標準アプローチ法における骨格検査法/検査と観察(用語の説明)

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標準アプローチ法実技の実際

標準APP法における骨格検査法

検査と観察

■身体上の方向について

(以下は体位に関係ない方向とする)
上方=頭の方向
下方=足先の方向
前方=顔の向いている方向
後方=背中の方向

このこととは別に下記のように上肢挙上検査に於いて関節上の可動域が少ない側、硬い側を便宜上、「右が硬い」、「左が硬い」 と呼ぶ。
不調者への説明、回復ノートに記載する順番は上肢、下肢の順である。

例えば、上肢、下肢とも右側が硬ければ、「上肢の右側と下肢の右側が硬い」と表現する。
検査にしても、施術に際して手法をおこなうにしても不調者が僅かでも痛みや不具合を訴える場合は、決して痛みや不具合の発生する無理な姿勢や動作をさせてはならない。

痛みや身体上の不具合は身体から意識に発せられる生命活動を行う上でもっとも大切な情報伝達である。
このような状態は、身体に無理な負担が掛かっている事を表している。

その他、痛みや不具合で関節の可動域が極端に失われ、痛くて動かない、開かない等の際は、硬いとみなす。
このような時は即座に検査を中止し、その痛みを直ぐに解消するための回復法を行い不調者の痛みを一刻も早く解消することにつとめること。

決して相手の痛みを忘れて検査をすることを目的としてはならない。

■関節の動き

関節の多くには身体の動作の必要に応じて様々な動きが可能となっている。
関節の中には屈曲と伸展しか出来ないようなものもある。

これらの関節の動作の差は関節の構造上の違いにあると言える。
関節動作の表現(用語)は関節に特有のものもあるため、一見複雑に考えてしまいがちであるが、ここでは回復法について学習される方が理解しやすいように、以下のように表すことにする。(検査及び手法同様)

内転 体幹の中心に向かって近づく動作
外転 体幹の中心から外側に方向に遠ざかる動作
内旋 長軸を中心に、その骨が内側に向かって回る動作
外旋 長軸を中心に、その骨が外側に向かって回る動作
回内 腕、脚、長軸を中心にして内側へ回る動作
回外 腕、脚、長軸を中心にして外側へ回る動作
背屈 足が頚骨の前に向う動作
底屈 足が頚骨の前面から遠ざかる動作

これらの用語は医学用語や他の療術用語とは用いる定義とは違うので混同しないように。
便宜上わかりやすく説明するための用語である。
その他必要に応じて、これまで説明した用語を使用せず説明する場合もあるのでその都度上記の用語を念頭に入れて理解されたい。

次の記事「標準APP法における骨格検査法/仰臥位での検査」


標準アプローチ法/仰臥位・伏臥位骨格検査解説
<目次>

<標準アプローチ法のカテゴリー>

1.標準アプローチ法実技解説/ 標準アプローチ法手順について

2.標準APP法における骨格検査法/骨格検査時の注意

3.標準APP法における骨格検査法/検査と観察(用語の説明)

4.標準APP法における骨格検査法/姿見検査(仰臥位)

5.標準APP法における骨格検査法/挙上検査(仰臥位)

6.標準アプローチ法実技解説 /骨盤検査(ASIS検査)

7.標準アプローチ法実技解説 /膝の曲がりと高さをみる(仰臥位)

8.標準アプローチ法実技解説 /膝曲げ検査、膝上げ検査

9.標準アプローチ法実技解説 /股関節転位について

10.標準アプローチ法実技解説 /伏臥位での検査


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