響かこの2本柱の内容で読者数がかなり増えていきました。

当時の私たちの認識は「整体で食べていける人はごくわずか」という事でした。
さらにブログのオフ会を東京で開催してみました。

話題のブログということで全国から様々な方が参加してくださいました。

当時3人の仲間とこのオフ会を開催しました。
気軽な気持ちで開催したのですが、そうは問屋が卸しませんでした。

「オフ会」というのは名前ばかり。

実際は「整体で稼げない!」、「技術的な事が不足している!」という悩める治療家・整体師からの質問攻め…と化してしまいました。
とにかくこの時、質問攻撃を浴びせられました。

 

ブログのコメントの延長線だったのです。
「どんな技術を使ったらそんなに多くの方を施術できるんですか? 」
「そんな多くの収入を本当に得られるですか? 」
「マルチ商法か何か使ってるんですか? 」

「魔法のような技術でぎっくり腰を治す?うそばっかり!」

「そんなすごい整体の集客方法があったらこの場で教えてくれ!」

「魔法の整体の集客チラシでも持っているのか?」

なんて、変な質問まで飛び交いました・・・

 

中には本気で技術を学びたい信じられる方法で指導を受けたいという方もいましたが、斜め目線で私たちに質問する方も少なくありませんでした。

和気あいあいとした雰囲気で行うはずのオフ会が、何か悪いことをしたような、例えて言うならば「不祥事で記者会見をして謝る会社社長」というような雰囲気でした。

この時初めて腰を抜かすとはこういうことか、という体験をしました。
オフ会が終わった後運動したわけでもないのに体力を消耗しそして言葉も出なくなった記憶があります。

なんて情けないと当時は思えましたが、今では笑い話の1つとなっています。

(このお話の詳細は私の著書「整体で年収2,000万の成功法則」に書いてありますのでよろしければお読み頂ければ幸いです。)

 

本当になくてはならない整体院は経済的な余裕が必須

そのようないきさつがあったため、まずは整体師の意識改革から始めなければいけませんでした。

当時は「整体でお金儲けをするなんていやらしいこと」といった考え方が多くの整体師に潜んでいました。

人のために役立つ仕事それが整体院。お金のことを考えながら施術なんかしてはいけない。
技術さえ磨けば収入は後からついてくる。

 

これらの考え方は立派で間違いないことだと思います。
しかし多くの整体師がそれを言い訳に日々の生活にも困る有様でした。

(当時は技術だけあればいずれ口コミで繁盛する。お金のことは考えず技術だけを磨いていれば経営は成り立つ。そんな指導方法を多くのスクールで指導していたのかもしれません(いまでも同じかも?))

「整体は仕事である。経営を継続することが地域の皆様の役に立つこと」

「本当のボランティアは経済的な余裕があるからできること」

 

整体師自身が日々の生活に困るような事では、よい仕事はできない。

もしも、貧乏な整体院があったなら・・・

それこそ、ドリフの大爆笑のコント「もしもシリーズ」の志村けんと同じ。
もしも、具合の悪い○○があったなら・・・のコントです。笑

整体を本業として考えるなら、継続することが最も大切。

 

例えば、無料の奉仕活動として注目されるボランティアであっても参加するためには経済的に自立していなければ意味がありません。

多くのボランティア活動は経済的余裕がある人間が行うものです。
自分が働かずボランティアに参加すれば、誰かの援助を受けて活動しているわけです。

どんなに参加者が頑張っても、間接的には誰かの援助を受けていることになります。

 

一生懸命にボランティアに参加していても、自分が働かず無収入では本来のボランティアではないと思うのです。

これでは本末転倒です。

まずは不安のない生活基盤を作ること。
ボランティアと自分の本業をごっちゃ混ぜてはダメ!

 

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