⑨後頭部揺らし牽引回復法(頚椎の可動を広げる・椎間板の劣化収縮解消)

⑨後頭部揺らし牽引回復法(頚椎の可動を広げる・椎間板の劣化収縮解消)

このページは以下の回復整体基礎理論①~⑥の説明中の技法です。応用技法として単体でも活用可能ですが、基礎理論説明と合わせて活用ください。(この技法自体は回復基礎理論⑥からリンクされています。)

回復整体基礎理論①(身体の歪みを解消する仕組み)

回復整体基礎理論②(対症療法と原因療法)

回復整体基礎理論③(身体と脳(心)の関係)

回復整体基礎理論④(呼吸運動理論)

回復整体基礎理論⑤(可動範囲と程度と加減)

回復整体基礎理論⑥(標準アプローチ法技術解説)


⑨後頭部揺らし牽引回復法

後頭部揺らし牽引回復法は頚椎周辺の筋肉に対しての緊張の解消と揺らし動作をかけながら同時に牽引をかけることで、椎間板の劣化収縮を改善する高度な回復法である。
⑧の頚椎筋弛緩回復法同様、身体において重要な部位である頚椎に対して個別に不具合を解消して行く。

この回復法は、牽引と揺らし動作の2つを同時に行うことで相乗効果を出すことが可能となる。
後頭部揺らし牽引回復法は、相手の頚椎周辺の筋肉及び椎間板に対し、牽引と揺らし動作を用いて頚椎の自然な動きを助けることで、頚椎周辺の痛みや可動を多角的に解消し、椎間板の劣化収縮を改善する回復法である。

この回復法の注意事項は⑧の頚椎筋弛緩回復法同様であるが、更に牽引を行うことから、より一層の注意が必要となる。
無理な揺らし動作や、予期せぬ刺激は厳禁である。この手法で改善される主な部位は、⑧の頚椎筋弛緩回復法で説明した症状に加え、頚椎ヘルニアの一部の症状が改善される。

以下、後頭部揺らし牽引回復法における手順と注意事項を述べる。

ア)施術者の体勢は相手の上方(頭側)に位置し施術台に両手を乗せる形で蹲踞する。

イ)呼気で乳様突起に両人差し指をあて、その横に中指を置き、乳様突起の内側を相手から見て下方から上方に牽引をかけた状態で交互に指に力を加え揺らし動作をしていく。

ウ)牽引をした時に相手の足の先が少し動く位で行う。この時、中指だけに圧がかかっており、中指の両側の指は中指を助ける様に挟むと適度な圧がか
かりやすく、施術者の疲れも少なくなる。

エ)圧の入れ方は片方ずつで、常時牽引を解かないようにする。掌は頭部にかすかに触れる程度で挟み付けないこと。

オ)重度のめまいのある不調者にはこの手法は省略すること。

カ)揺らし動作は相手の可動範囲に応じて行い、最初はスピードは付けず、概ね10~15回程度行う。決して施術者本意の動作をしてはならない。

キ)終了する際も、ゆっくりと停止し、その後吸気で両人差し指を開放する。

下方から上方に無理なく牽引をかけていく

呼気で乳様突起内側に人差し指をあて、乳様突起の内側を相手から見て下方から上方に無理なく牽引をかけていく。

牽引をかけると同時に揺らし動作を行う

牽引をかけると同時に揺らし動作を行う。揺らし動作の際にも牽引が解けないように注意する。左右の揺らし動作の際に同じ力の牽引がかかるようにする。

相手の足先が小刻みに左右に揺れる

適度な牽引と揺らし動作がかかると相手の足先が小刻みに左右に揺れる。足先を見て、全く揺れがない場合は牽引、または揺らし動作に問題がある。

乳様突起より少し下方からはじめる

図の位置が指をあてがう乳様突起となる。最初にあてがう位置は乳様突起より少し下方からはじめると上手く牽引がかかる。

薬指を補助としても良い

黒○印の指を主に使い牽引をかける。中指に人差し指をあてがう。薬指を補助としても良い。


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